2023年1月30日

その症状、”冷え”のせいかも？【冷え性改善】主な原因と対策方法を現役薬剤師が解説

普段の生活の中で、なかなか体が温まりにくいというお悩みはありませんか？冷えは、体調を崩しやすい、疲れやすい、朝布団から出るのが辛い、何事もやる気が出ない、など生活に様々な影響を与えます。時には精神面や免疫力を下げてしまうこともあります。

今回の記事ではそんな「冷え性」にならないためにできることや、また冷え性を少しでもラクにする対策など、「冷え性改善・対策」について現役薬剤師が解説します。

冷え性の症状

冷え性とは、季節を問わず1年中寒気を寒く感じ、手足が冷たい、下痢をしやすい、体温が低いなどの症状をいいます。

冷え性には様々な症状があるので、症状別に解説します。

体は温まっているのに手足が温まりにくい、血が通っていない感じがする、しもやけになりやすいなどがあります。

温かい環境下にいても寒気が続く、汗をかきにくい、女性では排卵日後も体温が上がりにくい、などの症状があります。

体が温まりにくいことで膀胱が刺激され、尿意を感じやすくなります。

腹部が温まらず冷えていることで消化不良になり、排便が緩くなります。

体温が上がらないと目覚めが悪く、朝が弱くなりやすいです。

冷え症には様々な原因が考えられます。原因別に詳しく解説します。

食事は体を作っていくうえでとても大きな要素です。脂っこいもの、甘いものを摂りすぎると、血液の循環が悪くなり体が冷えやすくなります。

運動不足は体の血流を悪くします。また筋力が減ることで血液の循環が悪くなるので、筋肉量が減ると体が温まりにくくなります。

睡眠時間が減ると、自律神経が乱れやすくなります。自律神経は体温調節に関係しているため、睡眠不足は体を温めにくくします。

喫煙により血液の循環が悪くなります。血液の循環が滞ることで、温かい体液のめぐりが悪くなり、冷え性につながります。

貧血は血液量が少ない状態のため、血液の循環が悪くなります。また体のエネルギーを作る働きが弱くなり、体を温めにくくします。