【調理の超裏ワザ】ブロッコリーがステーキ味になる⁉焼くと驚くほど“肉感あふれる”らしい…試してみた!

【調理の超裏ワザ】ブロッコリーがステーキ味になる⁉焼くと驚くほど“肉感あふれる”らしい…試してみた!

栄養満点で使い勝手のいいブロッコリー。かなりの頻度で食卓に上がる、いわば名脇役ってところ。これまで茹でる、蒸す、煮込むの調理法で加熱していましたが、なにやらもっとおいしくなる方法があるとテレビ番組『あしたが変わるトリセツショー』が伝えていました。教えてくれたのはフレンチのシェフ。その方法は…「焼く」。焼くとどういうわけかお肉の味がする!というのです。さっそく試してみましょう。

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房の部分はつぼみ!花を咲かせるために害虫から身を守る成分が備わっている

ブロッコリーはアブラナ科アブラナ属の緑黄色野菜で、わたしたちが食しているのはつぼみと茎。これから花を咲かせて種を実らせるわけですから、害虫に食べられないためにブロッコリーは防衛策を講じています。それが「イソチオシアネート」という辛み成分。これはアブラナ科の植物に共通して含まれ、同じ種である「菜の花」のほろ苦さもイソチオシアネート由来なのだそうです。

このイソチオシアネート、150℃以上の熱を加えるとステーキを焼いた時のような香りを放つと言います。え、野菜なのに肉?と驚きますよね。『あしたが変わるトリセツショー』では、肉を焼いた時とブロッコリーを焼いた時の香りの変化がとても似ていると紹介。肉もブロッコリーも「焙煎香」と「硫黄成分由来の香り」の立ち上がり方がほぼ同じなのだそうです。

フレンチシェフが考案の「薪焼きブロッコリー」

ブロッコリーのおいしい食べ方を紹介していたのが福島県いわき市のフレンチレストラン「HAGI」のオーナーシェフ・萩春朋さん。ブロッコリーを丸ごと焦げ目がつくまで焼く、というシンプルな調理法です。こうすると、まるで肉を焼いた時のような香りが生まれて、主役を張れる一品料理になると言います。萩シェフのインスタグラムにも薪の写真がありました。お店でも薪焼き料理を提供しているようですね。

ただ、家庭では薪でグリルなんて出来ませんよね。萩シェフは自宅でもおいしい焼きブロッコリーを作れるようアレンジしたレシピを紹介していました。さっそく作ってみましょう。

焼きブロッコリーは焦げが命!オーブントースター250℃で焼いてみよう!

【材料・2人分】
ブロッコリー…100g
オリーブオイル…大さじ1.5
塩…ふたつまみ
カマンベールチーズ…1個

1. ブロッコリーを小房にカットし、オリーブオイルと塩をよく絡めます。

小房が大きい場合は半分に切って、大きさをそろえます。房の部分にオイルがしっかり付くように絡めます。

2. カマンベールチーズの上部をカットします。

上の皮を取っておくと、焼いた時にトロッとなっておいしそうですね。

3. 耐熱皿の中央にカマンベールチーズ、そのまわりにブロッコリーを並べます。

カットした断面が下になるように置くのがポイントです。

4. 250℃のオーブントースターで約15分焼きます。

しっかりと焦げ目が付くまで焼くのがポイントだそうです。トースターが無い場合は魚焼きグリルにアルミホイルを敷いて、強火で約7分焼いても作れるそうです。

15分ではこの通り。焦げ目があまり付かなかったのでさらに3分加熱しました。小さい音でチリチリッと小房が焼ける音がしてきました。期待が膨らみます。

最初は焦げすぎかも…と不安な香り。少し経つと…こんがり甘い香り!

わが家のオーブントースターの場合、250℃で18分加熱しておいしそうな焦げ目が付きました。

小房のつぼみがきつね色になっていますね♪ フライパンではこのような焦げ目は付かないので、トースターの実力を感じます。

濃い甘みと軽い香ばしさ♪ 今まで食べたブロッコリーとはまるで違う!

茹でたり蒸したりしたブロッコリーにはない甘さと香ばしさがあって驚きました。コーンのような甘さに似ているという印象です。つぼみがこんがりと焼けたことで、噛んだ時にサクサクとした軽い食感もあってとてもおいしかったです。ブロッコリーの印象がガラッと変わりました。

肉は焼いたら脂っぽい香ばしさがありますが、ブロッコリーは油分が無いのでさっぱりとした軽い香ばしさが漂っていました。個人的にはブロッコリーの香ばしさの方が好み!「ステーキのような」はやや言い過ぎのような気がしますが、ブロッコリーからは想像できない風味を楽しめます。

オリーブオイルと塩だけの味付け、トースターで焼くだけなので調理も簡単。カマンベールチーズと一緒に焼くことでごちそう感もたっぷり!これはホームパーティーメニューに使えます♪焦げを気にせず、ブロッコリーがきつね色になるまで焼くのが大成功のカギですよ。

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あたらしい日日
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世界が目まぐるしく変わってゆく今だからこそ、自然を身近に感じながら、自分らしく、気持ちよく暮らしたい。『あたらしい日日』は、そんな思いを抱くすべての女性のためのライフスタイルメディアです。「食」や「農」の話題を中心に、“あたらしい暮らし”に合う食べ方、住み方、働き方、遊び方、自分の磨き方…などを提案します。
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