学習机の椅子の選び方は?おすすめ商品もチェック

第182回 みんなが共感!ママのお悩み
子どもの学習机の椅子は、どのように選ぶのが正解なのでしょう。様々な種類の椅子があるので、子どもにとってベストなものが分からなくなる人は少なくありません。学習机の椅子の選び方や、おすすめの商品などをチェックしましょう。

学習机の椅子の種類

家具店へ行くと様々な種類の学習机の椅子が並んでいるので、どれを選ぶべきか迷うことがあります。

どのような種類があるのか知らずに選んでしまうと、後から「あっちにしておけばよかった」と、後悔することになりかねません。種類ごとの特徴を知り、子どもに合うものを選びましょう。

安定感のある木製椅子

学習机の椅子のなかでも木製のものは「重み」があり、座り心地が安定しているところが魅力です。勉強中に椅子に安定感がないと、集中しづらくなります。

木製の家具で統一している子ども部屋との相性がよく、上質な素材にこだわったものや、おしゃれなデザインのものが豊富です。学習机を木製にするなら、椅子のテイストも合わせるとよいでしょう。

椅子の足元に収納スペースが設けられていて、ランドセルなどを収納できる作りになっているものも多く販売しています。子どものころから、上質な家具を使わせたい人におすすめです。

機能性が高く使いやすい回転椅子

回転椅子は座っているとき簡単に体の向きを変えられ、座ったり立ったりしやすいという特徴があります。レバーを操作するだけで「座面の高さ」や「奥行」を調節できるなど、機能性が高いものが豊富です。

オフィスチェアに近いデザインが多く、重い椅子を動かすのが困難な小さな子どもでも簡単に扱えます。しかし、活発な子どもだと回転椅子をおもちゃ代わりにしてしまうことが心配です。

座っているときに回転をロックできるタイプや、回転の有無を操作できるタイプを選ぶと、必要に応じた使い方ができるでしょう。

姿勢をサポートするバランスチェア

バランスチェアは座っているときの姿勢をサポートし、正しい姿勢へと導いてくれる椅子です。通常の椅子とは違い、「膝」で体を支えて腰にかかる負担を分散します。

自然な前傾姿勢を保ったまま作業できるので、肩こりなどの不調がある人でも使いやすい椅子です。ただし、座り方が独特なため、子どもによっては使いづらさを感じる場合もあります。

勉強に集中しているときはよくても、リラックスしたいときにはくつろぎにくさを感じることもあります。できれば、購入前に家具店などへ行って、実際の座り心地を試してから決めるとよいでしょう。

子どもが使いやすい学習机の椅子の選び方

大人が問題なく使える椅子でも、子どもにとっては使いづらいことがあります。子どもが使いやすい学習机の椅子の選び方を見ていきましょう。

高さ調節が可能か

学習机の椅子は、高さ調節ができるタイプを選びましょう。大人とは違い成長盛りの子どもは体格が大きく変化するので、高さ調節が可能なものを選ぶと便利です。

座面の位置を調整できるものを選ぶと成長する度に買い替えずに済むので、気に入った椅子が高価でも長い目で見ればコストを抑えられます。

座ったときに、足の裏全体が床に着くように調節できる椅子が理想的です。足がブラブラしない方が、姿勢を保ちやすく勉強に集中できます。机に向かったときの肘の角度は90をめざしましょう。

子どもが小さいうちは、ステップ(足置き)があるものだと、安定した姿勢で座れます。不要になったらステップを取り外せるタイプもあるので、チェックしてみましょう。

座面の形状や素材をチェック

学習机の椅子の座面は、様々な形状をしています。平らで硬い素材のものは長時間座っているとお尻が痛くなってしまいますが、柔らかく沈み込みすぎても正しい姿勢を取りにくく、長時間座っていると疲れるので注意しましょう。

座布団やクッションなどを敷いて調節する方法もありますが、肌当たりの柔らかさを確保しつつ、適度な硬さのあるクッション付きのものだと安心です。

座面の素材はポリエステルやPVC素材などが使われていることが多く、PVC素材は汚れても拭き取りやすいので清潔に使えます。また、メッシュ生地のように通気性を確保する工夫がされているものだと、蒸れにくく夏場でも快適です。

シンプルなデザインなら長く使える

学習机の椅子には様々なデザインがありますが、「成長後に使用すること」も考え、できるだけシンプルなものを選んだ方がよいでしょう。

子ども用の家具に合わせてかわいい雰囲気のものを選んでしまうと、小学校高学年になって、ほかの家具を買い替えたときに違和感が出てしまいます。

耐久性に優れたシンプルなデザインの椅子は、子どもが使用しなくなったときに、ほかの家族が使い回しやすいところも魅力です。

木製椅子のなかには、リビングやダイニングなどで無理なく使えるデザインが豊富にあり、大人がデスクワークに使用しても違和感がないものも見つかります。

キャスターがあれば動きやすい

キャスター付きの椅子は机から引き出しやすく、小さな子どもでも簡単に扱えるのが特徴です。重量がある椅子だと、大人が手伝って座らせなければならず大変です。

どちらかというと、オフィスチェアのような回転椅子に付属していることが多いですが、木製椅子などにも引き出しやすいように、部分的に小さなキャスターが付いていることがあります。

キャスターがあると座ったまま位置をずらして参考書を手に取ったり、引き出しを開けたりといった動きをしやすく、使い勝手がよいでしょう。

ただし小さな子どもはキャスター付きの椅子で遊んでしまいがちです。「荷重をかけたときにロックされるタイプ」を選ぶと、椅子をおもちゃにしてしまう心配がなくなります。

長く使えるシンプルな木製椅子のおすすめ商品

しっかりとした作りの木製椅子を選べば、成長してからも長く使えます。見た目と機能性の両方にこだわった、おすすめの商品を見ていきましょう。

コイズミファニテック「4STEPチェア」

座面の高さ・前後調節は4段階、足置きの高さ調節は2段階で変えられ、子どもの成長に応じて調整しやすくなっています。

張り材にはPVC素材を使用し、座り心地や背当たりにこだわっているところもポイントです。キャスターや足元収納も付いていて、使いやすい工夫がされています。

家具や子どもの個性に合わせやすい豊富なカラー展開です。張り材だけでなく木の色にもバリエーションがあり、部屋の雰囲気にピッタリなものを選べます。

・商品名:コイズミファニテック「4STEPチェア」

・Amazon:商品はこちら

ニトリ「キッズチェア(アルナスN)」

座面にファブリック素材を使用した、温かみのある雰囲気の椅子です。カバーは取り外して選択可能、カバーの下はPVC素材になっていて水拭きでお手入れができます。清潔感を維持しながら、長く使いたい人におすすめです。

背もたれにアルダー材、本体にラバーウッド材を使用し、ソフトな風合いを感じさせます。ダイニングなどにあっても違和感がない、シンプルで安定感がある4本脚タイプです。

学習机とコーディネートしやすいベーシックなカラーや、長く使えそうな落ち着いた色味がそろっています。

・商品名:ニトリ「キッズチェア(アルナスN)」

・楽天:商品はこちら

タンスのゲン 「学習チェア」

座面の高さを4段階に変えられ、子どもの成長に対応できます。足置きも2段階に調整できるので、子どもに合ったちょうどよい高さで勉強に集中しやすい姿勢を保てるでしょう。

座面にはPVC素材を使用し、程よい弾力のある硬めの感触です。水分や汚れが染み込みにくく簡単にメンテナンスできます。角を丸めた優しいフォルムで、子ども部屋だけでなくリビングやダイニングにも馴染みやすい雰囲気です。

キャスター付きで、小さな子どもでも簡単に椅子を引き出せます。体重をかけると沈み込んでロックする機能があるので、不用意に動くことがなく勉強の妨げになりません。

・商品名:タンスのゲン 「学習チェア」

・Amazon:商品はこちら

使い勝手がよい回転椅子のおすすめ商品

回転椅子は簡単に調整でき、座りやすさを追求できます。学習机に合わせやすい機能的で使いやすい回転椅子を見ていきましょう。

ニトリ「学習イス(ベスタ2)」

レバーを操作して高さを変えられる、ガス圧昇降式の椅子です。背が低い子どもでも正しい姿勢を取れるように、足乗せリングが付属しています。

キャスターにはストッパーが付いており、動かす必要がないときはロックして安定感を高められるところがポイントです。

座面のクッションにはボリューム感を持たせて座り心地を高めており、生地にはハニカム構造のメッシュを使用し通気性を確保しています。暑がりの子どもでも勉強に集中しやすいでしょう。

・商品名:ニトリ「学習イス(ベスタ2)」

・楽天:商品はこちら

‎コイズミファニテック「ベストフィットチェア」

簡単なレバー操作で座面の上下や前後を調節でき、体格に合わせられます。足置きを座面より前の位置に設置することで正しい姿勢を取りやすい構造です。ずり落ちないように溝があるので、安定感があります。

足置きが不要になったら簡単に取り外せるので、成長してからも長く使えるでしょう。6本脚構造で、多少無理な姿勢をしたくらいでは転倒しにくいのもうれしいポイントです。

シンプルながらも丸みのあるスタイリッシュなフォルムで、どんな学習机にも合わせやすいデザインとなっています。

・商品名:‎コイズミファニテック「ベストフィットチェア」

・Amazon:商品はこちら

スマート・アイ「Swan」

座面昇降・背もたれ幅調整・奥行調整と、細かい調整ができる機能的な回転椅子です。足をしっかりと接地できる、滑り止め付きの円形ステップが付属しています。ツマミを回して簡単に高さ調整ができる仕組みです。

チェアの支柱には座面をロックするレバーが付いており、子どもが遊んでしまう場合は回転しない設定にできるので、勉強に集中してもらえるでしょう。

キャスターは荷重が加わるとロックするタイプで、椅子のぐらつきを抑えられます。荷重ロックのオン・オフも操作でき、子どもに合わせて細かくカスタマイズできるところが魅力です。

・商品名:スマート・アイ「Swan」

・Amazon:商品はこちら

勉強に集中しやすいバランスチェアのおすすめ商品

バランスチェアは正しい姿勢をサポートし、無理のない姿勢を保つことを目的とした椅子です。学習机におすすめなバランスチェアを見ていきましょう。

大商産業「スタイルチェア」

インテリアにマッチしやすい、天然木を使用したバランスチェアです。子ども部屋だけでなく、リビングにあっても違和感はありません。

座面はシームレスなデザインで、糸のほつれなどの心配も無用です。座面高さ調整機能は4段階、座面奥行調整機能は2段階で、子どもの体格に合わせて使えます。

学習机に収納しやすいコンパクトな設計も魅力です。サイズは幅48×奥行55~65×高さ44~68cmで前脚の幅は約45cmとなっています。

・商品名:大商産業「スタイルチェア」

・Amazon:商品はこちら

バランスラボ「バランス イージー」

フレームや脚部に高品質なブナ材を使用した、高級感のあるバランスチェアです。ヨガや乗馬の座り方からインスピレーションを受け、体のバランスを保ちながら自然と姿勢がよくなるように設計されています。

座ったときの角度が120度になるように作られており、理想的な背骨のS字カーブを維持しながら骨格への圧迫を減らせるデザインです。

膝クッションの高さを7段階で調整でき、身長110~180cmと対応幅が広いのが魅力です。子どもが学習机を使わなくなってからもリビングやダイニングなどで出番があるでしょう。

・商品名:バランスラボ「バランス イージー」

・Amazon:商品はこちら

宮武製作所「プロポーションチェアキッズ」

座面が斜めに設計されており、背骨が理想的なS字カーブを保ったまま座れるバランスチェアです。背中が丸まらないので、本やノートとの距離が近くなりすぎません。

替えのカバーが別売りされていて、着せ替えも可能です。カバーが汚れたりデザインに飽きたりしたら交換でき、見た目をリフレッシュさせられるので長い間使用できます。

補助クッションを使用すれば、身長110cmから使用可能です。横幅は約48.5cmと学習机の下に収めやすいサイズで、座面の高さ調整はねじを回すだけで簡単に行えます。キャスター付きで、子どもでも移動が簡単です。

・商品名:宮武製作所「プロポーションチェアキッズ」

・Amazon:商品はこちら

学習机と椅子のセット

学習机をまだ準備していないなら、椅子とセットになっている商品もおすすめです。セットになっているタイプなら、学習机に合うデザインを選ぶ手間がありません。おすすめのセット商品を見ていきましょう。

コイズミファニテック「チェアセット」

ビーチ材を使用したシンプルな学習机と、機能性に優れた回転椅子のセットです。小学生から大人まで幅広く使えるように考えられた、飽きの来ないデザインとなっています。

セット内容はアルフスタディアップデスク・選べるチェア・選べるデスクマットの3点です。椅子はジャストフィットチェアとカデットチェア(追加料金が必要)のいずれかを選べます。

