実家がゴミ屋敷になったらどう片づける? 費用5万円以内! 粗大ゴミを処分する方法【10パターン】

 汚家をまるごと片付けます! 連載企画「汚部屋 ビフォーアフター」今回のクライアントは、筆者(伊藤まき)の「実家の片付け」です。紆余曲折を経て「生前処分」を実施してきました。

 実家じまいで一番難しい問題は「暮らす人の気持ち」ですが、そういった親のメンタル面は置いておいて、今回は費用5万円以内を目安に、「実家の粗大ゴミの処分方法・10パターン」と実際の作業方法を紹介。年末の大掃除の参考にもなると思います!

実家の粗大ゴミ処分は、早く動くほど安上がり?


台風被害で、雨水が浸透する家に(C)maki_organize

 20~30代の人には「実家処分(実家じまい)」はまだ関係ないと思われがちですが、ゴミの処分だけは健康で体力があるうちに、「自分の持ち物(子ども部屋にあるもの)」から始めることをおすすめします。早いうちに自力でやれば、相場より低予算で済みますし、親の気持ちも動かしやすいのではないでしょうか。

 一般的に実家処分を意識する世代は40〜50代ですが、今後は法律の変更や燃料費、人件費などの面で、処理価格の高騰が予想されます。筆者の場合も、解体工事におけるアスベスト(石綿)の法改正のため20万円も損をしてしまいました。そういった点からも早めに動くのが◎。

衝撃的なゴミ屋敷実家を紹介


さまざまなゴミが散乱(C)maki_organize

 写真は片付け前の筆者の実家です。家電といったゴミなども散乱しています。仕事を引退すると「モノへの執着」が増すケースも多いので、親が高齢になる前からゆっくり歩み寄り、一緒にモノを整理していくことが大切です。

 次に、家の中へ入ってみましょう!

タバコ、湿気臭、油まみれの部屋


ゴキブリさんもたくさん住んでいました(C)maki_organize

 床は歩く道が確保されているので、ゴミ屋敷としてのレベルは低めです。ただし、衛生面は最悪。親は愛煙家なうえ、換気扇も壊れていたので部屋全体がヤニと油まみれ。そのため、再利用不可の粗大ごみが多数。昔は清潔だったので、心が痛む光景です。

 では、粗大ゴミの処分方法と、そのメリット・デメリットを紹介します。


大きなラグマットなども細かく切ると◎(C)maki_organize

 実家を片付ける際は、鉄、木材、布類を断裁できる道具を用意してください。木材の家具なら、解体して電動ノコギリなどでカットすれば簡単。貸出サービスがあるホームセンターなら数百円でレンタル可能です。鉄のパイプなら、100均のパイプカッターで切れます。

【★メリット】不燃と可燃ゴミ(無料)で処分できる

【▼デメリット】体力、根気、時間、道具が必要

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