彼との別れを決めた私は…
そんなとき、私は同じ職場の先輩に告白されました。私は先輩に彼氏がいることを伝えましたが、彼との関係に迷いをが生じていたこともあり先輩と二股をかけてしまったのです。先輩と2、3回デートをしたあと、このままではいけないと思い彼に別れを切りだしました。号泣していた彼の姿は今でも胸に焼き付いています。私はその先輩としばらく付き合いましたが、性格が合わず結局うまくいきませんでした。
後日聞いた話ですが、別れた彼から私の自宅に電話があったそうです。彼は母に自分がふがいないせいで私が離れてしまったと話し、そして私が幸せに過ごしているかどうか尋ねてきたといいます。その電話を受けた母からは、なぜあんないい人と付き合わなかったのかと責められました。当時の私は彼とヨリを戻すことは考えられませんでしたが、今でも彼のことが心に残っています。もう二度と会うことも、彼の近況を知ることもできません。私のつまらない価値観で傷つけてしまったことを深く反省しながら、幸せであって欲しいといつも願っています。
すばらしい人間性だった彼に対し、若かった私は偏った見方しかできませんでした。今は夫との生活に幸せを感じていますが、時折あのときの彼と結婚していたらどんなに幸せだったことだろうと思うこともあります。私のわがままで彼を傷つけてしまい、どんなに後悔しても人生はやり直しができないと実感する出会いでした。
著者/加藤真理子
作画/あさうえさい
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