むくみ・冷え・痩せないの原因となる水毒度チェック!
水毒(すいどく)とは、東洋に古くから伝わる水分が必要以上に体内に滞ってしまったとき、余った水分が体に良くない作用をしてしまうことがあるという視点でみていく考え方とされています(※1)。
<あなたの水毒度チェック>
□ 慢性的な冷え性で、夏の暑いときでも冷えが気になる
□ いろいろな対策をしているのに、足や顔がいつもむくみがち
□ 食事など気にしているのに、一向に痩せない、体重が減らない
□ 運動や歩くことが少ない(デスクワークがメインなど) など
これらの多くに心当たりがある場合、「水毒」の可能性が…(※2)。必要以上に体内にたまってしまった水分によって、体が冷やされたり、むくんだり、体重が減らないといったことが起こりやすくなると考えられています。
※1:とらえ方や説明の仕方には諸説あります。
※2:これはあくまで代表的な例の一部です。ほかの病気が隠れていることもあるので、気になるときは必ず受診しましょう。
水毒を解消して、冷え・むくみを改善する秘策とは?
水毒を避けたいからといって水を制限しすぎることは、これからの暑い季節は特に厳禁で、命の危険をもたらす危険な行為! ただし最近は必要以上に水分を取りすぎている人も少なくないといいます。
例えば、水をたくさん飲むダイエット法がありますが、実践しているモデルさんなどの多くは、スポーツジムなどでたくさん汗をかいて「水分を出す」という行為を必ず並行して行っているそう。
たくさんの水分をとって美容や健康に役立てている人の多くは、十分に水分を出している、ということがポイントになっており、それこそが「水毒」を避けながら、水分で健康や美容を手に入れる秘策となってくるといわれています。
むくみ・冷え・痩せない!を改善する水分のとり方
モデルさんのような運動は水毒予防には欠かせないそうですが、「白湯」や「温かい紅茶・ハーブティー」には体内の巡りを良くして体に滞った水分の排出を助け、冷えやむくみなどを改善してくれる作用があるといわれています。1日最低2回、朝と夕方に「白湯」もしくは「ホットティー・ハーブティー」を飲むことで、体内にたまった水分を上手に排出し、水毒を予防する効果が期待できるのだそう!
白湯とは、沸騰させたお湯を飲める程度の温かさまで冷ました水のことで、ちょっと大きめのマグカップに1杯程度、朝に飲むのがおすすめです。温かい紅茶やハーブティーは、冷房などで冷えた体を温める効果も期待でき、日中や夕方にカップ1杯程度飲みましょう。そのとき、白湯や紅茶にはすりおろした生姜やスライスした生姜を入れると、さらに効果が高まるそう。飲みにくい場合は、美肌効果なども期待できるはちみつをプラスすると、さらに◎!
自宅やオフィスでも手軽に試せる「白湯」や「ホットティー・ハーブティー」、はじめてみませんか?
出典:石原結實(2008)『春・夏・秋・冬「体を温めて」病気知らず』三笠書房