10月11日放送のテレビ番組『家事ヤロウ!!!』では、平野レミさん生涯名作レシピベスト10を大公開!数々のレシピの中から堂々第1位に輝いたのが、この奇抜なビジュアルの一品でした。長ねぎに豚バラ肉をぐるぐる巻いて、フライパンで焼き付けるという大胆かつインパクト大な料理です。でも奇抜なだけでなく、しっかり火が通って旨味も長ねぎにしっかり移す工夫がなされているんです。絶対おいしいに決まっているので、さっそく作ってみます!
【レミさんレシピ】「冗談でしょ⁉」なゲージツ的ビジュアルが圧倒!「レタス丸ごとマーボー」作ってみた!
平野レミさんの「長ねぎのとぐろ巻き」の材料と作り方
【材料】※3~4人分
・長ねぎ…5本(目安)
・しゃぶしゃぶ用豚バラ薄切り肉…30枚(しゃぶしゃぶ用でなくても可)
・塩…適量
・黒こしょう…適量
・小麦粉…適量
・長ねぎの白い部分…10cmくらい(飾り用)
・長ねぎの青い部分…5cmくらい(飾り用)
【作り方】調理時間:20分
1.長ねぎに、切り落とさないように注意しながら2~5㎜幅に斜めの切り込みを入れます。切り込みを入れたら裏返して、反対側は長ねぎに対して垂直に切り込みを入れます。
※完全に切り落としてしまわないように、包丁を少し立て気味にするとよいです。長ねぎの直径の半分くらいまでは切り込みを入れないと曲がらないので、ゆっくり確実に切り込みを入れましょう。また切り込みの幅は、狭い方が確実によく曲がります。
2.切り込みを入れた長ねぎ1本につき、豚バラ肉5〜6枚を端から巻いていきます。
※豚バラ肉はしゃぶしゃぶ用でなくてもかまいませんが、その場合は肉の厚みが変わりますので、焼き時間を長めに調節しましょう。
3.2の肉を巻いた長ねぎを並べ、全体に塩と黒こしょうを振ります。片面に振ったら半周転がして、もう片面にも黒こしょうを振ります。
4.黒こしょうの上から、全体に小麦粉を振ります。黒こしょうと同様に、片面に振ったら半周転がして、全体に小麦粉を振ります。
※普通の豚バラ肉を使う場合は脂が多く出てきますので、小麦粉は多めでも大丈夫です。しゃぶしゃぶ用の肉の場合は、小麦粉も少なくしましょう。この小麦粉が旨味を閉じ込めるコーティングになります。
5.テフロン加工のフライパンには油を引かず、火を入れる前に真ん中からとぐろを巻くように長ねぎを入れます。入れたら、強火で5分焼きます。
※とぐろは、フライパンの側面まで届いても大丈夫です。焼けたかどうかは、一番外側の端をちょっと持ち上げて確認しましょう。
6.裏返して、フタをして弱火で10分焼きます。
※お好み焼きと違って裏返しづらいので、まず大きな皿をフライパンの上にふたのように乗せてフライパンごと裏返します。フライパンをはずし、皿からフライパンにスライドさせると見事に裏返りますよ。ひっくり返すときに縁から油がこぼれないよう、充分に注意してください。
7.焼き終わったら皿に移して、真ん中に飾りねぎを刺したら完成です。
【飾りねぎの作り方】
①10cmの長ねぎ(白い部分)の芯を抜き、残った外側部分をはさみで上から3cmくらいまで、縦に細く切り込みを入れていきます。
②5cmの長ねぎ(青い部分)を、はさみで上から2cmくらいまで、縦に細く切り込みを入れていきます。
③②を①の中に差し込み、切り込み側を水につけます。
④両方の長ねぎがくるっとカールしますので、バランスを見て長さを調節します。
長ねぎの豚バラ巻きは居酒屋にもあるメニューですが、こんな作り方をするのはレミさんくらいです。豚バラ肉で巻くことで長ねぎが蒸し焼きになるのと、切り込みが入っていることで豚バラ肉の脂が長ねぎに染みやすく、火も入りやすくなっていて、なんとも理にかなった料理だと感心しました。ただ、このままだと食べづらいので、ナイフかはさみを用意しておいた方がいいです。
豚の脂と長ねぎの甘さがいいバランスで、シンプルな塩味の割にはおいしく食べられます。また、ポン酢じょうゆや柚子ごしょう、七味唐辛子など多少酸味や辛味があるたれをつけると余計にうまさが際立ちますので、好きな味付けを試してみてください。
今回は多少太めの長ねぎで作りましたので、豚バラ肉も普通の豚バラ薄切り肉にしました。長ねぎの長さや太さ、フライパンの大きさ、肉の巻き付け方、焼き方で微妙に出来上がりが変わりますので、焦がさないように注意しながら作ってみてください!ご飯のおかずにも、晩酌のお供にもぴったりです!
配信: あたらしい日日
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