日本でも本場でも楽しめる!絶対外せないタイ料理のおすすめメニュー

第3810回 はじめてライフ
タイへの旅行を予定していたり、日本でタイ料理に行く予定があったりするものの、使われている香辛料や食材がよく分からないために味が想像できないことがあります。メニューをみてもよく分からず、辛い物や香辛料が苦手だとなんとなくハードルが高いと感じることもあるでしょう。それでもタイ料理が気になる、もっと知りたいというときに知っておくとよい本場のタイ料理や、日本でもよく見かける人気のメニューについて解説していきます。

タイに行ったらぜひ食べたい!定番のタイ料理メニュー

タイへ旅行する機会があったら、本場のタイ料理を満喫したいと考える人もいるでしょう。タイ料理の定番はタイ米を使った料理です。タイ米で作られた麺類なども人気です。タイは日本と同じお米が主食ですが、タイ米は日本のお米よりも細長く、あっさりした食感が特徴です。また、豚肉や鶏肉を使った料理も多くみられるでしょう。味付けは日本では醤油のかわりにナンプラーを使うことが多いです。

ポピアソット

ポピアソットと聞くと、どんな料理なのかイメージがわかないかもしれません。しかし、生春巻きと聞けば身近な料理に感じるでしょう。ポピアソットは米粉で作られた薄いライスペーパーでレタス、きゅうりやニンジンなど、生野菜を巻いた春巻きです。そのほかにも、春雨や茹でたエビなどが入っています。味のアクセントとしてパクチーも入っているので、苦手でなければ親しみをもって食べられるでしょう。ソースは甘辛くて赤い色をしたスイートチリソースが定番です。春巻きの皮は揚げていないため、ヘルシーでたくさんの野菜が食べられるメニューです。

ガパオ

タイ米を使ったメニューで、日本人に親しみのある食材で作られているタイ料理のひとつとしてガパオがあります。タイ米の白米がサイドに添えてあり、鶏のひき肉をバジルや唐辛子などで炒めたものがおかずとして同じプレートにのっています。バジルは日本でお馴染みのイタリアンバジルではなく、ホーリーバジルという種類です。ホーリーバジルはイタリアンバジルよりも少し香りが強く感じるでしょう。さらに、プレートの上には目玉焼きがのっているので、色どりも鮮やかです。これらをお好みで混ぜて食べます。

パッタイ

麺類が好きな人におすすめのメニューはパッタイです。パッタイはタイ料理の定番麺料理で、タイ風の甘い焼きそばをイメージするとわかりやすいでしょう。麺は小麦粉ではなく、タイ米で作られています。エビや鶏肉、厚揚げが入っていることが多く、炒めた卵やニラなども使われています。ナンプラーやオイスターソースで味付けをしているので、日本のソース焼きそばとは少し異なる味わいが楽しめるでしょう。砕いたピーナッツやライムの絞り汁をかけて食べるとおいしいです。

トムヤムクン

トムヤムクンはエビの出汁が効いた酸っぱくて辛い赤い色をしたスープです。エビを丸ごと香辛料で煮込みますが、日本ではあまり使われないレモングラスが味のアクセントです。レモングラスは、レモンのような風味があります。煮込んでいくとエビの出汁がでてくるので、最後に鶏ガラスープやココナッツミルクで味を整えます。スープの具材で使われているのは、エビときのこだけですが、複雑で豊かな味わいが楽しめるでしょう。パクチーが添えられていると、さらに色合いも綺麗です。

子供でも大丈夫!辛くないタイ料理のメニュー

タイへ旅行するとき、タイ料理に辛いイメージがあると子供が食べられる料理があるのか気になるものです。しかし、パッタイは味付けが甘いので、子供にもおすすめといえます。また、家族で香辛料が苦手な人がいても、それほど気にならないメニューは多いです。辛くないタイ料理はたくさんあるので安心といえるでしょう。

カオマンガイ

辛い料理は苦手な人におすすめなのは、カオマンガイです。カオマンガイはガパオのようにタイ米が添えてあります。その上にスライスされた蒸し鶏がのっています。鶏を蒸したときの出汁は、カオマンガイと一緒にスープとして提供されるので、鶏のおいしさを丸ごと楽しめるでしょう。油を使っていないので、ヘルシーなメニューといえます。しかし、カオマンガイに使われるタレは少し辛いので、辛い物が苦手な人はカオマンガイトードを試してみましょう。カオマンガイトードは、タイ米と鶏のから揚げに甘いタレがかかっています。

