避難・救助のために「災害・避難カード」を作ろう&スマホに「緊急情報」を登録しよう

避難・救助のために「災害・避難カード」を作ろう&スマホに「緊急情報」を登録しよう

災害時にあわてないよう、避難先に持ち出すものを書いておこう

災害がおきたときにはあわてて、前もって決めていたことを忘れてしまいがちです。忘れ物をとりに戻って津波に巻き込まれてしまった例も数多くあるため、避難先に移動を開始した後は、安全確認が取れるまで忘れ物をとりに戻ってはいけません。
まとめられるものは、なるべく非常用持ち出し袋に入れておきますが、身分証明書や印鑑など一緒にできないものをリストアップして、災害・避難カードに書いておくと、避難先の確認と同時に持ち物のチェックができるため便利です。

災害時に持ち出すものについては、こちらの記事で紹介していますので、参考にしてみてください。

外出先での災害にそなえて、いつも持ち歩きたい防災ポーチの作り方

非常用持ち出し袋(防災リュック)の中身&重さをチェック!避難所への持ち物を準備しよう

持ち出すものリストの例

防災ポーチ
非常用持ち出し袋
健康保険証
お薬手帳
年金手帳
印鑑(認印で可)
身分証明書(マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなど)
キャッシュカード
現金

その他、常備薬、眼鏡、入れ歯、生理用品、おむつなど、人によって必要なものは違ってきますので、災害・避難カードに書き加えておきましょう。

なお、大規模な災害がおきた時には、通帳や印鑑、キャッシュカードが無くても、口座番号と身分の証明で預金を引き出せるよう特別措置がとられることがあります。このとき、顔写真付きの身分証明書があるとスムーズに身分の確認ができます。

また、災害時は盗難が増えるため、貴重品を自宅に残すか避難所に持っていくかどうかは難しいところです。こちらの記事で災害時の盗難について紹介していますので、参考にしてみてください。

貴重品をどう守る!?災害で増える盗難、避難時の防犯を考えよう

家族と会えなくなったときに備えて、家族の写真を持ち歩こう。

災害・避難カードとは別に、家族の写真をもっていくことをおすすめします。
避難所などで家族と落ちあえず会えなくなったとき、他の人に探してもらったり、家族を見かけた人がいないか訊ねたりする場合にとても役立ちます。

スマートフォンに顔のわかりやすい家族の写真を入れておくのもよいですが、バッテリー切れなどで使えなくなることも考えてプリントしたものもあると安心です。
とくに子どもはスマートフォンをもっていなかったり、家族の様子をうまく説明できないこともありますので、プリントした写真を持たせるようにしておきましょう。

関連記事: