抱っこ紐ケープがおすすめな理由
抱っこ紐ケープは、抱っこ紐で抱えた赤ちゃんをすっぽりくるむケープです。「必要ない」という意見もありますが、様々なメリットがあるので、赤ちゃんのためにも用意しておくことをおすすめします。
赤ちゃんを日差しや寒さから守る
赤ちゃん連れでの外出は大変ですが、パパやママにとっては楽しいひとときでしょう。しかし、夏の日差しや冬の寒さには注意が必要です。
赤ちゃんは体温調節がうまくできないので、気候のよい秋冬も例外ではありません。急に暑くなったり、日が落ちたとたん肌寒くなったりするなど、気温が大きく変わることがあるからです。
抱っこ紐ケープを赤ちゃんに被せることで、紫外線や寒さからガードできます。抱っこしているときだけでなく、ベビーカーに装着して日除けやブランケットとして使えるものもあるので、お出かけ用に1枚用意しておくと便利です。
気温に合わせて調節がしやすい
「外は暑いのにお店に入ったら冷房が効きすぎていて寒い」「寒いからと厚着をしてきたら暖房で汗をかいてしまった…」大人でもこんな経験はあるのではないでしょうか?赤ちゃんにとってはなおさらです。
抱っこ紐を使っていると、汗を拭いたり服を脱ぎ着させたりするのもひと仕事でしょう。外出先では赤ちゃんを下ろして着替えをさせるスペースを見つけづらいこともあります。
そんなときも抱っこ紐ケープを使っていれば、ケープを掛けたり外したりして、ある程度対応が可能です。気温に合わせて調節しやすいだけでなく、赤ちゃんに必要以上の厚着をさせる必要もなくなります。
急な雨や雪にも便利
テーマパークやキャンプなど、屋外のレジャーでは急に雨や雪に降られることもあるでしょう。「傘を持って行けばいい」と思うかもしれませんが、赤ちゃんを抱っこ紐で抱えている場合、パパやママが傘を差すだけでは十分に防げない可能性があります。
しかし、赤ちゃんを濡らさないようにと傘を低く構えると、パパやママが周囲の確認をしづらくなるため危険です。特に人の多い場所や交通量の多い道路沿いでは、赤ちゃんを庇いながら安全にも注意しなくてはなりません。
撥水・防水加工がされた抱っこ紐ケープなら、足までしっかりカバーすれば赤ちゃんを濡らさずに済みます。パパやママの心配もぐっと軽減されるでしょう。
抱っこ紐ケープ選びのポイント
「抱っこ紐ケープを使ってみたい」と思っても、選び方が分からず困ってしまう人も多いでしょう。たくさんの商品のなかから「これだ」という1枚を選ぶために、チェックしたいポイントを紹介します。
季節に適した素材を選ぶ
抱っこ紐ケープは、使用する季節に適した素材のものを選びましょう。
赤ちゃんは汗かきなので、夏なら熱のこもりにくい薄手の生地やメッシュ素材など、通気性がよく吸湿性のある生地がおすすめです。近年では冷感素材や遮熱素材など、より快適さが期待できる生地を使用したものも発売されています。
冬はボアやフリース、ダウンなどの、風を通しにくく防寒性の高い素材がおすすめです。赤ちゃんに直接触れる裏地は、起毛素材などの柔らかく肌触りのよいものが適しています。
春と秋には少し肌寒いときに掛けられるように、適度な厚さの生地を用いた抱っこ紐ケープがおすすめです。
UVカット・防水などの加工がしてあると安心
紫外線対策は今や1年を通じて不可欠とされています。デリケートな赤ちゃんの肌にはなおさらです。春夏用だけでなく、秋冬用でもUVカット加工済みの素材を用いた抱っこ紐ケープを選びましょう。
撥水・防水加工がしてあるものなら、急な雨や雪でも赤ちゃんを濡らさずに済みます。雨の多い季節のお出かけには、常備しておくと安心です。
花粉ブロック加工の有無もチェックしましょう。花粉は大人だけでなく赤ちゃんにとってもアレルゲンになる可能性があります。アレルギー症状がすぐに出ることは少ないとはいえ、予防はしておくべきでしょう。春や秋には特に注意が必要です。
抱っこ紐のサイズに合うものを選ぶ
