※本記事の家具・コーディネートなどの画像を確認したい場合は、Hello Interiorホームページにてご確認ください。
近年、デザイン家電が普及しているおかげでデザインが私たちの暮らしにとってより身近なものになりました。そのなかでも電子レンジは今もなお進化を続け、現在では多くのブランドからデザイン性・機能性ともに優れたものが出ています。
毎日のように使い、かつ存在感があるのでキッチンの雰囲気を左右するアイテムと言えるでしょう。
ぜひご自宅のインテリアにマッチするものを選び、コーディネートとライフスタイルをよりいいものにしてみませんか?
今回はインテリアをランクアップさせるということを重視したデザイン性の高い電子レンジを、コーディネート事例と合わせてご紹介します
インテリアを格上げするおしゃれな電子レンジを選ぶポイント
カラーと質感をキッチンインテリアのイメージと合わせる
キッチンの平均的な広さは4.5畳といわれており、スペースが限られているため家電そのもの自体の存在感があり空間のなかで自然と目につきます。特に電子レンジはサイズが大きいので、カラーと質感によってインテリアの雰囲気をさらに印象付けるアイテムと言えるでしょう。
例えば家電はモノトーンが多いですが、「ホワイトは清潔感がある」「ブラックはスタイリッシュでかっこいい」というようにパッとイメージできます。さらに、そのレンジ本体の光沢感の有無もポイントです。
ツヤっと輝く光沢感は高級なイメージを、マットであればシックなモダンなイメージ…というように印象が変わります。
壁紙や調理台といったキッチンの内装、レイアウトしている家具の素材や風合いと合わせてイメージを作り込みましょう。
レイアウトスペースに合ったサイズを選ぶ
電子レンジをレイアウトするときに重要なのが「サイズ」です。熱はもちろんのこと、機能によっては蒸気を発するため、レイアウトスペースの条件がレンジの機種それぞれで異なります。
例えば多くのレンジは「背面10cm以上、上部20cm以上、左右どちらかに30cm以上」など、4方向のレイアウトスペースの確認が必要です。また、コンセントと本体排気の位置関係、熱に弱いものがそばに無いかなども確認しておきましょう。
最近では背面・左右の壁にぴったりと付けてレイアウトできるレンジもあります。スペースに限りがある場合でもレイアウトしやすいというメリットがあり、スマートな印象でスペースを有効活用することが可能です。しかし、壁の材質によっては接触跡がついてしまったり、温度差で結露が出てしまうこともありますので、安全のため事前に確認しておきましょう。
細部のディテールもチェック
電子レンジは基本の形が決まっています。同じようなレンジでも印象がガラリと変わって見えるポイントが、ダイヤルやボタン、アイコンなど細部のデザインです。
「出力切り替え」や「メニュー選択」などボタンが多いレンジ、調理時間の目安がレンジ本体に書かれているものなどはどんな人でも使いやすいように表示されています。しかし、視界に入る文字の情報量が多くなると生活感が増し、インテリアのイメージから離れていってしまう原因に。レンジにインテリア性を求めるのであれば、パッと見たときに最低限に表示されているものを選びましょう。
また、文字ではなくイラストで表現されていたり、英語で表記されていたり…と、遊び心を取り入れるのもいいでしょう。
今回ご紹介するレンジでもぜひ見比べてみてください。
インテリアに映えるおしゃれな電子レンジ 10選
音でキッチンを楽しく:The Range:BALMUDA
数々の優れたデザインプロダクトを生み出しているバルミューダ。こちらのオーブンレンジも2017年にグッドデザイン賞を受賞しています。ダイヤル周辺に描かれたイラストと数字がミニマルで、家電にありがちな説明文による生活感が出てしまうことがありません。ハンドル部分が点灯するほか操作音がギターの音色など、光と音で調理時間を演出します。
商品データ
価格:¥52,800~¥62,700
仕様:最大レンジ出力800W、庫内容量18L
サイズ:W45×D41.2×H33cm(ハンドル部含む)
参考コーディネート
バルミューダのレンジはオンライン限定色を含め4色展開です。モダンでシックなキッチンにも、北欧テイストの明るいキッチンにも調和します。
