
●2人目不妊と家庭の経済状況
2人目不妊を諦めてしまう人の多くは、経済的な理由によるものなのだそう。第一子が生まれると、マイホームや車をファミリー用に買い替える人がいますよね。それらのローンの返済に追われ、さらに保育料やおむつ・ミルクなど、子どもにかかる費用を考えると、想像以上に高額になります。加えて、2人目不妊改善のための診察や治療まで重なると、経済的に厳しいという家庭は珍しくないのだとか。
またそんな状況のなか、2人目が生まれた時のさらなる経済的負担を考えて、諦めてしまうこともあるそうです。
●2人目不妊はストレスだらけ?
ストレスは不妊症に悪影響を及ぼすと言われています。しかし皮肉なことに、2人目不妊を改善しようとすればするほど、ストレスを感じてしまうことも多いのだそう。
子育てや仕事に追われ、心身ともに疲れているところに、先ほども述べたお金の心配と不妊症の不安。苦しい状況に耐えられず、心が折れてしまうケースが増えているようです。
●2人目不妊 国や自治体に頼るのもアリ!
不妊治療にも助成金があることをご存知でしょうか? 国としての制度もありますが、おもに自治体が独自に行っているのだそう。それぞれの自治体により条件や支給額は異なりますが、ほとんどの自治体で、不妊症改善を後押ししてくれる制度を実施しています。一度、自分が住んでいる地域で、不妊症の助成金があるかどうか調べてみてください。もしかしたら、2人目不妊が解決するきっかけになるかもしれませんよ。
たしかに、「経済的な理由」「ストレス」というのは、やむを得ないことかもしれません。しかし、諦める前にまずはできることから。自治体に問い合わせたり、ネットで調べたりするのは、そこまで手間がかかることではないはずです。
(文・明日陽樹/考務店)
※本記事の情報は執筆時または公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。