マッサマンカレー

タイ料理には辛くないカレーメニューがあります。マッサマンカレーは、アメリカのCNNで「世界で最もおいしい50種類の食べ物(World’s 50 most delicious foods)」第1位に輝いた知る人ぞ知るグルメカレーなのです。辛さが控えめなので子供も安心して食べられるでしょう。なぜマイルドに仕上がっているかというと、シナモンやクローブ、カルダモンなど辛味が控えめなスパイスを使っているからです。ココナッツミルクやピーナツをふんだんに使い、さらにマイルドでコクがある美味しいカレーに仕上げています。また、鶏肉とじゃがいもを煮込んだカレーなので、親しみを感じやすいのもうれしいポイントです。

ラートナー

辛い料理がまったくダメな人や子供におすすめなのはラートナーです。ラートナーは麺料理で、あんかけがかかっており、辛くないので安心して食べられます。豚肉とカイラン菜を主に具材で使用しており、シンプルでマイルドな味付けです。麺は3種類あるので、お好みのタイプを探してみましょう。ミークロープは小麦粉の麺を揚げたものを使用しています。センヤーイは米粉の麺で幅が広く、センミーは細い米粉の麺を使っています。お店によって麺が違うこともあるので、食べ比べをしてみるのも楽しいでしょう。

日本人でも食べやすいタイ料理メニュー

日本で馴染みがあるタイ料理のメニューは、トムヤムクンやパッタイなどがあげられます。これらは日本でも食べられる機会はあるでしょう。実はそのほかにも、日本人が好きになりそうな魅力的なタイ料理のメニューはたくさんあります。

ガイヤーン

タイ風のスパイシーな焼き鳥といえばガイヤーンで、鶏もも肉をにんにくやナンプラーなどが入ったタレに付けて炭火でじっくり焼いた料理です。タイの東北部で食べられていた郷土料理ですが、全国に広がり、現在ではタイ国内でも人気の料理のひとつといえるでしょう。辛いものが苦手な場合には、付けダレをつけないでそのまま食べるようにしましょう。日本人にも馴染みがある味付けなので、旅行先でほっとする味に出会えるのではないでしょうか。

プーパッポンカリー

シーフードに目がない人、カニを使った名物タイ料理があります。渡り蟹をカレー粉で炒めて、卵を入れることでマイルドでコクのある味に仕上げています。渡り蟹が殻ごとのっているので、見た目にもインパクトがあるでしょう。しかし、蟹の殻から身を取り出すのは子供は少し大変です。そんなときはヌアプーパッポンカリーを注文すると、殻から身を取り出したものが出てきます。また、プーニムパッポンカリーはソフトシェルクラブを使っているため、蟹を殻ごと食べることができるのでおすすめです。

パックブンファイデーン

タイ料理にも野菜炒めがあります。シンプルな野菜炒めが食べたいときにはパックブンファイデーンを試してみましょう。空心菜を大豆を発酵させた味噌のようなタレと、黒醤油で味付けし、にんにくや唐辛子などを入れて強火でさっと炒めた料理です。タレと唐辛子のぴりっとした辛さが噛むと空心菜の空洞になった茎から染み出してきます。シャキシャキした食感も特徴的です。タイ料理の野菜炒めといえば、パックブンファイデーンが人気メニューのひとつといえるでしょう。

グリーン・カレー

タイカレーにはさまざまな種類がありますが、色合いでインパクトがあるグリーン・カレーは日本でも人気です。レトルト食品で日本でも販売されているので、食べたことがある人もいるでしょう。唐辛子の辛さが特徴的ですが、グリーン・カレーに使用されている唐辛子はプリックチーファー・キョウと呼ばれるもので、これがグリーンの色を出しているのです。さらに、辛いだけでなくココナッツミルクも入っているため、マイルドな甘さも口の中に広がる絶妙なバランスのカレーです。

ソムタム

サラダが食べたいときには、ソムタムがおすすめです。青いパパイヤを千切りにして、ミニトマトやピーナツ、にんにくや干しエビ、唐辛子、ナンプラーなどの調味料をクロークと呼ばれる臼の中でたたいて味をなじませていきます。ソムタムは100種類以上あるともいわれており、一般的にはソムタムタイが人気です。癖や辛さを追求するのであれば、発酵させた沢蟹、魚などが入っているソムタムプーパラーなどを試してみるとよいでしょう。辛さも調整してくれるので、心配なときにはお店の人に伝えておくと控えめに作ってくれます。