どちらの椅子も座面の高さや前後の位置をスライドして調整する機能があり、背もたれを背中にフィットさせられる構造となっているので勉強に集中できるでしょう。

足置きが必要な小さい子どもには、ジャストフィットチェアがおすすめです。ゆったりめの座り心地を求めるなら、カデットチェアを選びましょう。

・商品名:コイズミファニテック「チェアセット」

・楽天:商品はこちら

家具の里「LIKKE デスクセット」

デスク・ミニ上棚・ワゴン・椅子の4点セットです。優しい雰囲気のアルダーの無垢材を贅沢に使用し、商品はすべて国内で生産しています。単品でそろえるよりもお得な価格で入手したい人におすすめです。

学習机はコンパクトなデザインで、奥行は55cmとなっています。拡張板を使用して63cmまで拡張できるので、子どもの年齢や置き場所に応じて使いやすいでしょう。

汚れや紫外線などに強いセラミックス塗装で仕上げ、木の風合いはそのままに長く美しい状態で使用できます。椅子は座面・足置きの高さ調整と座面の奥行調整ができ、成長に応じた無理のない姿勢で勉強できる設計です。

コンパクトな上棚や収納力をアップしてくれるワゴンなど、学習机に欲しい機能をひと通り備えています。

・商品名:家具の里「LIKKE デスクセット」

・楽天:商品はこちら

一世紀「ECRU DESK + WA + LIFE (WH) 3SET」

学習机・ワゴン・椅子の3点セットです。北欧テイストのナチュラルな雰囲気で、リビングにおいても馴染みやすいデザインです。アルダー材を使用した温かみのある雰囲気は、様々なテイストの子ども部屋に合うでしょう。

学習机はナチュラルカラーとミディアムブラウンのツートンカラーで、かわいらしさのなかにも上品さを感じさせるデザインです。

セットの椅子は座面や足置きの高さを5段階で調整できます。360度方向に回転するキャスター付きで、座る位置を簡単に調整できる作りです。

キャスターは荷重がかかるとロックする機能があり、座っているときの姿勢が安定します。足元収納も設けられ、バッグやランドセル置き場などに便利です。

・商品名:一世紀「ECRU DESK + WA + LIFE (WH) 3SET」

・Amazon:商品はこちら

チェアマットも用意しよう

学習机の椅子は頻繁に使用するので、床を保護するものがあると安心です。チェアマットの特徴や選び方のポイントを紹介します。

椅子を引く音や床の傷を軽減できる

チェアマットは椅子の下に敷いて使用するマットのことで、椅子の脚部と床が直接触れるのを防ぎたいときに使用します。チェアマットがあれば椅子を引くときの音や、摩擦によってできる傷を軽減できます。

長時間椅子を使用していると接地面に汚れがたまって、床に色移りすることがありますが、チェアマットがあれば床をきれいな状態を保てます。賃貸物件に住んでいる人や、床を保護したい人におすすめです。

キャスターの滑りが悪いときも、チェアマットを敷くことで改善できる場合があります。

椅子の大きさに合わせて選んで

チェアマットは椅子の「脚部のサイズ」に合わせて選びましょう。チェアマットから大きくはみ出てしまうと、敷いている意味がありません。

左右に10~15cmの余裕があるものなら、動いたときもカバーしやすいでしょう。椅子を引くときのことも考え、奥行のあるものを選ぶことも大事です。

裏面に滑り止めが付いているものならチェアマットがずれにくく、ストレスを感じずに済みます。ずれにくい方が、チェアマットの下にゴミやホコリが侵入するのも防げるでしょう。

まとめ

学習机の椅子は子どもの成長に応じて、調整しながら使えるものを選びましょう。椅子の引きやすさや机のなかに収納できるかなども考えて選ぶと、後悔せずに済みます。

学習机の椅子の種類はデザイン性に優れ安定感がある木製椅子や、機能性が高い回転椅子などが主流です。子どもの勉強中の姿勢が気になる人は、バランスチェアも候補に入れることをおすすめします。

長く使用したい人は耐久性に優れたものを選びつつ、ほかの家具との調和も考えるようにしましょう。

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