災害時の備えに「風呂敷」のススメ 普段から持ち歩いても…

物を包むだけじゃない!風呂敷は、災害時にも大活躍するアイテムなんです。バッグにしたり、羽織ったり、水が染みないはっ水タイプの風呂敷なら水を入れるバケツにも変身する優れもの。

今回の記事では、非常時にも役立つ風呂敷のいろいろな使い方をご紹介します(大判のバンダナやスカーフでも代用できます)。

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使い道がたくさんあって便利なのに、薄くて折りたためばコンパクトになる風呂敷。ポケットにも入っちゃいますよ。1枚持ち歩いておくといざというときに安心ですよ。

アイデア次第! 風呂敷でできるこんな使い方

風呂敷というと、こんな感じで物を包むものというイメージですよね。

実は、それだけじゃなくたくさんの使い道があるんです。

ここからはどんな使い道があるか順番に紹介します。

バッグにして物を持ち運ぶ

結び方を工夫すれば、バッグに変身します。持ち運びたいものに合わせて包み方を変えられて便利です。

基本的な風呂敷バッグの作り方はこちら。

風呂敷を広げて中心に物を置き、対になる角同士を、1つは物を包むように、もう1つは持ち手になるように結びます。

これで、物を入れて持ち運べるバッグに早変わり。

結び方を変えれば、リュックにもなります。

まず風呂敷を三角形になるように半分に折り、頂点となった角と角を1回結びます(このとき、角の部分を少し長めに持って結ぶのがコツ)。

次に、結び目の右側になったほうの角と、三角形の右角を2回結びます。

結んだ部分の下にできる隙間が、腕を通すところになりますよ。

左側も同様に結んだら、完成です。

今回は小さめの風呂敷を使ってぬいぐるみにモデルになってもらいましたが、大判の風呂敷を使えば、もちろん大人も背負えます。

ほかにも風呂敷バッグの作り方はたくさんあるので調べてみると楽しいですよ。

身につけて日よけや防寒対策に

日よけや寒さ対策をしたいなら、風呂敷を着てみるのはいかがですか?

隣り合う角同士を2か所結び、できた穴に腕を通すだけで風呂敷ボレロの完成です。

また、腰のあたりに巻き付ければエプロンにもなります。

けがをしたときの応急処置に

けがをしたときの応急処置にも活躍するんです。

首の後ろで結んで腕を通して、骨折したときの三角巾に。

こんなふうに添え木を固定することも可能です。

赤ちゃんのいろいろなケアに

赤ちゃんがいるなら、こんな使い方はいかがでしょうか。

首の後ろで結べば授乳ケープに変身。

ほかにも、広げて床に敷くと赤ちゃんの居場所にもなるし、赤ちゃんをくるんでおくるみにも使えます。

はっ水風呂敷なら、バケツ・シャワーにも

はっ水加工が施された風呂敷があることはご存じでしょうか。

はっ水風呂敷なら、表面に水を垂らしてもはじいて染み込みません。

はっ水という特徴を生かせば、ここまでにご紹介した使い方に加えて、もっと便利に使えるんです。

たとえば、はっ水風呂敷で風呂敷バッグを作って内側に水を注ぐと、バケツのように水を運ぶことも可能に。

そしてこれをギュッと絞れば、布の織り目から水が出てシャワーにもなっちゃうんです。

また、羽織ったり、ぬらしたくないものにかぶせたりすれば、雨よけにも使えます。

風呂敷、持っていますか?

こちら、私がいつも使っているバッグなんですが…

かわいい風呂敷を見つけて、バッグに結んでいつも持ち歩いています。

もともとは災害時の備えとして携帯しているものですが、普段もとても便利に使っています。うっかりエコバッグを忘れたときに風呂敷バッグにしたり、公園で子どもを休ませるときに地面に敷いたり……。日常でも役立つので、私にとって風呂敷は手放せないアイテムです。

風呂敷と聞くとちょっと古めかしいイメージですが、持ち歩きやすいおしゃれなデザインのものもたくさん売られています。ぜひ気に入るものを探してみてくださいね。

アイデア次第でたくさんの使い方ができるのに、たたむと非常にコンパクトになる風呂敷。いつも携帯しておくことをおすすめします!

<執筆者プロフィル>

シマサキアヤ

フリーランスライター

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