どうして河川での事故が多い?
河川で事故が発生しやすい大きな理由は、ライフセーバーや監視員がいる海やプールに対して、河川では自分たちの判断のみが頼りということ。監視が行き渡っていなかったり、とっさの判断ができなかったりといったことが水難事故につながるのです。また、泳ぐことよりも、主に水遊びや釣り目的で訪れるので、服を着ている人が多く、身動きが取れなかったり、救助に時間がかかったりするのも事故の発生率を上げています。
油断が事故を生む!
事故を防ぐためには、子どもから目を離さないことが何より重要です。「声が聞こえるから」「顔を向ければすぐ視界に入るから」と目を離しているほんの1、2分のうちに事故に巻き込まれてしまうのです。河川でのレジャーはお友達家族や親戚と一緒など大人数の場合が多いため、誰かが見ているだろうといった油断が起きやすいこともあります。交代制で構わないので、常に子どもに注意を向けている人を決めましょう。また、ライフジャケットを着用したり、救助用の浮き輪を用意したりするなどしておくと、いざというときにも安心です。川べりで釣りをしていて、足を滑らせて川に落ち溺死してしまうケースも多発しています。備えあれば憂いなしということをお忘れなく!