管理栄養士のともゆみです。最近話題の「冷凍コンテナご飯」はすでにご存じの方もいるかと思います。耐熱容器に下ごしらえしたおかずをすべて詰め込んで、あとは冷凍庫に入れるだけ。食べたいときに容器ごとレンチンすれば、1食分がすぐ出来上がるというもの。時短料理研究家のろこさんが考案しました。今回は、先日の日テレ系のニュース番組『news every.』で紹介していた「混ぜそば」レシピを試してみます!
【手作り冷凍食品⁉】「冷凍コンテナご飯」なる”お弁当の超裏ワザ”試してみた!レンチン5分で豚肉弁当編
冷凍コンテナご飯とは?
耐熱の保存容器(コンテナ)に食材や調味料などを入れて冷凍しておき、使いたい時にコンテナごと電子レンジで加熱しただけで出来上がるというものです。簡単にいうと”手作り冷凍食品”ですね!
冷凍コンテナご飯の調理にはコンテナ型の耐熱容器を使います。
冷凍と電子レンジにかけられるもので、出来ればふたも電子レンジ可能なものが便利です。
カップはシリコンカップでも、電子レンジ可能な使い捨てのものでも構いません。
今回は700mlの平型の容器と使い捨てのカップを使います。
ではさっそく作ってみますね。
「サバみそ混ぜそば弁当」
【材料】
焼きそば用の中華蒸し麺…1玉
サバのみそ煮の缶詰…1缶(115g)
青ねぎ…2本(20g)
ミニトマト…4個
バター…8~10g
【作り方】
中華蒸し麺はほぐさずにそのまま容器に入れます。
焼きそば用の麺は、表面に油がコーティングされているので電子レンジで加熱後にほぐれやすく味も絡みやすいです。
サバみそ缶を汁ごと入れます。
ミニトマトはレンジで加熱したとき破裂しないようにつまようじで1か所穴を開けてから入れます。
青ねぎはキッチンバサミで小口切りにします。
ちょっと余談なんですが、このキッチンバサミとても便利です。
分解できるので、汚れても清潔を保てます。
これは生協で1500円くらいだったと思いますが、同じように分解できるものが近所のスーパーで1280円で売っていましたよ。
話を元に戻します。
最後にバターを真ん中にのせてふたをします。これで下準備は出来上がりです。
これを冷凍庫へ入れます。
食べたいときに冷凍庫から取り出します。
ふたをななめにずらして、電子レンジ600Wで7分加熱します。
出来上がりました。
よく混ぜて出来上がりです。
麺がくっつかず混ぜやすいです。
ではこのままいただきます。
ほぉ、この材料でこうなりますか!
想像していた味とはだいぶ違いました。
実はわたし、サバみそ缶がちょっと苦手なんです。このお料理、調味料を入れず味付けはサバみそオンリーなので、サバみそ缶味の焼きそばなのだと覚悟して食べました。
…でもわたしの予想とは違い、サバ感もみそ感も薄れていて麺に絡まるたれの味はトマトの旨味と合わさりコクのある味わいに。一般的なサバみそとは別物の味でした。わたしがサバみそ缶を苦手としている理由の臭みもトマトの酸味でかき消され、おいしく食べられました!
みそとトマトはどちらも旨味成分のグルタミン酸が含まれており、旨味の相乗効果でさらにおいしくなるとろこさんはおっしゃっていましたが、ほんとうにその通りでした。サバみそ缶の料理をしたことがなかったのですが、トマトとこんなに相性がいいことを初めて知りました。これはおすすめ!
栄養素について
サバと言えば、青魚。青魚と言えばEPA・DHAが豊富に含まれています。
わたしが使ったサバ缶の表示は115g当たりEPAが1265mg、DHAが1725mgでした。たっぷり入っています。
EPAは血液をサラサラにして動脈硬化や心筋梗塞を防ぐ効果があります。DHAは脳の神経組織の機能を高めて、認知症を防いだり、学習能力を高めてくれたりします。また、脳細胞と網膜に有効に働くほか、コレステロールや中性脂肪を減らしてくれます。
この「サバみそ混ぜそば弁当」は1日仕事をして夕飯作りの気力がないときや、ひとりランチのときなどにも便利です。あと、わたしが留守にするときの家族のご飯に「チンして食べてね~」など、いろんな場面で役立ちそう。けっこうボリュームがあるので、男性でも満足できると思いますよ。
参考にしてみてくださいね。
配信: あたらしい日日