「隠れなきゃ…」彼氏がコンプレックス。未熟な私は優しい彼を傷つけてしまい?!

「隠れなきゃ…」彼氏がコンプレックス。未熟な私は優しい彼を傷つけてしまい?!

私は結婚して約20年経ちます。夫と喧嘩することもありますが、私にとっては申し分ない人です。しかし、結婚前に2年間ほど交際していた人のことがいまだに忘れられません。その彼とのエピソードをお話しします。



彼氏なしの私が先輩に猛プッシュされ…

私は20歳の時に某自動車メーカーの事務員として就職。会社には、部品メーカーなど他社の男性社員が訪れることが多く、いつも先輩と「○○社の人がかっこいいね」と噂話に花を咲かせます。ある日先輩が「◯◯社の◯◯さんは彼女がいないらしいよ」と教えてくれました。私は彼の性格をよく知らず、顔もタイプではなかったので最初は受け流していましたが、先輩から「すごくいい人だよ」と猛プッシュされ、5歳年上の彼と付き合うことになったのです。


最初は特別ときめくこともありませんでしたが、先輩の言う通り彼はとても優しく穏やかな性格で、だんだんと好きになっていきました。彼と長い時間一緒にいても気疲れすることがなく、いつも楽しい時間を過ごすことができました。家族思いで努力家なところも魅力だったのです。

優しい彼との結婚に気後れする理由

私にはもったいないほど素晴らしい人間性の彼でしたが、彼から結婚の話が出てくるようになると気後れしていた私。その理由は彼の身長の低さでした。彼はおそらく160cmほどで、ルックスも決してイケメンとは言い難いです。当時、20代前半で内面的にもまだまだ未熟だった私は、彼を友だちに紹介することを恥ずかしく感じていました。結婚するとなれば、多くの人たちに彼を紹介しなくてはいけません。私はただただ彼の見た目ばかりを気にしていたのです。


ある日のデート中、私が彼の車の助手席に乗っていたときにたまたま同じ職場の男性社員とすれ違うことがありました。そのとき、思わず助手席を倒し彼と付き合っていることがバレないように身を隠してしまったのです。彼が私が恥ずかしくて隠れたことに気づいており、悲しそうな表情をしてましたがなにも追求しません。とても失礼なことをしたと、今でも彼に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

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