300日問題とは?離婚後に出産した子の父親を正しく届け出る方法

300日問題とは?離婚後に出産した子の父親を正しく届け出る方法

5、離婚後300日問題で弁護士に相談・依頼するメリット

離婚後300日問題に直面して困ったときは、弁護士に相談・依頼することが解決への早道となります。具体的には、以下のメリットが得られます。

(1)最適な解決方法をアドバイスしてもらえる

離婚後300日問題の解決方法は、前記「2」でご説明したように4種類あります。

しかし、実際に問題に直面した方にとっては、どの方法がよいのか、手続きをどのように進めればよいのかなど、分からないことも多いことでしょう。

そんなときは、弁護士に相談するだけでも、状況に応じて最適な解決方法をアドバイスしてもらえます。

一人で悩んでいるだけでは、子どもの無戸籍問題などで悩み続けることにもなりかねません。弁護士の知恵を借りることで、具体的な解決策をとりやすくなります。

(2)元夫への対応を代わりに行ってもらえる

離婚後300日問題を解決するために裁判所の手続きを利用する際には、元夫の協力を要する場合もあります。

しかし、元夫の協力を得ることが難しい場合もあるでしょうし、そもそも元夫と連絡を取りたくないという場合も多いことでしょう。

弁護士は、依頼を受ければ代理人として元夫への対応を代行してくれます。

あなた自身は元夫と直接のやりとりをすることなく、裁判所の手続きを進めることが可能となります。

元夫が協力を渋る場合も、弁護士を相手にすれば、説得に応じて協力してくれる可能性が高まります。

(3)複雑な法的手続きを任せることができる

前記「2」では、「嫡出否認の訴え」、「親子関係不存在確認調停」、「認知調停」などの法的手続きをご紹介しましたが、いずれも、少し複雑な手続きとなっています。

一般の方が自分で手続きを進めるためには、多大な労力と時間を要することが多いですし、手続きに失敗してしまうおそれもあります。

弁護士は複雑な法的手続きもすべて代行してくれますので、一度の手続きでスムーズに問題を解決することが期待できます。

まとめ

現行民法のもとでは、離婚後300日以内に生まれた子どもは、元夫の子であると推定されてしまいます。

この推定を覆し、実の父親を戸籍上の父親とするためには、何らかの特別な手続きが必要となります。

安心して子どもを育てていくためには、スムーズに戸籍上の問題を解消したいところでしょう。

そのためには、弁護士の力を活用することをおすすめします。

離婚後300日問題に直面した方は、まずは弁護士の無料相談を利用してみてはいかがでしょうか。

監修者:萩原 達也弁護士

ベリーベスト法律事務所、代表弁護士の萩原 達也です。
国内最大級の拠点数を誇り、クオリティーの高いリーガルサービスを、日本全国津々浦々にて提供することをモットーにしています。
また、所属する中国、アメリカをはじめとする海外の弁護士資格保有者や、世界各国の有力な専門家とのネットワークを生かしてボーダレスに問題解決を行うことができることも当事務所の大きな特徴です。

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