日除けや紫外線対策・防寒・雨除けなどを目的にするなら、抱っこ紐ケープは赤ちゃんの足まですっぽり覆える大きさがあるかどうか、確認が必須です。
「防寒用に購入したのに、赤ちゃんの足がはみ出してしまった」など、大きさが合っていないと、抱っこ紐ケープの効果が十分得られません。抱っこ紐のサイズだけでなく、赤ちゃんの月齢や体格に合わせて選ぶことも大切です。
抱っこ紐ケープの多くは、市販されている抱っこ紐のほとんどに適合します。しかし、なかには専用のケープでなければ使えない抱っこ紐もあるので、自分の持っているものに使えるかを必ずチェックしましょう。
クリップタイプなら着脱しやすい
抱っこ紐ケープを着脱する機会は意外に多いものです。留め具がクリップタイプのものなら、抱っこ紐やベビーカーへの取り外しがさっとできます。
入ったお店と外気温の差が激しいときも、調節しやすく便利です。パパやママが1人ですぐに着脱できるのもメリットでしょう。
また、クリップタイプはスナップタイプと異なり、布が挟めればどこにでも取り付けられます。しっかり留められるので、知らないうちに外れて落ちてしまったり、赤ちゃんの顔に被さってしまったりする心配もありません。赤ちゃんの服に留めて、おくるみのように使うことも可能です。
夏におすすめの抱っこ紐ケープ
夏用の抱っこ紐ケープは、紫外線や日差しから赤ちゃんをガードする機能と、熱のこもりにくい通気性を兼ね備えたものが理想です。赤ちゃんの夏のお出かけを快適にしてくれるおすすめの抱っこ紐ケープを紹介します。
ケラッタ「抱っこ紐ケープ」
抱っこ紐やベビーカー用のケープとしてはもちろん、授乳ケープ・ブランケット・おくるみ、そして赤ちゃんが成長してからはマントと6通りに使える抱っこ紐ケープです。
通気性と速乾性に優れた生地はさらりとした肌触りで、夏の暑さから赤ちゃんをガードします。また、UVカット加工によって、紫外線遮蔽率98.2%・UPF(UVカットの世界的基準値)50+と、高い紫外線防御力を実現しているのもメリットのひとつです。
着脱の簡単なワンタッチクリップ式で、赤ちゃんとケープの間に隙間を作らないように調節すれば、虫や飛沫もブロックできます。
・ケラッタ「抱っこ紐ケープ」
BRILBE「抱っこ紐ケープ」
高いUVカット効果で赤ちゃんの体感温度を3度下げてくれる抱っこ紐ケープです。抱っこ・おんぶ・ベビーカー用と3通りの使い方ができます。撥水加工済みなので、急な雨のときにはレインケープとしても使用可能です。
お出かけの際にはバッグに入れておくとよいでしょう。赤ちゃんの首元から足先までしっかり覆う袋状の形で、はだけにくく地面からの照り返しはもちろん、泥はねも防いでくれます。
生地は速乾性があり、汗を素早く吸収して排出する吸収分散作用で、赤ちゃんの肌をさらりと快適に保ちます。ワンタッチクリップ式で抱っこ紐やベビーカーへの取り付けも簡単です。
・BRILBE「抱っこ紐ケープ」
キッズミオ「UVカット くま耳付き ベビーケープ」
大きめフードのくま耳が赤ちゃんの可愛さを引き立てる抱っこ紐ケープです。紫外線を吸収・反射するコーティングを生地の表面に施すことで、紫外線カット率95%を実現しました。赤ちゃんに着せるだけで、紫外線からしっかりガードしてくれます。
ケープには便利なカンガルーポケット付きです。赤ちゃんを抱っこしたまま、左右どちらからでも手を入れられるので便利です。すぐに取り出したいティッシュやウェットシート、鍵や財布などを入れておけば、近くなら手ぶらでも出かけられます。
固定用のクリップは、抱っこ紐やベビーカーに簡単に取り付けられるワンタッチ式です。
・キッズミオ「UVカット くま耳付き ベビーケープ」
stallion「抱っこ紐ケープ」
赤ちゃんを紫外線からしっかりガードしながら、通気性がよくさらりとした生地で熱のこもりにくい構造です。
紫外線対策用としてはもちろん、冷房の効きすぎやキャンプなど屋外での冷え防止用にも活用できます。ゆったりサイズのフードも、紫外線対策や冷え対策に効果を発揮してくれるでしょう。
