いろいろ試した片付けのプロは知っている「ストレスなしの収納づくり」3つのコツ

整理収納コンサルタントの須藤昌子です。人は、面倒くさがりだそうです。だから、ちょっとでも「面倒」と感じるハードルがあると、取り出したけれど、元の場所に戻らないという状態になり、結果、散らかりにつながることに。つまり、散らからず、探し物が無い状態にするには「面倒」と感じない環境を作る事。そんなカギとなる収納についてご紹介します。

①手間が少ない事

扉を開けて、中の引き出しを引いて、モノを取り出す。

重ね収納しているモノの一番下のモノを取り出すために、上にある2つのボックスを下ろす。

実はこれだけで、欲しいモノを手にするまでに、いくつものハードルを越えて、モノを取り出しているのです。

やりたいことをするために必要なモノを取り出すときには、「やりたいことを実行したい!」というエネルギーがあるので、面倒と感じながらも、モノを取り出すことは出来ます。しかし、やりたいことを済ませた後は「やりたいことは終わった」状態になり、エネルギーも無くなっていますから、面倒な収納にモノを戻すのは、一層高いハードルとなってしまいます。

そうなると、散らかりにもつながりますから、高いハードルの無い状態「さっと取り出して、使ったら、ぱっと戻せる収納」にしておけば、モノを使う、戻すが楽な収納になります。

②スムーズである事

引き出しを引いたら、何かが引っかかる。引っかかるから、手で押さえながら、引き出しを引く。

引き出しを開けようとするたびに、扉の蝶番に引き出しが引っかかって、引き出せない。

収納の前にモノが置いてあって、モノを移動してからでないとモノを取り出せない。

というような、何かをしようとするときに、妨げになるようなことがあると、モノを使う事さえ、やめたくなりませんか?

モノは使うためにありますし、何かをやろうと思ったらさっと始められるように、収納には「程よいモノの量を収納すること」、「引き出しがスムーズに開くように工夫する」等、妨げになるモノがない状態にしていきましょう。

関連記事: