古米の炊き方!パサパサになった古いお米でもおいしくする方法

お米をまとめ買いしたけれど、使わないまま、気づいたら数か月経っていた…。まだおいしい?もうおいしくない?そもそも食べても大丈夫?とお悩みの方へ。ここでは、古くなったお米をおいしく食べきるための方法をご紹介します。

お米の鮮度は、お米に含まれる水分量に比例する

長期間保存していたお米は、虫やカビが発生していなければ食べても大丈夫。だけど気になるのが、お米の鮮度。実は、お米の鮮度は「新米か古米か」よりも、お米の乾燥度合いに大きく左右されるのです。お米に含まれる水分は、精米した直後から徐々に失われていき、乾燥が進むほどパサつきが増えて味も落ちていきます。

古米をおいしく炊く3つの方法と、おいしく食べる方法

乾燥したお米は、普段の炊き方で炊くと芯が硬くなったり、パサつきや臭みが出ることがあります。ですが、あきらめることはありません。乾燥したお米でもおいしく炊けて、おいしくいただける、いくつかの方法があるんです。

コツ1:加水量を増やし、軟らかく炊く

乾燥して硬くなったお米は、通常より水をやや多めにして炊くと、お米の中まで水分が浸透し、食感が軟らかくなります。

コツ2:調味料を入れて炊き、風味をよくする

ぬかのような臭みを抑えたいときは、炊く前に一切れの昆布や料理酒、みりん、酢などの少量の調味料を加えてみると、風味や旨みが嫌な臭いをカバーしてくれます。また、はちみつを垂らしてよくかき混ぜて炊くと、風味がよくなり、艶もプラスされます。なお、みりん等の甘み成分を含む調味料の場合には、釜底のごはんに焦げ色がつきやすくなりますので、ご注意ください。

コツ3:日本酒やみりんなどを入れて、食感や艶をアップ

炊く時に日本酒やみりんを、米1合につき大さじ1程度を追加すると、ふっくら炊き上がります。パサつきの軽減には、小さく刻んだお餅を少量加えて炊いてみるのもおすすめです。溶けたお餅がごはん全体に絡まってモチモチとした食感になり、餅米のような感覚でおいしくいただけます。また、オリーブオイルやサラダ油、マヨネーズなどを少し加えると艶のあるごはんに変身します。

パサつきを有効活用して、おいしいチャーハンやピラフに!

お米のパサつきを逆手にとって、チャーハンやピラフに積極的に活用すれば、炊き方を工夫しなくてもおいしくいただけます。ほかにも、酢飯やオムライス、カレーライス、リゾット、雑炊、ドリア、パエリアなど、お米の乾燥がメリットになるメニューはたくさんあります。

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