開閉の簡単なワンタッチクリップで、着脱もスムーズです。抱っこ紐からベビーカーに付け替えるときも、赤ちゃんを待たせずに済むでしょう。蒸れにくいオープン式の裾や、男女問わず使えるデザインなど、様々なメリットのある抱っこ紐ケープです。
・stallion「抱っこ紐ケープ」
冬におすすめの抱っこ紐ケープ
冬用の抱っこ紐ケープは、赤ちゃんを寒さから守る防寒性や保温性が第一です。装着しているパパやママも暖かくお出かけできるおすすめの冬用抱っこ紐ケープを見ていきましょう。
ケラッタ「抱っこ紐 防寒ケープ」
風を通しにくいポリエステル素材の表地と、暖かいボア素材の裏地で、スマートなシルエットと防寒性・保温性を両立した抱っこ紐ケープです。赤ちゃんの足元を包み込むフットマフや、キュートなくま耳付きのフードも暖かさを高めています。
パパやママが手を入れられるハンドマフも付いているので、親子でぬくぬくのお出かけができるでしょう。
抱っこ・おんぶ用ケープやベビーカー用ブランケットとして、3wayで使用可能です。抱っこの際に活用できる背部バックルも付いているので、風の強い日でも安心して使えます。ベビーカーに装着するときは、固定用のスナップも使うとよいでしょう。
・ケラッタ「抱っこ紐 防寒ケープ」
ソラ「抱っこ紐ケープ」
中身にはダウン90%・フェザー10%、裏地にはボア100%を使用した、抜群の暖かさが魅力の抱っこ紐ケープです。抱っこやおんぶ用・ベビーカー用・ブランケットなどの用途に加えて、傘と同じレベルの撥水加工で雨除けとしての機能も備えています。
紫外線を98%以上カットするUVカット加工や、ホルマリン検査クリア済みなど、品質や安全性にもこだわった製品です。また、ケープに絞りを付けることで、フィット感も高めています。新生児でも足が出にくいので、隙間風が入る心配もありません。
素早く着脱できるボタン式で、どのような場所でも取り付けや取り外しに手間取らずに済みます。
・ソラ「抱っこ紐ケープ」
日本育児「3wayコンフィケープ」
軽くて保温性の高いポリエステル繊維「シミュレーテッドダウン」使用で、ダウン並みの暖かさを実現した抱っこ紐ケープです。裾は袋状になっている上、伸縮調整ゴムが付いているので、絞れば足元からの外気の侵入も防げます。
ケープの表面は撥水加工済みで、多少の雨なら赤ちゃんが濡れることもありません。また、サイドにはスリット式のポケットが付いています。よく使う小物を入れておけるだけでなく、パパやママが手を入れて温めるのにもピッタリです。
抱っこ・おんぶ・ベビーカー用の3通りに使えます。抱っこ紐やベビーカーのフレームにボタンで固定するだけなので、着脱も簡単です。
・日本育児「3wayコンフィケープ」
stallion「抱っこ紐 防寒ケープ」
裏地のモコモコのボアが赤ちゃんを包み込んで、寒さから守ってくれる抱っこ紐ケープです。フード付きで表地は撥水加工済みなので、急な雨や雪でも内側にしみ込みません。赤ちゃんが濡れたり冷えたりする心配も不要です。
ふちにはゴムが入っており、赤ちゃんにしっかりフィットして足先までカバーしてくれます。固定は着脱の簡単なクリップ式で、ベビーカーに取り付ければブランケットとしても使用可能です。
1枚あれば、冷たい風が気になる冬の外出も安心でしょう。寒いからといって、赤ちゃんとのお出かけを諦めたくないパパやママにおすすすめです。
・stallion「抱っこ紐 防寒ケープ」
春秋におすすめの抱っこ紐ケープ
春夏にも抱っこ紐ケープは必需品です。紫外線対策は1年を通じて必要であり、また急に気温や天候が変化することも考えられます。お出かけに備えておくと安心な、春秋用の抱っこ紐ケープを紹介します。
スモルビ「抱っこ紐ケープ」
耐久性に優れたアウトドア製品用の生地を使用することで、約180gという軽量化と様々な機能性の両立を実現した抱っこ紐ケープです。生活防水加工済みなので、外気や風だけでなく、雨や春・秋に気になる花粉やPM2.5などの有害物質からも赤ちゃんを守ってくれます。
