餃子に入れる野菜と言えば、キャベツや白菜などが主流ですが、レタス農家が入れるのはやっぱり…レタス! 長野県川上村の農家、新海智子さんに教わった「無限レタス餃子」は、なんと肉の2倍の量(!)のレタスを、たっぷりと使用。独特の食感とあっさり風味で、いくらでも食べられるという噂なんです。真相を確かめるべく、作ってみますよ~!
農家直伝【新鮮レタスの見分け方】フレッシュなほど葉先がピーン!重さで調理法を変えると…更においしい⁉
毎日暑くて体がヘトヘト。そんな方にオススメしたいのが、レタスです!
「レタスには胃の働きをよくしてくれるビタミンUが含まれているので、夏バテなどで食欲のないときにはぜひ食べてほしいです! また、たくさんの水分が含まれているので、水分補給にもなりますよ」(新海さん)
今回紹介するのは、レタス農家おすすめの夏にぴったりな餃子レシピ。さっそく作っていきましょう!
シャクシャク食感がか・い・か・ん~!「無限レタス餃子」
材料(2人分)
レタス…6~7枚(200g)
豚ひき肉…100g
餃子の皮…1袋
にんにく…1/2かけ
しょうが…1/2かけ
ゴマ油…大さじ2
A
しょうゆ…大さじ1
酒…大さじ1
片栗粉…大さじ1
ゴマ油…小さじ1
こしょう…少々
作り方
1.レタスを1cm角に切る。にんにくとしょうがはみじん切りにする。
2.ボウルに1とひき肉、Aの調味料を入れて混ぜる。
食感よく仕上げるため、こねすぎないのがコツ!
ざっくりと全体が混ざればOKですよ。
3.2を餃子の皮で包む。
4.フライパンにゴマ油を中火で熱し、餃子を並べて焼き色をつける。
5.焼き色がついたら、熱湯100ml(分量外)を入れてフタをし、蒸し焼きにする。
6.水気がなくなってきたらフタをとって強火にし、水分を飛ばして完成。
今回の餃子用に酢じょうゆと新海さんおすすめの”塩こしょう酢”を用意。まず定番の酢じょうゆで食べてみると…シャクシャクッとしたレタスにジュワ~ッと肉汁が口いっぱいに広がります。レタスって火を通すとこんな食感になるんだ、とびっくり! 軽い口当たりでクセになるおいしさです。
続いて、酢に塩ひとつまみ、こしょうをたっぷり入れた”塩こしょう酢”で食べてみます。
おーっ! 酢のすっきりとした酸味とこしょうの刺激が加わって、今日みたいな暑い日にぴったりの爽やかな味わい。お酒のおつまみとしても最高です。猛暑日にキンキンに冷えたビール、そしてあっさり美味なレタス餃子に”塩こしょう酢”を用意して…想像するだけでたまりません!
「この餃子は義母がよく作って持ってきてくれるんです。いつ食べてもおいしいですね」(新海さん)
みなさんもぜひ作ってみてください♪
レタスを手でちぎるのはワケがある!?
レタスと言えば、手でちぎるイメージがありますが、包丁ではなく手でちぎるのには”ワケ”があります。
「レタスにはポリフェノールが含まれていて、空気に触れると酸化して赤くなります。そして、このポリフェノールは包丁の金属にも反応するんです。包丁でレタスを切ると刃が当たった部分がより早く赤くなってしまうので、サラダなどの生食の場合は手でちぎるのが良いですよ♪」(新海さん)
ちなみに、赤くなった箇所は傷んでいるわけではないので、食べても問題はありません。
「すぐ加熱する場合は今回のように包丁でOK。包丁なら何枚もまとめて切れるので楽ですよね」(新海さん)
これからレタスを食べるときは、ちぎる・切るをうまく使い分けたいと思います♪
新海農園
新海智子さん
2006年、結婚を機に一大レタス産地、長野県の川上村へ移住。農業経験のない状態から、夫が継いだ農業に共に従事する。現在は、5ha(ヘクタール)の畑を管理しながら、メインのレタスのほか、ハクサイなどの葉物を中心に栽培している。女性農業者が自ら幸せを創造できるようにと、KURASHI FIT PROJECT(暮らしフィットプロジェクト)を主宰して講師も務めるほか、農林水産省農業女子PJメンバー、長野県食と農業農村振興審議会佐久地区部会委員など多方面で活躍中。
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配信: あたらしい日日