
●ママ友との確認や共有は基本!
子どもたちが勝手に決めた時やママ友の家で遊んでいる途中に「泊まりたい!」と子どもが駄々をこねるなど、急きょ決まるお泊り会もしばしば。子どもたちにとっては、いつもより長く遊べて、一緒に寝るという楽しみなことしかありません。しかし、親の立場としては、預ける側も、預かる側も責任重大。もちろん子どもたちの意見を尊重してあげたい気持ちは理解できますが、その前にママ友の都合を優先しましょう。
「何か予定あったんじゃない?」「手に負えなくなったらすぐ連絡して!」とママ友を気遣うひと言を忘れずに。これがあるかないかで、預かるママ友の気持ちは全然違うはずですよ。
●ママ友への挨拶はマスト!
急きょ決まるお泊り会よりも、できれば数日前には予定を立てておくのがベスト。たとえ子どもだけでママ友の家までたどり着ける場合でも、当日は、子どもを“ママ友の家まで”送り届けるようにしましょう。ただお任せするよりも、面と向かって「よろしくお願いします」というほうが、印象がいいですよね。ちょっとしたものでも、手土産を添えるのも◎。できれば、帰りは“ママ友の家まで”迎えに行き、お礼をするのが理想です。
また、事前にママ友に確認したうえで、夕飯やお風呂を済ませてから行くと、ママ友の負担が軽減されます。社交辞令でも、一度「夕飯済ませてからにしようか?」など提案してあげるといいかもしれませんね。
●子どものお泊りで起きたママ友トラブルも…
子どもたちにとって、とても楽しいはずのお泊り会ですが、ここでもママ友トラブルが…。ネット上で見つけた、お泊り会が原因のママ友トラブルを紹介します。
幼稚園の夏休み。Aさんの家に、ママ友Bの子どもがお泊りに来ました。Bの子どもは、何ごともなく楽しいお泊り会を終え、翌日帰って行ったそう。しかし、ママ友Bから電話が。「なんで野菜がオーガニックじゃなかったの!」とものすごい剣幕で怒られたそう。
実はママ友Bはセレブな家庭。普段から野菜はオーガニックと決めていました。Aさんはそれを知ってはいましたが、相手の環境に合わせる必要はないと考え、普通の野菜を使ったそうです。その時は、ただただ謝ることしかできず、それ以来お泊り会をしなくなったのだとか。
楽しい思い出作りにもなるお泊り会。子どもにとっては、ちょっとした冒険のようにワクワクするものです。預かるママ友と預けるママ友で、きちんと意思疎通をはかり、何事もなく終えられたらいいですね。
(文・明日陽樹/考務店)