
●ママ友といえど、お客さん!
まずは、玄関でのおもてなしから。幼馴染や学生時代の友だちを呼ぶとき、あまり気を遣わず、ある程度適当に出迎えてもトラブルにはなりませんよね。むしろそれが、居心地のよさを増しているのかもしれません。しかし、ママ友の場合は”友だち”というよりは、”お客さん”として接するのが正解。普段から気を遣わない仲だとしても、「きちんと靴をそろえておく」「スリッパを用意する」。意外と、これらの基本的なマナーを忘れがちなママは、少なくないそうです。
●”ちょっと違う”演出でママ友をおもてなし
大人数になればなるほど、おもてなしする側のママの苦労は増えていきますよね。ママ友たちだけでも手一杯なのに、ときには、子どもたちも参加するなんてことも。しかし、ここでも気遣いを忘れずに。せっかくなので、”いつもとちょっと違う”雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか?
たとえば、ママ友たちだけなら、立食形式にしてリッチなイメージに。子どもたちも参加なら、テーブルをどけてビニールシートを広げ、ピクニックのような感じに。ちょっとした工夫で、より楽しい雰囲気が作れますよ!
ほかにも、「子どもの食器は、キャラクターのものにする」「割れないコップを使う」などの気遣いも大切。使う食器や料理の盛り付けを変えるだけでも、いつもと違う時間が楽しめますよね。
●不安はママ友にもうつる!
ママ友を自宅に招くときには、「料理の味は大丈夫かな?」「部屋が汚く思われてないかな?」「楽しめているかな?」と不安がいっぱい。おもてなしするママが不安になって、楽しめないでいると、それはママ友たちにも伝わってしまいます。せっかく作った料理も、そんな雰囲気だとなんだか手を出しづらい…。それでは、楽しくおしゃべりすることが目的なのに、元も子もありませんね。完璧にやろうとしすぎるのも、逆効果に。何よりも一番なのは、”笑顔”でいることなのかも?
相手がママ友とはいえ、マナーを守ることは、とても大切。しかしママ友をおもてなしする上で、何より大切なことは、自分もママ友も全員が楽しめる雰囲気を作ること。まずは笑顔で元気に振る舞う。そうすれば、さらにママ友との絆が深まるのではないでしょうか?
(文・明日陽樹/考務店)