こんにちは、スーパー青果部歴10年の青髪のテツです。先日、ほうれん草を長く保存するなら「冷凍」がおすすめという記事を書きましたが、「みずみずしいほうれん草をパリパリに冷凍するのはちょっと抵抗が…」という人もいるかもしれません。なので、今回はほうれん草の上手な「冷蔵術」を伝授します!冬が旬のほうれん草は、寒~いところが大好き…となれば保管するのはあの場所がベストですよ!
【青髪のテツ】「すぐ食べないならほうれん草は”冷凍”一択!」解凍後も風味ヨシ栄養ヨシとメリットしかない♪
Q. 「ほうれん草の鮮度をなるべく長く保つには、次のうちどこに保管するのがベスト?」
①野菜室
②冷蔵室
③冷暗所
正解は…
A. ②冷蔵室
でした!
ほうれん草を長期保管したいなら「冷凍」一択ですが、生のままほうれん草の鮮度を保ちたいなら、冷蔵庫の「冷蔵室」に入れてください。
ほうれん草はつい「野菜室」に入れがちですが、実は野菜室は暑すぎて傷みやすくなります。
冬が旬の野菜であるほうれん草の最適保存温度は0~5℃です。一方、野菜室の温度はメーカーにもよりますが3~7℃で、冷蔵室の温度は0~5℃です。つまり、ほうれん草は冷蔵庫の冷蔵室に入れるのが最適なんです。
ただし、冷蔵室は湿度が10~30%と乾燥しています。なので…、
1. ほうれん草を湿らせた新聞紙で包み、
2. さらにポリ袋に入れて冷蔵室に保存しましょう。
おいしいほうれん草はここをチェック!
新鮮でおいしいほうれん草は、下のチェックポイントで見分けるといいですよ。
①葉先がピンとしている
わたしが仕事でほうれん草の鮮度チェックをするときは、葉先の状態をチェックします。ほうれん草は収穫後時間が経つと葉先がしおれたり黄色く変色していきます。そのようなほうれん草はすぐ傷んでしまうので選ばないようにしましょう。
(※例外として、「ちぢみほうれん草」など葉先が丸まっているほうれん草もあります)
②葉の色が鮮やかな緑色
③葉肉が厚い
④葉脈が左右対称
⑤根本が赤い
お店によっては根付きほうれん草を販売している場合がありますが、その場合は根本がしっかり赤いものを選びましょう。根本の赤みが強いものはミネラル豊富で甘みも強いと言われています。
(※「サラダほうれん草」など、全体的に色素が薄い品種の商品もあります)
これから寒くなって、ほうれん草はますますおいしくなります。
ほうれん草はβカロテンを非常に多く含みますが、βカロテンは体内でビタミンAに変換されて、髪、目、肌の調子を整えてくれます。
おいしくて、とても栄養価の高い野菜なのでた~くさん食べてください!
配信: あたらしい日日
関連記事: