先日、TBS系バラエティ『マツコの知らない世界』で特集されていた「自衛隊メシ」。自衛隊メシといえば、海上自衛隊のカレーが有名ですが、それに対抗すべく、今、航空自衛隊の「唐揚げ」ならぬ「空上げ(からあげ)」が熱い！らしいです。全国の航空基地でご当地「空上げ」を作っているなかでも、マツコさんがいいね！と食いついたのは、和歌山県にある串本分屯基地の「紀州梅空上げ」。わたしも同感！さっそく作ってみることに。
【タモリレシピ】衣用の粉は3種！タモさん流「鶏の唐揚げ」はふっくらジューシー♡ウマさの秘密は”二度揚げ”
「より上を目指す！」というアツい想いが詰まっている！
「空上げ(からあげ)」とは、全国の航空自衛隊基地の給食で提供される鶏の唐揚げのこと。このユニークなネーミング「空上げ」には、航空自衛隊みんなで”より上を目指す！”というアツい想いが込められているんだとか。「航空自衛隊」と「唐揚げ」を掛けただけではなかったんですね…。
航空自衛隊の「空上げ」への力の入れようはかなりのもので、航空自衛隊公式HPで全国の基地のオリジナル「空上げ」レシピを紹介しているほど。しかも、”スペシャルコンテンツ”として…。
串本分屯基地「紀州梅空上げ」のレシピもそこに掲載されています。レシピは4人分でしたが、今回は2人分の材料で作ってみました。
串本分屯基地「紀州梅空上げ」の材料と作り方
【材料】(2人分)
若鶏もも肉…300g
紀州梅干し（塩分10%）…50gグラム
◆漬け込み液
和風だしの素（顆粒）…小さじ2分の1
しょうゆ…小さじ2分の1
みりん…小さじ2分の1
料理酒…小さじ2分の1
水…25ml
◆衣
小麦粉…適量
片栗粉…適量
◆揚げ油
サラダ油…適量
おっ！料理の材料に欠かせない、塩とこしょうがない！しょうゆもみりんも使う量はごくわずかなので、この唐揚げの味つけは、ほぼ梅干しってことですね。味がついていない唐揚げはがっかりしますが…大丈夫？
少し不安ですが、調理開始♪
塩もこしょうも使わずにおいしい唐揚げはできるのか!?
【作り方】
1. 梅干しを果肉と種に分けます。
2. 鍋に水と梅干しの種、和風だしの素、しょうゆ、料理酒、みりんを入れ、アルコールを飛ばしたら火を止めて冷まします。
梅干しの種を入れのはなぜ？ 調べてみると、梅干しの種はほのかな酸味づけになるのだそう。ちなみに魚を煮るときに梅干しの種を入れると、魚の臭みを消してくれる効果もあるそうです。
2人分の材料にしたので沸騰するのはあっという間でした。種の酸味をつけるためにも水の量を少し増やしてもよさそう。
3. 2の漬け込み液から種を取り除き、梅干しの果肉と混ぜてペースト状にします。4人分作る時はミキサーを使うと簡単。今回は2人分なので包丁で叩いてペースト状にしました。
4. 一口大に切った鶏肉と3を混ぜ、1時間漬け込み下味をつけます。ただ、一晩漬けると梅の風味が一層引き立つそうなので、一晩漬けることに。
5. 一晩漬け込んだ鶏肉がこちら。見た目はほとんど変わりませんが、味がなじんでしっとりしたような…。ほんのり梅干しの甘い香りがして、いい感じ♪
6. 小麦粉と片栗粉、5を混ぜ、165℃できつね色になるまで揚げれば出来上がり。低い温度から揚げるので7分ほどかかりました。火加減は中火。衣は、あまりつけすぎないほうがいいそうです。
揚げているときから甘くて爽やかな梅の香りが立ちのぼり、食べる前からおいしそう♪
完成しました！
では、いただきます！
うううううまっ!!! おいしいーーーーー。塩もこしょうもしていないのにしっかり味がついていて、そして、やわらかい！
一晩寝かせてよかった。梅干しの甘味と酸味がほのかにします。ですが”梅干し”という強い主張はなく、とってもまろやか♡
冷めてから食べてもおいしくて、お弁当のおかずにもいいと思います。
カリッと揚げられたら、なおよかったのですが…。それはわたしの今後の課題としておきましょう。
実は一口味見をしたら、もう1個、もう1個と止まらず、写真を撮る前にかなり唐揚げが減ってしまい、残ったのはこれだけ（笑）。
それほど、おいしかったんです！
たとえ、カリッと揚がらなくとも十分おいしいので作ってみて！
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配信： あたらしい日日
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