東出昌大の人たらしに「週刊女性」が取り込まれた? 唐田えりかの体当たりな”近況”にもエール


「週刊女性」10月18日号(主婦と生活社)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 今朝、北朝鮮から発射された弾道ミサイル。NHKでは緊急ニュースが放送され、連続テレビ小説『舞いあがれ!』が総合、BSプレミアムともに中止になってしまった。昨日からはじまったばかりなのに――。前作『ちむどんどん』が妙な盛り上がり方をしただけに、今回の放送開始早々の事態が今後にどう影響するのかしないのか。逆になんだか、ワクワクする。

第620回(9/29〜10/4発売号より)

1位 巻頭グラビア「山暮らしの一部始終を独占ロングインタビュー! 東出昌大」

特集記事「東出昌大 『キツネにタヌキ、蛇や昆虫も食料です』」

参照「唐田えりか 大乱闘ロケで覚悟の8回首絞めプレイ」(すべて「週刊女性」10月18日号)

2位「好きな嫌いな メガネ有名人」

「ジャニーズタレント 『このパーツが好き』ランキング」(ともに「週刊女性」10月18 日号)

3位「いしだ壱成 『1日限定ホスト』舞台裏密着」(「週刊女性」10月18日号)

 「週刊女性」があの俳優を異常に“推し”ている。先週、狩猟をしながら山生活をする東出昌大のところに行き、直撃インタビューに成功、特集記事として掲載した「週女」だが、それだけでは飽き足らなかったらしい。先週に引き続き、今週も東出を取り上げているのだが、その持ち上げっぷりがすごい。

 まずは巻頭カラーグラビア。チェーンソーを持って微笑む東出、野外で薪でお湯を沸かす東出、山を歩き食料を探す東出、薪用の木の株を持つ東出――。そんな素敵でワイルドなショットが6枚! カラー4ページも使って紹介される。もちろん東出の素敵でワイルドな“山暮らしインタビュー”付きだ。

 そして、インタビューはグラビアページだけでは収まらなかったようで、特集記事に持ち越される。グラビアにプラス2ページの誌面を割いて、東出の自給自足生活が紹介される。こんなふうに。

「僕は何でも食べますね。キツネは淡白で脂身は少ないんですが、噛めば噛むほどコクがあって、ジャーキーみたいに味を凝縮した感じが口に広がります。タヌキはロードキル(道路上で起こる野生動物の死亡事故)で死んだものを食べることがあるのですが、狩ったものと違い、血抜きがされていないので美味しくはないですね」

「食べられなかったものはないかな。蛇は美味しいですよ。蝉も食べてみましたが、日常的には食べないかも」

 まるで自給自足のワイルドな山生活の食レポのようだが、そんな東出の現在の生活を詳細に紹介、さらに「骨太なドキュメンタリー作品で知られる森達也監督が初めて手がける、来年公開予定の劇映画『福田村事件(仮)』への出演も決定」と仕事の宣伝もしてあげる。

 「週女」、すごい入れ込みようである。以前から言われていたことだが、やはり東出って人たらしなんだろうね。直撃取材に訪れた記者とすぐに打ち解けて、取り込んじゃう。これで女癖が悪くなかったら、もう少し常識があったら――どうしても、そう考えてしまう。

 渡辺謙という世界的有名な父を持つ杏という有名女優と結婚、3児をもうけたのに、不倫スキャンダルを起こし芸能界追放の危機に。それでも東出を守ろうとした所属事務所だが、その後、性懲りもなく東出は別の女性と地方の撮影現場で密会、これまたバレて事務所を解雇――。

 しかし、その後もなんだかんだとマスコミに取り上げられ、今回の「週女」のように好意的なマスコミも現れる。今回の山暮らしにしても、山中で車がパンクした時に偶然助けられた人物からタダで山小屋を借りることになったというのだから、すごい。そして、すでに地元住民ともすっかり打ち解けているというのだから。少しヌケているように見えるから、放っておけないのか!? 周りの人にも恵まれるという人徳(?)ぶりだ。

 捨てる神あれば拾う神あり、といったところだが「週女」には、もうひとつ気になる記事が。それが東出凋落のきっかけとなった不倫スキャンダルの相手・唐田えりかの近況だ。

 記事によれば徐々に活動を再開しつつある唐田が、80年代の女子プロレスを描いたドラマに出演が決定、体当たりの演技を見せているという。そして記事では唐田にこんなエールを。

「女優としての新たな覚悟を見せた唐田。不倫騒動でついた“極悪イメージ”は、身体を貼って吹き飛ばせ!」

 東出祭りといった感の、今週の「週女」だった。

 そんな「週刊女性」で今週目についたのが「アンケート」企画。読者にさまざまな事象や人物に対するアンケートをとって、その結果を分析、紹介するというやつだが、今週号では2本もアンケート企画が掲載されている。アンケート企画が同じ号で2本って多くない? しかも今週だけでなく、近々でも“カラオケランキング”やら“抱かれたい芸人ランキング”やらと、最近の「週女」でやたらアンケート企画が多いような。好評なのか?

 それはさておき、今週のアンケート企画のひとつが「好きな嫌いな メガネ有名人」だ。好きトップは星野源、以下、水谷豊、宮川大輔、中村倫也、なるほど。そして嫌いな1位は宮川大輔、以下、古舘伊知郎、藤森慎吾、近藤春菜、だって。

 そして記事によると、このアンケートは「インターネットランキングサイト『Freeasy』にて9月上旬、40歳以上の女性2000人を対象に実施」したものだとか。アンケートの出典が明記されていて、その結果もなるほどと思わせる。

 しかし、もうひとつのアンケート企画「ジャニーズタレント『このパーツが好き』ランキング」にはそうした出典が記されていない。そもそも好きなジャニーズタレントならまだしも、“顔パーツランキング”ってなによ? 若干意味不明だが、記事によるとこのアンケート「全国の20代から50代の女性1200人に聞いた」とあるだけ。

 一方のメガネランキングはランキングサイトを明記し、一方はなし。怪しい……。こんな変則的というかヘンテコなテーマのアンケートだからこそ、その調査方法を明記してほしかった。

「週刊女性」はいしだ壱成も推していた

 そういえば、「週刊女性」はこの人も推していた。いしだ壱成。さかんにその近況を紹介し、本人のコメントも掲載している。そして今回、いしだが新宿の有名店で1日限定ホストをするというお話。記事では、もちろん、いしだ本人がコメントを寄せているのだが――。

「(マスコミの取材にテキーラで酔って)“1日の売り上げ5000万円!”とかメチャクチャ高い目標を語っちゃって。まあ、それくらいのお金を出してくれそうな友達は、いるにはいるんですけど」

 5000万円をホストクラブで出してくれそうな友達って――いつも心配になる、この人の大言壮語。

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サイゾーウーマン
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料理や収納など暮らしに関する情報や、芸能、海外ゴシップの最新ニュースを連日発信中。ほかにも、皇室や女子刑務所のウラ話、万引きGメンの現場レポなど、個性豊かなコラムも展開。ほかとは異なる切り口で、女性の好奇心を刺激する記事をお届けします。
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