冒頭でも解説した通り、家電同士の距離に余裕を持たせたり空間に余白を作ることがバルミューダならではの洗練された佇まいを引き立てるポイントです。
ミラーガラスがアクセント:SX-18D132:siroca
シリカは料理界のプロからも信頼されている家電ブランドです。暮らしに寄り添うようなシンプルデザインで、あらゆるインテリアにマッチするプロダクトを生み出しています。こちらの電子レンジもスイッチ部分がフラットなのでスッキリとした印象で、ミラーガラス扉で使用時のみ庫内が見えるというスタイリッシュな仕組み。家族みんなが使いやすく、かつデザイン性のある一台です。
商品データ
価格:¥19,800
仕様:最大レンジ出力900W、庫内容量18L
サイズ:W45.8×D35×H28.2cm
参考コーディネート
天然木のぬくもりのある風合いが全体を包んでいる空間に、ミラーガラスのシャープさがアクセントに。キッチンスペースのアクセントクロスがブラックなのもインテリアコーディネートを引き締めています。ぎゅっと色味とスペースを絞ることにより、キッチンツールが出ていてもスッキリとしているコーディネート事例です。
日常に溶け込むニュートラルデザイン:フラットオーブンレンジAT-DR22:TAGrabel by amadana
株式会社ビックカメラとの共同プロジェクトである「タグレーベル」シリーズは、その名の通りさりげなくタグが付いているのが特徴です。どんな世代の人でも使いやすいアイコンデザインと、装飾をそぎ落としたシンプルデザインであらゆる暮らしに寄り添います。扉は縦開きなので設置場所を選ばないのもおすすめポイントです。
商品データ
価格:16,800
仕様:最大レンジ出力600W、庫内容量18L
サイズ:W47×D29.5×H36cm
参考コーディネート
アイテムのすべてに愛着を感じるような、あえて見せるコーディネートをしているダイニングキッチンです。レンジに付いたタグのさりげないユニークさもこのようなキッチンでは愛らしいアイテムになるでしょう。デザインもミニマルなので周りにキッチンアイテムを置いても調和します。
暮らしを豊かにするデザインと機能性:RE-SD18A:SHARP
ローズゴールドが映え、スタイリッシュでありながら暖かみを感じるモダンデザインです。液晶画面もブラックで調理中の表示も一段とおしゃれに見えます。マットな質感も落ち着いた上質な空間にぴったりです。
また、バルメニューを調理できる機能が搭載されているので普段の食事やパーティーシーンでも活躍します。
商品データ
価格:43,780
仕様:最大レンジ出力900W、庫内容量18L
サイズ:W45.5×D42.4×H33cm
参考コーディネート
こちらのコーディネートのポイントは「質感」です。
コンクリート調のキッチンカウンターや下げられたペンダントライト、ツートーンの壁などザラつきのある素材が集まり、レンジ本体のマットブラックもリンクします。全体の質感を統一させることはインテリアの上級コーディネートです。
コーディネートのアクセントカラーに:ricopa 単機能レンジ:アイリスオーヤマ
電子レンジのなかでは珍しい、カラー展開にレッドがあることで人気のモデルです。
「ダイヤルを回して温める」というシンプルな機能は家族の誰にとっても使いやすく、ちょっとした調理に活躍します。ガラス窓やハンドル部分など全体的に丸みがあるのもポイント。愛着の湧くような可愛らしさがありキッチンコーディネートに優しい印象をプラスします。
商品データ
価格:16,280
仕様:最大レンジ出力650W、庫内容量17L
サイズ:W44×D32.5×H25.8cm
参考コーディネート
イエローベースで元気が出るようなキッチンに、ところどころレイアウトされたカラフルなアイテムが目を引きます。レンジのサイズ自体は圧迫感が少ないので思い切ってレッドを選んでレイアウトするのもおすすめです。同じ暖色なのでマッチします。
必要な機能だけ、という心地よさ:センサー付フラット電子レンジ:TWINBARD
ものづくりが盛んな街、新潟県燕三条のブランドであるツインバード。70周年を迎え「感動シンプル」というコンセプトをもとに発売されたレンジです。ミニマルなデザインだからこそマットブラックのスタイリッシュさが映え、凛とした存在感を放ちます。グッドデザイン賞を受賞しており、液晶画面が大きくて見やすくボタン操作も簡単です。
