国立小ゆる受験体験記メリット編。受験を目指して良かったこと

受験校とその結果

年長の娘ちゃん、東京都内にある国立小学校3校の受験をしました。

受験校は
・筑波大学附属小学校
・お茶の水女子大学附属小学校
・東京学芸大学附属竹早小学校

結果は、考査を受験する前段階の「抽選」に3校ともハズレてしまいました。なのでやってきたことが、合格のために有効だったのかの検証もしようもない状態です(苦笑)。ただ、自分なりには(ごく個人的な気づき、といったことですが)良い体験になったと思っているのでそうした諸々をブログに書かせてください。

前編・後編の2部構成で、前編がメリット(受験を目指して良かったこと)、後編がデメリット(受験に伴って発生した負担など)です。個人の体験談ですので、(受験の情報収集というより)ひとつの子育て読みものとしてお楽しみいただければ幸いです。

受験を目指して良かったこと(学び・気づき)

小学校受験は年中の春夏ぐらいから意識し始めました。通っている幼児教室(七田式)には通常コースと受験コースがあり、受験対策を相談すると「国立のみ受験なら通常コースだけで十分!」とのこと(なんて良心的!)。

その言葉にそのまま乗っかり特別な受験対策はせず、通常の週1のレッスンを受講(ちなみに、幼稚園は子どもの自由遊びを最大限尊重してくれるのびのび系の園。大人が教え込むような勉強は潔いほどに一切無し)。これでいいのだ〜と思いつつ、早期教育系の幼稚園や受験コース、さらには塾のハシゴまでしてる子…などのまわりを見ては焦るような気持ちも少しありました。

その親たちの、ハイブランドを身に付け、子育て中というのにきれいなヘアスタイルで…という人々に、自分が勝手に気圧(けお)されていたんですね。自分は常に時間に追われ(仕事がすごく忙しい訳でもないのに(苦笑))、髪は引っ詰めてカラーはいつ行ったっけ?状態。ウチはウチ。と思いつつも、思いきれずきょろきょろしてました。

◆気づきのきっかけ
そんな中、受験セミナーでとある言葉と出合います。

「小学校受験は特別な訓練教育ではなく、幼児期の基礎的な生活の集大成」

小学校受験で有名なこぐま会の先生のことばです。子どもの幼児としての普段の生活がそのまま入試対策となる。幼児としての今を大切に生きること、それが大切。特別な訓練教育が求められている訳ではない。

書いてみるとある意味当然のことのようですが…私にとっては、「お受験」は何か特別な世界(いわゆる紺スーツ着て専用塾に通わせて)といったイメージが勝手にあったので、小学校受験で有名な塾が当たり前の生活の大事さを謳うのがとてもインパクトがあったのです。

その言葉を得た上で自分なりに考えたのは、幼児期に大切なのは子ども自身が伸び伸びとやりたいことをやること。親は黒子(くろこ)としてその環境作りやサポートをすることだ、と考えました。そこから受験対策を見直しました。「お受験対策の時間」を作るのではなくて、受験課題を自然な生活の中に組み込む。 

心掛けたのは、例えば手指の巧緻性(折り紙)であれば、「さあ、時間になったから折り紙をやりましょう」ということではなく…子ども自身が「折り紙をやりたーい」というタイミングを待つ。いざきたらそこでスッと折り紙を出せるようにすること。「待つことが親の商売」と心得る。

そんなある日、娘ちゃんが友達とケンカをして、仲直りのためにちょっと凝った折り紙を折ってプレゼントしたい、とのこと(キタキター!)。

だいすきなすみっコぐらしで何か作りたい…YouTubeで検索して、
・プッシュアップボックス
・折り紙とビーズを組み合わせたキーホルダー
を自分1人で作りあげました。

子どものタイミングに合わせるのは、親からするとてもめんどくさい。「子どもには優しく接するべきだから」などの理由では、私は疲れている時に「折り紙」「YouTube」(とか親の側でワンステップ準備が必要なこと)を言われても優しく対応できたか分からないです。

子どもには自由に伸び伸びとやってほしいけれど、幼児の場合自由に伸び伸びをやるには、親が使うものの下準備をして危険排除してネットならアクセス制限つけて片付けして自分がやろうと思ってたこと後回しにして時間の使い方立て直して…ってめんどいわ!!ってなるようなことが必要ですよね。

分かっていてもできない(私には)。というかむしろ、疲れてるなら「もういいよ、明日でいいでしょ?」と言ってしまったと思います。でも、めんどくさいと思うことも、受験的な親の下心から(笑)、つきあってあげる。ずぼらママ的には、下心あって(笑)、子どもの自由なやる気になんとか付き合ってあげられました。

受験専用のお教室に通う、とかでなく家で例えばYouTube先生に教えてもらうことについても。ここでお教室に通わせていたら、子ども自身のタイミングで無く、教室主導・教室側の都合で課題が進み、それに子どもがついていく形になる。家庭学習なら、子どもがまず先に立ち、それに合わせて教えてあげることができる。

できあがったプッシュアップボックスは、大人の自分が見ても欲しいなと思うようなすてきな作品で、娘ちゃんの「すてきなものを作って、友達にあげたい」という気持ちにあふれていて、それを見ていると、「名声やイメージより、実際子ども自身が成長しているのか」が大切なんだという実感が湧いてきました。

イメージに気圧されていた受験の世界。しかし、実際足を踏み入れてみることで子どもの成長により丁寧に寄り添ってあげることができました(動機は下心からですが…(笑))

「名より、実が大事」

数年後には中学受験の検討の時期となりますが、一般的にはそういうものだから、などにとらわれず、実際何が子どもを成長させるのか?にフォーカスして伴走したいなと考えています(気が早い?)。

雰囲気やイメージに飲まれないで!名より実が大事

<ぎゅってブロガー/ずぼらママ>

■内容
1.料理(ズボラでもそれっぽい盛りつけ/時短でも栄養バランスギリOKな料理)
2.子育て(自己肯定感/塾代節約をもくろむ家庭学習/英語)
3.この場を借りてダイエット
■仕事:ゆる在宅。仕事を広げたいと四苦八苦しています。

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