保育園に預けることをポジティブに捉える
1歳から保育園で日中過ごすことになった息子。「小さい息子と過ごせる時間は限られているのに仕事していていいのか」と、一時期は私が退職することも夫婦で考えました。でも住宅購入や教育費のことを考えると、稼げるうちに稼いでおかないととも思えて、息子のためになるのはどっちか模索しました。
その中で私の心を決めたのは、毎日息子に精一杯向き合ってくれて、親の子どもへの思いも理解し寄り添ってくれる保育士さんの存在。「こんなに息子に向き合ってくれる存在がいるなら、私も精一杯息子のために仕事を頑張ろう」と心から思えました。
夫婦でできる家事を分担し感謝も忘れない
ひとりで仕事・家事・育児を完璧にこなさなくては!と頑張りすぎていた私は、心に余裕がなく毎日がいっぱいいっぱい。その中で、夫のささいなひと言や小さな失敗ひとつでイライラし、怒りを爆発させ、毎週のように大喧嘩をしました。夫は怒ってばかりの私についに「最近、家に帰りたくない」とポツリ。
もともと仲はよかっただけにそのひと言がショックで、でも「毎日私はひとりでこんなに頑張っているのに」とやるせない思いになりました。冷静になり夫の立場から考えると、
「私が勝手に限界以上に頑張って、勝手にイライラして八つ当たりしているだけ」ということに行き着き反省。夫と家事を分担し、お互いにありがとうを伝え合うことを決め、それからはもとの仲の良い夫婦に戻ることができました。
仕事・家事・育児にと、自分のキャパシティー以上に頑張ると、自分も家族も苦労することになると、身をもって実感しました。ラクをすることは悪いこと・愛情がないことではなく、自分も家族も大事にすることだと私は思います。核家族が増えてコロナ禍で人にも頼りにくい今の世の中だからこそ、じょうずにラクをして毎日を楽しく笑顔で過ごしていきたいです。
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著者:佐倉 かえ
2歳男の子のママ。20代後半夫婦。義両親・両親ともに遠方の完全核家族で、フルタイム共働き。いかに家事をラクにこなすかを毎日試行錯誤中。
配信: ベビーカレンダー(ライフ)
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