【あさイチレシピ】ゴマ香る「最強の豚肉のしょうが焼き」が夏バテに効きまくる件!管理栄養士も太鼓判!

【あさイチレシピ】ゴマ香る「最強の豚肉のしょうが焼き」が夏バテに効きまくる件!管理栄養士も太鼓判!

管理栄養士nnaokortです。先日、NHK朝の情報番組『あさイチ』で人気日本料理店の荻野聡士シェフが紹介していたのは、ゴマが香る上品な風味の「最強の豚のしょうが焼き」。「豚肉のしょうが焼きの作り方を今更教わらなくても大丈夫!」と思った方、ちょっと待って!シェフのレシピは口当たり、風味、味わいどれをとっても”格上”です。まさに最強な仕上がりになるので、ぜひ作ってみてください。

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ポイント1*肉をやわらかく仕上げる秘訣はあの野菜たち!

レシピの秘訣となる野菜とは…。
すりおろした玉ねぎ&しょうがです。双方に含まれる酵素がタンパク質を分解してくれ、やわらかく仕上がります。
ちなみに玉ねぎは総量で1個使いますが、初めに「まるのまま」1/4個分すりおろします。このほうが玉ねぎ1/4個分を切ってからすりおろすより、断然すりおろしやすい。その後で、残りの玉ねぎ3/4個分を串切りにしていきましょう。


ポイント2*片栗粉で香ばしく焼き上げるとタレも絡みやすく

豚肉を焼く前に、肉に片栗粉をふっておくと肉の焼き縮みを防ぎ、味も絡みやすくなります。中華料理の酢豚やチンジャオロースなどをイメージするとわかりやすいでしょうか。お肉の周りにタレが絡みつき、お肉をギュッと噛むと肉汁もタレも口の中に広がりますよね。和風のしょうが焼きでも同じ効果が得られます。

【材料】2人分

豚バラ肉(薄切り)…250g

(漬け地)
玉ねぎ(すり下ろす)…1/4個
しょうが(すり下ろす)…1/2かけ
酒…大さじ1

片栗粉…適量
玉ねぎ(くし形切り)…3/4個
ピーマン(斜め切り)…2本

(タレ)
しょうゆ…大さじ2と1/2
みりん…大さじ2と1/2
酒…大さじ1
砂糖…小さじ1
しょうが(すり下ろす)…1/2かけ

サラダ油…大さじ1
ゴマ油…小さじ1
白すりゴマ…各小さじ1
キャベツ(せん切り)…80g

1.ポリ袋にすりおろした玉ねぎとしょうが、酒を入れて混ぜ、漬け地を作ります。

2.豚肉は、長さ7〜8㎝に切ります。

カットした豚肉は1の漬け地に入れて揉み、5分ほど置きます。こうすると、肉をやわらかくすると同時に香りをつけることができるそう。

3.ボウルに、しょうゆ、みりん、酒、砂糖、すりおろしたしょうがを入れて混ぜ、タレを作ります。

ここで2の豚肉をバットに広げます。茶こしなどを使い、片方の面にだけ片栗粉を薄くふっておきましょう。

4.フライパンにサラダ油を引き、中火で温めます。
ちなみに、公式レシピには「フッ素樹脂加工のフライパンに」とありましたが、筆者は鉄のフライパンを使用しています。

5.4の豚肉を、片栗粉をふった面を下にし、2回に分けて入れます。肉のまわりの色が白っぽく変わったら、奥へ寄せましょう。

6.フライパンの手前に、くし形に切った玉ねぎを入れて中火で1分ほど炒めます。

7.さらにピーマンを入れて、全体を炒め合わせます。

8.3のタレを回し入れ、水気が少なくなるまで中火で2分半ほど炒め合わせます。

9.ゴマ油とすりゴマを加え、ひと混ぜします。

10.器に盛り、キャベツのせん切りを添えて完成。

『あさイチ』では炒める野菜にピーマンではなく、グリーンアスパラを使っていましたが、これから暑くなる夏には旬のピーマンが最適!と選んでいます。ピーマンは年中スーパーに並んでいる定番野菜ですが、旬は6~9月頃。色が濃くて、艶のあるものを選びましょう。

ちなみに、夏にピーマンがおすすめの理由ですが…。それは、ビタミンCが豊富だから。ピーマンのビタミンCは熱に強く、今回の豚肉のしょうが焼きのような炒め料理にぴったり。ビタミンCは皮膚のメラニン色素の生成を抑え、日焼けを防ぐ作用があります。陽射しが強い夏にぴったりの野菜なんですよ。

「最強の豚のしょうが焼き」を食べてみた!

しょうが焼きはわが家でも定番のおかず。「いつものしょうが焼きと本当に違うの?あまり変わらないのでは?」と期待と不安を胸に箸をとりました。

まずはお肉から食べてみると…。
口当たりが優しく、タレが舌の上にしっとりと乗る感じです。「これは片栗粉の効果だ!」と直感。しょうが焼きは焼き過ぎるとお肉が硬くなり、タレの味が舌を強く刺すように感じることがあります。けれどこのしょうが焼きは片栗粉の効果で、やさしくふんわりしたお肉の食感が感じられ、タレの風味もじっくり味わえます。
しっかり、いつものしょうが焼きから格上げされていました!

しょうがの香りが鼻からふんわりと抜けていくのもうれしいところ。筆者はいつもしょうがをせん切りにして炒めていたのですが、すりおろすことによって香りがより強くなるように感じました。
また、すりゴマとゴマ油も少し入れるだけなのに、なんと上品な風味に仕上がるのでしょうか。こういったところにもプロの料理人の力量を感じます。

そして意外に効果的だったのは、玉ねぎの存在。炒めた玉ねぎは、しゃきしゃきした食感と甘みが出てしょうが焼きのタレと好相性です♪

小さいお子様は、しょうがを辛く感じるかもしれないので、タレに入れるしょうがの量を調節してもいいと思います。でも、これくらいしょうがを感じられるほうが、「THEしょうが焼き」と堂々と言えるかもしれませんね。

夏には豚肉のしょうが焼きがおすすめの理由

豚肉に含まれるビタミンB1は別名「疲労回復のビタミン」とも言われている夏に強い味方の栄養成分が含まれています。また、しょうがのピリッとした辛さは「ジンゲロール」「ショウガオール」という成分です。生のしょうがには「ジンゲロール」が含まれていますが、加熱すると「ショウガオール」に変化します。この「ショウガオール」は胃腸を刺激し内臓の働きを活発にしてくれて、冷え性の改善にもつながると言われています。

夏になると、暑さで「食欲がわかない」「疲れやすい」などと感じる方もいらっしゃいます。そんな時は、豚肉としょうがのパワーで体を元気にできるといいですよね。
今回の「最強の豚のしょうが焼き」なら、食べて元気をもらえるのはもちろん、しょうがの爽やかな香りのおかげで、食べる前から食欲を増強させてくれること間違いなしですよ!


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≪参考文献≫

書籍:
板木利隆 監修、新・野菜の便利帳おいしい編  高橋書店


WEB:
公益財団法人 長寿科学振興財団 健康長寿ネット https://www.tyojyu.or.jp/net/

JAグループ https://life.ja-group.jp/

配信元

あたらしい日日
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世界が目まぐるしく変わってゆく今だからこそ、自然を身近に感じながら、自分らしく、気持ちよく暮らしたい。『あたらしい日日』は、そんな思いを抱くすべての女性のためのライフスタイルメディアです。「食」や「農」の話題を中心に、“あたらしい暮らし”に合う食べ方、住み方、働き方、遊び方、自分の磨き方…などを提案します。
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