アラサー主婦いくらさんの初めての出産をマンガで紹介します。現在の時刻は21時半。破水もしていて陣痛間隔が1〜2分と陣痛が進んでいるので、子宮口7cmぐらい開いているだろうと信じて疑わなかったいくらさん。家族もそう思っていましたが、助産師さんに子宮口を確認してもらうと、なんとまだ子宮口5cm。その場にいた全員が驚き、固まってしまいました。しかしいくらさんは前向きな言葉を言うことで平常心を保ち、焦りを無くして絶対産むんだ!! と強い気持ちで頑張るのでした。
いくらさんが絶対に産むぞ!!と決意してから2時間が経ちましたが、まだ生まれる気配はありません……。
いくらさん息して!
再び病室に来た助産師さんに子宮口を確認してもらうと7cm。このままだとお産が長引いて、出産が朝の4時になることを先生から聞いたいくらさん。
しかし、先生は陣痛促進剤を使えば朝の1時ごろ産まれると言います。陣痛促進剤に関するしんどいエピソードをたくさん見ていたいくらさんは、絶対に使いたくないと思っていました。しかし「早く産まれるなら……!」と、様子を見ながら少しずつ陣痛促進剤を入れてもらうことにしました。
やがて、陣痛促進剤の効果が出てくると、痛みのステージが変わってきました。時間が経つにつれていくらさんは痛みに対して自制できなくなってしまいます。
「いくらさん息して!」
「赤ちゃん苦しいよ!」
助産師さんや旦那さんに言われました。自制できなくなってしまったことで、陣痛の波がくるたびに赤ちゃんの心拍が下がっていたのです。
その後、いくらさんは、助産師さんや旦那さんに励まされながら、なんとか陣痛の波を一つ一つ乗り越え、ひたすら時間が経つのを待ったのでした。
◇ ◇ ◇
助産師さん曰く、陣痛促進剤とは、子宮の収縮を強める作用がある薬剤とのこと。陣痛が弱くこのままの陣痛では出産まで至らない場合などに、母体の体力が奪われ、胎児にも危険が及ぶ可能性もあるため、陣痛促進剤を使って陣痛を強めることがあるのだそうです。陣痛中は落ち着いて考える余裕がないかもしれません。出産前から、陣痛促進剤について産院に確認するなどして理解しておくと良いかもしれませんね。
著者:マンガ家・イラストレーター いくら
作者(いくら)・夫(シャケ)の同い年夫婦と、2020年生まれの息子(おにぎり)の3人のおにぎり一家。Instagramで育児漫画、夫婦漫画、妊娠出産レポなどを投稿している。
配信: ベビーカレンダー(パパママ)
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