FPが教えるスマホ決済のお得な買い物術!意外と知らない自治体とのキャンペーンも!

FPが教えるスマホ決済のお得な買い物術!意外と知らない自治体とのキャンペーンも!

ファイナンシャルプランナーの大野先生が、上手なスマホ決済の使い方について教えてくれました。最近色々なお店で利用できるようになっている「スマホ決済」。よくわからないから…と使っていない方や、逆に手軽なのでついつい使いすぎてしまっているかも…とお悩みの方はぜひチェックしてみてくださいね。


数年前からスマホ決済が普及し始めましたが、新型コロナウイルスの影響もあり、現金とは異なる非接触型の決済としてさらに利用できる場所が増えてきました。支払いが便利な一方で、使いすぎが心配な方もいらっしゃると思います。

今回はスマホ決済の概要、キャンペーン、使い方の注意点とその対策についてお伝えいたします。

1.スマホ決済とは

スマホ決済とは、一般的にスマートフォンにアプリをインストールして、現金の代わりに支払いをすることです。大まかに分けると、「QRコード決済」と「非接触IC決済」に分類されます。

QRコード決済とは?

「QRコード決済」はスマートフォンに表示されたQRコードやバーコードを会計時に読み取ってもらうか、店舗等の専用QRコードをスマートフォンで読み取ることによって支払いを行う決済方法です。

主なものは、au PAY、PayPay、d払い、楽天ペイ、LINE pay、ゆうちょPay等があります。

非接触IC決済とは?

「非接触IC決済」は従来からある非接触型のカードタイプの電子マネーなどをスマートフォンでも使えるようになったものです。スマートフォンに搭載されたNFC・FeliCa・Bluetoothなど無線通信系の技術を利用して決済ができます。スマートフォンのアプリにクレジットカードやデビットカード、電子マネーなどを登録しておき、支払時にスマートフォンをレジなどの端末にかざして決済します。

主なものは、Suica・PASMO・ICOCA等の交通系ICカード、楽天Edy・nanaco・WAON等の電子マネー、iD・QUICPay等のクレジットカードがあります。

2.スマホ決済独自のキャンペーン

スマホ決済の利用促進を行うために、チェーン店の電子クーポンの付与やポイントアップのキャンペーン等が実施されています。また、自治体独自のアプリや企業のアプリと協力して、利用額に応じたポイント付与をするなどのキャンペーンを実施している自治体もあります。


例えば、PayPayでは、2022年8月1日時点の予定で、花巻市(岩手県)、酒田市(山形県)、石岡市(茨城県)、柏市(千葉県)、墨田区・西東京市・国分寺市・武蔵村山市(東京都)、甲府市・大月市(山梨県)、浜松市(静岡県)、岡崎市・江南市(愛知県)、大津市・米原市(滋賀県)、加古川市(兵庫県)、出雲市(島根県)、呉市(広島県)、対馬市(長崎県)、西之表市(鹿児島県)、豊見城市(沖縄県)などの自治体にあるキャンペーン参加の店舗でPayPayの決済をすると15%~30%(自治体ごとに設定が異なります)のポイントが付与されるキャンペーンを行っています。なお、別の期間では、上記とは異なる自治体でキャンペーンを開催している場合もあるようです。


また、神奈川県では、2022年7月19日(火)~11月30日(水)の期間に、au PAY、d払い、はまpay、LINE pay、楽天ペイのいずれかに紐づけた、「かながわPay」を利用することで、利用金額の10%または20%のポイントが付与される「かながわPayキャンペーン第2弾」が開催されています。


多くの場合、利用者の住所でなく、店舗の所在地がキャンペーン実施の自治体であれば、ポイントが付与の対象となりますので、近隣や通勤途上の自治体でキャンペーンが実施しているか確認すると良いでしょう。

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