【ご当地おにぎり】甘じょっぱくて香ばしい♡青森県の「ごままんま風おにぎり」作ってみた!【企業公式】

【ご当地おにぎり】甘じょっぱくて香ばしい♡青森県の「ごままんま風おにぎり」作ってみた!【企業公式】

行楽シーズン到来♪ さわやかな秋晴れの日は、お弁当をもって出かけたくなりますよね。とはいえ、わが家のお弁当といえば、鮭・昆布・梅干しおにぎりが定番のマンネリ弁当。たまには新作おにぎりもお弁当に詰めたいなぁ…と考えていたら、ちょっと変わったおにぎりを発見! 青森の「ごままんま」風おにぎり! すった黒ゴマを甘く味付けしてご飯と混ぜたものですって! 甘みのあるおにぎりとは珍しい。さっそく作ってみることに。

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青森・津軽地方の郷土料理「ごままんま」とは

「ごままんま」風おにぎりを紹介していたのは、クレラップでおなじみのメーカー、「クレハ」の公式HPにある「全国おにぎりレシピ」。日本全国、47都道府県の郷土料理などをアレンジしてつくった47個のおにぎりが紹介されています。

今回作る「ごままんま」風おにぎりは、青森県津軽地方の郷土料理「ごままんま」をアレンジしたおにぎりです。

津軽地方の「ごままんま」は、もち米とすった黒ゴマ、酒、しょうゆなどの調味料を混ぜ、せいろで蒸したおこわ風。津軽弁で「ご飯」を「まんま」と言うそうで、ゴマの入ったご飯(まんま)で「ごままんま」というわけです。

黒ゴマで色が真っ黒になることから仏事や精進日に仏壇に供えたり、田植えの休憩時間に食べたりしていたそう。昔の田植えは、2、3日がかりで大勢の人が集まって行っていました。そこで、前日から女性たちは徹夜で「ごままんま」を炊き、おにぎりにして、田んぼに持って行ったんですって。

また、神社のお祭りなど特別な日には、砂糖を加えて甘く炊き、赤飯の代わりとして作る地域もあるとか。昔、砂糖は貴重品で、甘いご飯は当時の人にとって最高のおもてなし料理。お客さんをもてなすために借金して砂糖を買うほどだったそうです。

「ごままんま風おにぎり」材料と作り方

津軽地方の郷土料理「ごままんま」は、もち米とすった黒ゴマ、調味料をせいろで蒸したおこわ風ですが、クレハが紹介している「ごままんま風おにぎり」は、炊いたご飯に、甘く味付けしたすりゴマを混ぜるだけの簡単アレンジレシピ。

これならわたしにも作れそうです♪

【材料】(2~3個分)
ご飯…220g
黒すりゴマ…大さじ1
しょうゆ…小さじ1
砂糖…小さじ1
塩…小さじ1/8
水…大さじ1

【作り方】
1.耐熱容器に黒ゴマ、しょうゆ、砂糖、塩、水を入れ、よく混ぜます。

ふんわりラップをして、電子レンジ(600W)で約50秒加熱します。500Wなら約1分。

電子レンジで加熱すると下の画像のように、真っ黒になりました!ゴマの香ばしい香りとしょうゆの甘い香りがします。

2.ご飯に1を混ぜ、おにぎりにすれば出来上がり。

あっという間に出来ました。調理時間はわずか5分!

ではいただきます!おお~、ゴマの香ばしさが効いています。砂糖が入っていますが、甘すぎず、上品な甘さです。ゴマがたっぷり入っているので、栄養も満点♪

梅干し、鮭、昆布などの具を入れた塩味の定番おにぎりに、ほのかに甘いごままんま風おにぎりを加えたら、味に変化も出ていいと思います。

「栗入り ごままんま風おにぎり」にしてみよう

津軽地方では、旧暦9月9日、重陽(ちょうよう)の節句で、菊の花をのせた酒の盃とともに、栗を入れた「ごままんま」を神棚に祀る習慣があるみたい。

ちなみに重陽の節句は、日本の五節句(5月5日端午の節句など)のひとつ。別名「菊の節句」とも呼ばれ、邪気を払う花とされる菊を飾り、菊の花びらを浮かべた菊酒を飲んだり、栗ご飯を食べたりして無病息災や長寿を願う日とされています。

恥ずかしながら、初耳でした「重陽の節句」。日本の年中行事も風流で素敵♪

そこで、「ごままんま」に栗を入れた、重陽の節句バージョンのおにぎりも作ってみることに!今が旬のとってもおいしい栗を使いたいところですが、茹でたり、皮を剥いたりがちょっと…ね。今回はお手軽に作りたいので、市販の甘栗で代用してみます。

作り方は、「ごままんま」に適当な大きさに刻んだ3~4個の甘栗を混ぜて、おにぎりにするだけ!


では、甘栗入りごままんまおにぎり、いただきます!

おお~、おいしい。甘栗のやさしい甘さが加わって、ちょっと豪華なごままんま風おにぎりになりました。甘栗の食感もいい感じ。甘栗を入れると、一気に秋を感じるおにぎりに変身します。

次回作るときは、面倒くさがらずに、今が旬の生栗で作ってみたいと思います。茹でた栗を丸ごと1個おにぎりに入れた超豪華バージョンにしよう♪

みなさんも、香ばしくてほのかに甘い、黒ゴマたっぷりの「ごままんま風おにぎり」をぜひ、作ってみてくださいね。

<参考文献>
WEB
「青森のうまいものたち〜ごままんま〜」
https://www.umai-aomori.jp/202004/19929.html

「農林水産省〜うちの郷土料理「ごまご飯」(青森県)〜」
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/goma_gohan_aomori.html

「やさしい漆〜菊を楽しむ「重陽の節句」とは|9月9日節句の由来や行事食、楽しみ方〜」
https://www.yamada-heiando.jp/media/chouyounosekku/#keni-toc0

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あたらしい日日
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世界が目まぐるしく変わってゆく今だからこそ、自然を身近に感じながら、自分らしく、気持ちよく暮らしたい。『あたらしい日日』は、そんな思いを抱くすべての女性のためのライフスタイルメディアです。「食」や「農」の話題を中心に、“あたらしい暮らし”に合う食べ方、住み方、働き方、遊び方、自分の磨き方…などを提案します。
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