
●熱血ママ友は要注意?
よくいえば、教育熱心なママ友ですが、それも行き過ぎると、ただの迷惑なママ友に…。ネット上では、こんな熱血ママ友が。
チームに入る条件として、「車は大勢で乗れるワゴンタイプ」「土日は家族総出で子どもの様子を見学」「親もそのスポーツの経験者であり、かつ、審判やコーチができる」などの、細かい要求をしてくるママ友夫婦がいたのだとか。当然チームとして決まっているわけではありませんが、それらの条件をクリアしていなければ「チームに入るな!」という圧力をかけまくっていたそう。
他にはこんな話も。試合に勝ちたい気持ちもわかりますが、チームのなかには、少しだけ下手な子もいますよね。そういう子が試合に出場し、何かミスをすると、「いい流れが台無し!」「もっとちゃんとした子を入れて!」と、周りにも聞こえるくらいの大声で、話すママ友もいるのだとか。応援するママ友全員で、お揃いのTシャツにするなど、勝負にかける想いが強すぎるママが増えているようですが、他のママ友たちとの温度差は、意外に大きいようです。
●お金にまつわるママ友トラブル!
スポ少では、お金の管理を任される会計担当のママがいます。毎月の月謝から監督やコーチへの手当、チームとして必要な用具の購入、車を出す人のガソリン代など、収支の管理をする仕事です。一般的に、年度末の保護者会などで、収支報告書を提出することになっているようですが、何度催促しても会計報告をしてくれないママ友も少なくないのだそう。
また、ネット上で散見されたものですが、スポ少ママ友みんなに借金して回るママ友もいるのだとか。金額は数千円のママもいれば何万円も貸したというママも。お金の管理が怪しいママ友は、他のママ友から距離を置かれがちの傾向が…。
●ママ友のせいで子どもまで被害?
きっかけはさまざまですが、ママ友トラブルで、グループから仲間外れにされるという話も、珍しいことではないのだとか。しかし、ターゲットはママだけではなく、子どもにまで及んでしまうケースも…。せっかく子どもが楽しんでやっているのに、ママ友付き合いの都合で、何もしていない子どもまで仲間外れにされてしまう。このような理不尽なトラブルがあとを絶たないようです。
また、子どもの前では気丈に振る舞っていても、実は子どもが気づいていることも。「ママがつらそうにしているから、もう行かない!」という子どもたちも意外に多いのだそう。
スポ少は誰が主役なのか、もう一度考え直してみてください。スポーツとなると、勝敗が絡むことなので、熱くなるのも、もちろんわかります。しかし勝ち負けよりも、子どもの成長に目を向けてあげるべきなのかもしれませんね。
(文・明日陽樹/考務店)