裏地は通気性のよいメッシュ素材です。春や秋はもちろん、夏でも赤ちゃんが快適に過ごせるでしょう。UVカット加工や生地安全テスト済みで、安全性も確保しています。
フード下にはスナップ付きポケット、ケープ本体にはカンガルーポケットが付いているので、鍵・財布・ハンカチ・ティッシュなど、大切なものや外出時に持っておきたいものを入れておけます。
・スモルビ「抱っこ紐ケープ」
ピトレスク「オールシーズンケープ」
マウンテンパーカーをモチーフにした、男女問わず使えるシンプルなデザインの抱っこ紐ケープです。紫外線98%カットや防花粉・防風・防湿など様々な効果を持つ素材を使用しています。もちろん撥水加工済みです。
裏地には、通気性・吸湿性のある綿100%のワッフル地を使用しています。1年を通じて快適に使えるでしょう。
また、赤ちゃんの体格や身長に合わせて調節できるよう、反射材付きのドローコードがあるのも特徴です。つば付きのフードにも付属しているので、しっかりフィットさせられます。装着しやすいクリップ式で、抱っこ紐用・ベビーカー用の2通りの使用が可能です。
・ピトレスク「オールシーズンケープ」
バディバディ「花粉対策・静電気防止 4wayケープ」
花粉を寄せ付けにくく落としやすいポリエステル材・ドーデンを使用した、フード付きの抱っこ紐ケープです。
導電繊維・ベルトロンが、湿度の低い環境下でも摩擦による帯電を抑え、繊維状の静電気を取り除くことで花粉が付きにくくなっています。家庭での手洗いが可能なので、清潔さをキープできるのもメリットです。
新生児期の横抱きから対面の抱っこ・おんぶ・ベビーカー用の4通りに使えます。ケープの裾はドローコードで絞れるだけでなく、センタースリット入りでズボンのようにフィット感を高めることが可能です。赤ちゃんの足元までしっかり覆ってくれます。
・バディバディ「花粉対策・静電気防止 4wayケープ」
抱っこ紐ケープはほかのもので代用できる?
抱っこ紐ケープのメリットや必要性を知っても「本当に必要なのかな?」「何かで代用できないかな?」と考えてしまう人もいるでしょう。抱っこ紐ケープの代わりになるものはあるのか、チェックしてみましょう。
ブランケットやストール
ベビーカー用のブランケットとしても使える抱っこ紐ケープもあることから、形状の似ているブランケットやストールでよいのではないかと考える人もいるかもしれません。
結論からいえば、代用することは可能です。しかし、ブランケットやストールでは赤ちゃんをすっぽり包み込む十分な長さや幅がないことがあります。抱っこ紐やベビーカーにも固定しづらいのもデメリットです。
しっかり固定できないと、手が動かしにくかったり、ずり落ちやすかったりして使い勝手も悪くなります。知らないうちにどこかで落としてきてしまったということにもなりかねません。
大人用のアウター
大人用のダウンジャケットやパーカーなどのアウターを赤ちゃんに掛けて、袖を後ろで縛れば抱っこ紐ケープ代わりになります。抱っこ紐の肩紐に袖の部分を通して赤ちゃんをくるみ、ボタンを留めてもよいでしょう。
簡単にできるだけでなく、大人が外出用に着ていたものを利用するので、荷物にならないのもメリットです。
ただし、アウターを脱いで使用するので、真冬は大人が寒い思いをする可能性があることは覚悟しておきましょう。「我が子のため」と思えば我慢できるかもしれませんが、あくまで急に寒くなったときの応急処置に留めておいた方がよさそうです。
まとめ
抱っこ紐ケープは、赤ちゃんの快適なお出かけにぜひ備えておきたいものです。紫外線・花粉・ホコリ・寒さなどから、赤ちゃんが刺激を受ける可能性があるからです。
季節に合わせた生地を選び、気温や環境に合わせてこまめに着脱しましょう。また、急な天候の変化にも抱っこ紐ケープは有効です。
ベビーカーにも使えるものを選べば、赤ちゃんとのお出かけがますます楽しくなることでしょう。