古いベビーカーの汚れや傷に、大切な思い出を見た『ベビー用品に刻まれた記憶』

古いベビーカーの汚れや傷に、大切な思い出を見た『ベビー用品に刻まれた記憶』

(本記事は過去の配信で人気だった記事の再掲載です)姉からベビーカーを譲り受けたため、きれいに掃除をして息子に使おうと考えていたシカ(@shika_heibon)さん。しかし、掃除を進めていくうちに、かつて使用していためいっ子の姿が目に浮かびます。すり切れた布地や使い込まれたタイヤを見ているうち、シカさんはある考えを夫に提案。思い出が詰まったベビーカーにまつわるお話『ベビー用品に刻まれた記憶』をごらんください。

お下がりのベビーカーに詰まった思い出

©shika_heibon

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息子のコスギくんが産まれ、お姉さんからベビーカーを譲り受けたシカさん。長いあいだ実家に置いたままにしてあったベビーカーをきれいに掃除をしていると、姪っ子がベビーカーに乗っているところが想像できるようになってきました。

実際に育児をするまでは、「使わなくなったものなんだし、使えたらラッキーだよね」というくらいの気持ちで借りようとしていたシカさん。小さな手で握り続けてすり切れたフロントバーの布地、汚れが蓄積されたサンシェード、細かい傷がたくさん入った車輪…今から自分の息子が乗るからこそ、そこに先客がいていろんなところへ出掛けていったことが鮮明に描けるような気がして、掃除が終わったあとベビーカーを返却することになりました。

姪のベビーカーは姪だけのものに思えた

©shika_heibon

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姉とめいっ子の間にいろいろな思い出があり、このベビーカーは姪っ子のものと気づくシカさん。夫とも相談して、息子には新しいベビーカーを買うことにしました。できる限りきれいに掃除をして姉に連絡をすると、シカさんの子育て話を聞いてまたベビーカーをひと目みたい気持ちになり、「ベビーカーを引き取る」と告げられます。

後日、お姉さんはもう大きくなってベビーカーには乗れないめいっ子と共に、たくさん思い出話をしたそうです。シカさんの姉と同じように、たくさんの場所にベビーカーを持って出掛けた方もいるのではないでしょうか。ぐずって降りたいと泣いた日も、新しいものに目をキラキラと輝かせた日も、まるで戦友のようなベビーカーに何度も助けられましたよね。

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