衣食住…ママ友に経済格差を感じるとき

第1回 ママ友との経済格差、上手にやり過ごすコツ
ママ友同士の間では、どんなときに経済格差を感じるのだろうか。ママ向けの子育て講座などを開催する、ファインコーチングの山﨑洋実さんに聞いた。

1)身につけているものが高価
「今どきブランドバッグはみんな持っているもので、ほかの部分を切り詰めて買っている場合もあります。しかし、見ている側からすると『こんな高いバッグを買えるのか』と劣等感を抱いてしまうことも」(山﨑さん 以下同)

ブランドもののバッグや高価そうなジュエリー、着ている洋服が毎回違うなど、身につけているものが良い物ばかりのケースも同様だ。

2)ランチにかける金額が大きい
「ママ友同士でランチに行ったときも同様です。ママ友が躊躇なく2000円のメニューを注文したり、いいお店ばかりを指定してきたりすると、多くのママが経済格差を感じるようです」

また、ランチの頻度も経済格差を感じる要因だ。月に何度も誘われたりすると引け目を感じてしまうことも。

3)家が高級感にあふれている
「ママ友がタワーマンションの上層階に住んでいたり、広い一戸建てだったりすると気が引けてしまうもの。また、インテリアが洗練されていたりすると、子どもを連れて行くのがはばかられてしまうということもよく耳にします」

実は、子どもが高いインテリアを壊したり、床を汚したりしてしまってトラブルになるパターンもあるそうだ。

部屋

●SNSが経済格差をより感じさせる一因にも

最近はFacebookなど、SNSでつながるママも多いため、頻繁に旅行へ行っていたり、高級レストランで食事していたりと、直接目にしなくても相手の生活水準を知る機会は少なくない。

「経済格差を感じた場合、大切なのは無理のない範囲で付き合うこと。人はモノだけでは判断できません。無理に合わせたり、卑屈になったりすると、ママ友関係はどんどん気まずくなっていきますよ」

黙っていても情報が入ってきてしまう現代。むやみやたらにそれらをチェックして相手と比較をせず、適度な距離を保ってお付き合いしていく方が、自分の気持ちが楽になるといえそうだ。
(ノオト+北東由宇)

お話をお聞きした人

山崎 洋実
山崎 洋実
Fine coaching(ファインコーチング)主宰。1971年静岡生まれ。旅行代理店、大手英会話学校勤務時代を通して接客&人材育成の楽しさを知る。結婚退職後コーチングに出会い、これまでやってきた事がコーチングだったことを知り体系的に学ぶ。その後妊娠出産、3年間の専業主婦生活を経て、身近なママ友達向けにママ向けのコーチング講座を開催。日本一ママをコーチングしている。
Fine coaching(ファインコーチング)主宰。1971年静岡生まれ。旅行代理店、大手英会話学校勤務時代を通して接客&人材育成の楽しさを知る。結婚退職後コーチングに出会い、これまでやってきた事がコーチングだったことを知り体系的に学ぶ。その後妊娠出産、3年間の専業主婦生活を経て、身近なママ友達向けにママ向けのコーチング講座を開催。日本一ママをコーチングしている。