カラフル地蔵に見守られて。暮らしが豊かになる御食国・若狭おばま散歩/福井県・小浜市

カラフル地蔵に見守られて。暮らしが豊かになる御食国・若狭おばま散歩/福井県・小浜市

編集部に届いた1通の手紙から、ローカルに暮らすあの人が教えてくれた、その町のいいもの・いいことを編集部が訪ねてみる話。今回はデザイン事務所UMIHICOの堀越さんから届いた手紙を頼りに、福井県・小浜市へ。編集部スズキが町を訪ね、お返事をしたためました。ローカルが足?く通うスポットもご紹介。

福井県・小浜市「ユーモアにあふれる豊かな町」

本州の日本海側で、最もくびれた部分にある人口約3万人のまち。古くから天皇に食材を献上してきた「御食国(みけつくに)」であり、海産物などの豊富な食材に恵まれています。海と都をつなぐ「鯖街道」沿いには神社仏閣が点在し、雲城水・津島名水が湧き出る…。暮らしの近くに穏やかな豊かさを感じる素晴らしいまちです。ぜひ、歩いてみませんか?(デザイン事務所UMIHICO 堀越さんより)

拝啓、堀越さんへ

寒中お見舞い申し上げます。御食国・小浜のお正月、いかがお過ごしでしたか? 海の宝石箱みたいなおせち料理が目に浮かびます。 

堀越さんからお手紙を頂戴し、初めましての福井県です。眼鏡・恐竜・東尋坊。そんな印象を抱きつつ、いざ乗り込んだのは京都行きの新幹線。(金沢行きじゃない…!)北陸から離れるように南西へ向かい、舞鶴のお隣、小浜着。ほんのり関西弁が混じる小浜の方々の言葉に、なんだか京の都が感じられるようです。

小浜の町にひそむユーモアを探す前に、まずは、生まれ変わった築200年超えの県指定有形文化財「GOSHOEN」でひと息。お殿様をもてなすために建てられたというだけあって、柱に床板、釘隠しと、細部の意匠に感服です。あまりの居心地よさに、一生居てしまいそうでしたので、海沿いの西津地区に繰り出す。そこで目が合ったのは、アバンギャルドでハッピーなメイクに、アルカイックスマイルを浮かべるお地蔵さん! な、なんだこの愛らしさは…。夏の地蔵盆の際に、ぜひ地蔵ラリーをしましょう。

余談ですが、わたしは津島名水派でした。  敬具

編集部が現地で訪ねた、小浜市のいいところ

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