商品データ
価格:¥27,800
仕様:最大レンジ出力1000W、庫内容量18L
サイズ:W46×D35×H27.5cm
参考コーディネート
リビングとキッチンが近い場合は必然的に視界に入るので色味とアイテム数をおさえたコーディネートがおすすめです。マットな質感は光沢感があるものよりも落ち着いた印象になり、リビングのリラックスムードと調和します。
レトロスタイルが新鮮:Toffy:LADONNA
どこか懐かしいフォルムと家電では新鮮なダスティカラーが人気のシリーズです。ダイヤルとボタンの操作は使いやすく、庫内はフラットなので日頃のお手入れも簡単に行えます。ついつい触りたくなるような可愛らしさがありますが、チャイルドロック付きなので安全面もしっかりと確保。カップル・ファミリーなど、どんな家庭にも馴染む一台です。
商品データ
価格:24,200
仕様:最大レンジ出力650W、庫内容量17L
サイズ:W45.1×D37.3×H28.3cm
参考コーディネート
特にデザイン性があり、カラーが可愛らしい家電はカフェ風インテリアにぴったりです。
開放的なキッチンで、あえて「見せる」ことを意識しアイテムをディスプレイすることでカフェ風に近づけることができます。
人気シリーズの最新モデル:Bistro NE-BS6A:Panasonic
2022年11月に発売されたばかりのモデルで、自動メニューの種類の豊富さが魅力的な一台です。
液晶画面はよく使用する機能を選んで好みにカスタムしたり、液晶カラーもインテリアに合わせて切り替えることができます。レンジの多くは背面を壁から離す必要がありますが、こちらはレンジ背面をそのまま壁に付けてのレイアウトが可能です。
商品データ
価格:オープン価格
仕様:最大レンジ出力1000W、庫内容量25L
サイズ:W50×D40×H34.7cm
参考コーディネート
カウンターで出来立ての食事を楽しめるキッチンコーディネートです。普段とは違う特別感があり、まさにバーのような雰囲気に。このようなキッチンには高級感と機能性の高い家電をレイアウトし、調理とインテリアをスマートに楽しみましょう。
食が豊かになる、頼れる一台:HEALSiO AX-XA30:SHARP
調理機能が豊富なヘルシオシリーズの最新モデルで、これまでになかったシックなブラウンカラーが登場しました。サイズ感がありながらも柔らかい印象が増しインテリアに調和しやすくおすすめのカラーです。
朝・昼・夜と光によって変わる、金属の見え方にもこだわりをもって計算しデザインされています。また、無線LAN機能が搭載されているので専用アプリを使用しメニューを追加することも可能です。
商品データ
価格:オープン価格
仕様:最大レンジ出力1000W、庫内容量30L(2段調理)
サイズ:W49×D43×H42cm
参考コーディネート
同じヘルシオシリーズがレイアウトされた事例です。
ミディアムブラウンの色合いでモダンさとナチュラルさのあるキッチンには、ご紹介したブラウンカラーもマッチします。スタイリッシュなガラス製品のほかにも、写真にあるようなプレートなど木製とも相性がいいのでバスケットやカゴと合わせてコーディネートするのもおすすめです。
5色の液晶で操作性抜群:ヘルシーシェフ MRO-W10A:日立
メインの操作をカラータッチ液晶で行う使い勝手の良さと、ボタンが少ないミニマルな佇まいでグッドデザイン賞を受賞しているヘルシーシェフシリーズの最新モデルです。
ハンドル部分のゴールドがあたたかみのあるアクセントとなりあらゆるキッチンインテリアとマッチします。30Lと比較的大きなサイズですが、背面・左右の壁にぴったりと付けて設置することができるのでレイアウトの自由度があるのもメリットです。
商品データ
価格:118,800
仕様:最大レンジ出力1000W、庫内容量30L
サイズ:W49.7×D44.2×H37.5cm
参考コーディネート
キッチンボード・キッチンカウンターを同じシリーズで揃えれば、オリジナリティのあるキッチンコーディネートに。レンジの設置スペースの制限が少ないので、写真のようなコンパクトなキッチンボードにもレイアウトすることが可能です。