トマトの食べ方と言えば、この季節はサラダ、マリネなどが思い浮かびますよね。でも、知ってましたか?トマトは加熱すると急に本気を出して、甘味や旨味が増すんです!そこで今回作ったのは、トマト農家直伝の「ぶ厚いトマトのジューシ~ステーキ」。厚めにスライスしたトマトを焼いて、とけるチーズをのせるだけのシンプルレシピながら至高の旨みかも…。では、加熱トマトの感動体験、作って詳しく食レポしますね~♡
【農家直伝】甘みマックス青臭さゼロ「あえて加熱!トマトジュース」まさかの「シミ予防効果」も!?(農家談)
今回、レシピを教えてくれたのは、愛知県設楽町で夫の金田百人さんと一緒にトマトを生産しているくみ子さんです。
「うちで育てているトマトは、『りんか』という品種。真っ赤に熟してもくずれにくく甘味があるので、チーズとの相性が抜群なんです」(金田さん)
今回のトマトステーキにぴったりの品種なんですね~。もちろん、レシピに使うのは他の品種でも大丈夫!なるべく実の大きなトマトを選んで作ってみましょう♪
焼けばトロトロ天国へ!「ぶ厚いトマトのジューシ~ステーキ」
材料(2~3人分)
トマト(大)…2個(400g)
オリーブオイル…大さじ1
塩・こしょう…各少々
とけるチーズ(スライス)…10枚程度(スライスしたトマトの枚数分)
作り方
1.トマトはヘタを取り、2cmの厚さの輪切りにする。
なるべく肉厚に切っていきます。
2.フライパンにオリーブオイルを熱し、トマトに焦げ目がつく程度に焼く。
ひっくり返して両面に焦げ目をつけます。
3.塩、こしょうをふり、とけるチーズをのせる。
スライスチーズやピザ用チーズなど、家にあるチーズでどうぞ。
4.チーズがとけたら出来上がり。
チーズの香りが食欲をそそります!
フォークでトマトを切ってすくってみると…うわぁ、トマトもとろとろダァ~♡
頬張ると、口いっぱいにトマトの甘味が広がって、とろとろチーズがからんで…天国!!
期待はしていましたが、予想を超える旨みの洪水に絶句しちゃいました!
「耐熱性の器を使えば、オーブントースターや電子レンジでも調理できますよ」(金田さん)
マッシュルームやスライスしたタマネギを合わせてもイケますね~。
これは、トマトレシピの中でも至高ともいえるおいしさで、メインを張れる満足感。でっかい完熟トマトを見つけたら、ぜひ作ってみて~♡
一時たりとも目が離せないトマト栽培
愛知県の東部「奥三河」と称される地域に位置する設楽町は、豊かな自然に囲まれた場所。夏でも冷涼な気候を生かしたトマト栽培が盛んです。
収穫は、6月ごろから11月ごろまで続くそうです。
「真夏より、1日の気温差がある6月ごろや9月以降に出回るトマトのほうが、糖度が高いんです」と、金田さん。
ふむふむ…ということは、これから秋にかけて出回るトマトは、焼けばさらに甘くおいしくなる、というわけですね♡
「トマトは、ビニールハウスで栽培しているのですが、暑い季節に蒸れないように、天井が開閉できるようになっているんです」(金田さん)
おおっ、ハイテクです!
「でも、トマトは雨に弱いから、天気予報や雲の動きには夫婦ともども常に敏感になっています。雨が降り始める前に天井を閉めないとね」(金田さん)
収穫時期は夫婦で一緒に外出することはできず、必ずどちらかが留守番をして、急な天候の変化に対応できるようにしておくそうです。これは大変だ…。
店頭に並んでいるトマトは、このように片時も目を離さず、手塩にかけて育てているのですね。農家のみなさんに心から感謝していただきます!
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金田(かなだ)くみ子さん
愛知県設楽町で、夫の金田百人(ももと)さんとともに、トマト栽培に従事する専業農家。栽培品種は、桃太郎の系統「りんか」。農作業を始める前と終えた後は、お手製のトマトジュースで水分と栄養補給を欠かさないほか、農作業中は、その場でもいだトマトに塩味をつけて、水分と塩分を補給。トマトの恵みを存分に受け取りながら、栽培と出荷、トマトレシピの考案にも励んでいる。
配信: あたらしい日日
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