3、支払い遅れにならないためにやるべきこと
ここからは、支払い遅れにならないためにやるべきことについて解説します。
(1)エポスカードの引き落とし日と引き落とし金額を確認しておく
そもそも、エポスカードの引き落とし日を把握していない人もいるかもしれません。
引き落とし日を把握できていないと、引き落とし日までに銀行口座にお金を入金しておくという習慣を作ることができません。
ご自身が使用しているエポスカードの引き落とし日を必ず確認しておいてください。
また、引き落とし金額についても毎月必ず確認するようにしましょう。
大まかな金額の把握しか行っていないと、銀行口座の中に入っている金額より引き落とし金額の方が多く引き落としができないリスクがあります。
引き落とし金額を毎月必ず確認するようにしましょう。
(2)引き落とし日の前日までに必ず引き落とし口座に入金しておく
引き落とし日と引き落とし金額を把握したら、引き落とし日の前日までに必ず引き落とし口座に入金しておきましょう。
エポスカードは、引き落としができなかったときの再引き落としがなされませんので、必ず引き落とし日の前日までに入金しておくようにしてください。
(3)一括での支払いが難しい場合は分割払いを検討
支払いをしたくても一括での支払いが難しい場合もあるでしょう。一括払いができないときは、以下の手順を参考に分割払いを検討してみてください。
①エポスNetにログイン
まずはエポスNetにログインしましょう。スマホからもログインすることができます。
②分割変更の手続きを選ぶ
エポスNetの中に分割払いへの変更のコーナーがあるので、分割変更の手続きを選んでください。
なお、分割払いとリボ払いは今後支払うべき金額に違いが生じますので、ご注意ください。
③分割払いに変更したい項目の支払回数を選ぶ
分割払いの支払い回数は複数の選択肢があります。
分割の回数が多ければ毎月の支払い金額は少なくなりますが、その分総支払額が多くなります。
ご自身の経済状況を確認しながら、分割払いの支払い回数を選びましょう。
④変更内容を確認、注意事項を読み、申し込みをする
分割払いは総支払額に変更が生じる等のリスクがあります。
注意事項を必ず読んでから、変更内容を確認し分割払いの申し込みをしましょう。
(4)家計簿アプリ等を使い、生活支出を見直す
ついお金を使いすぎてしまう人は、根本的な生活支出を見直してみる必要があります。
お金の浪費癖がついていると、エポスカードを使い続ける限り浪費を繰り返してしまう危険性があります。
たとえば、家計簿アプリを使えば、毎月自分が何にいくら使っているかが一目でわかります。
外食が多かったり交際費が多かったりと、お金の使い方は人によって違うので、自分がお金を使いすぎている項目を確認してみましょう。
(5)お金を使うことに自制心を持つ
一度支払い遅れを経験したことがある人は、放っておくと再度支払い遅れをしてしまう危険性があります。
好き勝手にお金を使うのではなく、お金を使うことに自制心を持つようにしましょう。
お金を使いすぎてしまう人は、お金を使うこと自体が目的になっていたりストレス発散のはけ口が買い物になっていたりする人もいます。
ストレスがたまっている場合は、お金を使うこと以外のストレス発散方法を探してみるのも良いでしょう。
4、どうしても支払いが難しい場合〜債務整理手続きを検討しよう
どうしてもエポスカードで利用した金額の支払いが難しい場合は、以下の手続きを検討していきましょう。
(1)債務整理の検討
支払いが難しい場合は、債務整理の検討をしていくことになります。債務整理とは、借金の減額や免除をすることで生活の立て直しを図っていく法的手続きです。
債務整理には、
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
の3種類があります。
以下で債務整理手続きについて確認しましょう。
(2)エポスカードの支払い遅れは任意整理で解決
債務整理には上記のとおり3種類の手続きがありますが、エポスカードの支払い遅れの場合は、任意整理で解決していくケースが多いです。
①任意整理とは
任意整理とは、債権者と債務者(または債務者が依頼した弁護士)が直接交渉し、借金の減額や金利の引き直しなどを実現していく手続きです。
支払いを滞納している状況では、現実的な返済が難しい人がほとんどですから、無理のない毎月の返済を行えるよう、債権者と交渉します。
②任意整理のメリット
任意整理の手続きを取らずに支払いを滞納し続けると、遅延損害金等の発生により支払い総額がどんどん増えていきます。
任意整理は、債権者と債務者の直接交渉により成立する手続きなので、裁判所を通す必要がありません。裁判所を通すと手続きに時間がかかったり手続き自体にも細かいルールがあったりしますので、直接交渉により解決に向かえることは任意整理の一つのメリットとなります。
裁判所を通さないことから裁判費用がかからない点も任意整理のメリットといえるでしょう。
③任意整理のデメリット
任意整理はメリットばかりではなくデメリットもあります。
任意整理をすると信用情報が事故情報となり、いわゆるブラックリスト入りとなります。ブラックリストとなってしまうと、完済から5年が経過しないと信用情報は回復しません。
信用情報が回復しないと新たなクレジットカードの作成や住宅ローンを組むことができない等の不都合が生じます。
また、そもそも返済をしていけるだけの収入源がないと債権者は任意整理に応じてくれませんから、収入がない人は任意整理を利用することは難しいでしょう。
任意整理の詳細については、以下の記事を参考にしてみてください。
配信: LEGAL MALL