冬の定番である鍋料理。
野菜たっぷりのヘルシーな鍋なら、ダイエット効果も高いのではと期待する方も多いでしょう。
しかし、鍋ダイエットはやり方を間違えると太ってしまう可能性も。
痩せない理由や注意点、具材や種類の選び方を知り、ダイエットを成功させましょう。
今回の記事では「鍋ダイエットの効果や注意点」について、管理栄養士が解説します。
鍋ダイエットで痩せない理由
野菜たっぷりのヘルシーな鍋を取り入れればダイエットになるはず……と思うかもしれません。
しかし、やり方を間違えると「痩せない」または「太る」可能性もあります。
鍋ダイエットで痩せない理由を見てみましょう。
具材・鍋の種類選びが間違っている
具材・鍋の種類選びが間違っており、気付かないうちに鍋のカロリーが高くなっていると、効果が得られにくくなります。
特に肉類の部位やタンパク源の選び方、鍋の種類は重要です。これは後ほど詳しく解説します。
タンパク源を食べすぎている
野菜はたっぷり食べてもOKですが、肉類や魚類などのタンパク源の食べすぎでカロリーオーバーすることがあります。
たとえば、ヘルシーなお肉の代表である鶏むね肉も、食べすぎると以下のカロリーとなります。
・鶏むね肉(皮なし)大きめ1枚分300g:315kcal
これはおにぎり2個分のカロリーに相当します。
肉類であれば、一般的には多くとも100g以内に収めるとうまくいきやすいでしょう。
鍋以外の習慣を変えていない
ヘルシーな鍋を取り入れても、太る原因となっている間食やお酒などの食習慣、また運動不足などの運動習慣に問題があれば、なかなか痩せない原因となります。
鍋ダイエットだけで効果が得られない場合は、太る原因を根本から見直していく必要があるでしょう。
鍋がダイエットにおすすめされる理由
そもそも鍋がダイエットにおすすめされるのには、どのような理由があるのでしょうか。
理由を知って、ダイエットの成功につなげましょう。
「煮る」調理法でカロリーが低い
鍋は油を使わずに作れるものがほとんどであるため「揚げる」「炒める」などの調理法に比べるとカロリーをグッと抑えられます。
鍋は1人前をしっかり食べても150〜250kcalほど。
主食をとっても500kcal以内であり、一般的な定食800〜1000kcalに比べるととてもヘルシーです。
野菜をたっぷり摂れる
鍋のメイン食材はヘルシーな野菜であるため、たくさん食べてもカロリーを抑えられます。
また、ダイエットに大切な食物繊維をたっぷり摂れる点も魅力です。
食物繊維は余分な糖や脂質を排出してくれ、ダイエットの強い味方となります。
お腹いっぱい食べてOKなためダイエットを続けやすい
カロリーが低い鍋は、お腹いっぱい食べても安心です。
ダイエット中でも、つらい空腹を我慢しすぎる必要がありません。
長続きできる方法を実践するのがダイエット成功の秘訣であるため、効果を得られやすいダイエット法といえます。
筋肉の材料となるタンパク質も摂れる
鍋には鶏肉や豚肉、豆腐、魚介類が入り、筋肉の材料となるタンパク質を摂れます。
運動をあわせて行い筋肉をつけることで、基礎代謝が向上して痩せやすい体を作ってくれます。
配信: トクバイニュース