オーブンレンジの使い方!基本的な3つの機能とおすすめ料理を解説

電子レンジは料理をあたためたり、冷凍食品を解凍したりするのに重宝する調理家電ですが、最近では、レンジ機能にオーブン機能とグリル機能が搭載された高機能のオーブンレンジも人気です。この記事ではオーブンレンジを使いこなすための基本やおすすめの使い方、使用時の注意点などについて解説します。

オーブンレンジの3つの機能

オーブンレンジとは、レンジ機能、オーブン機能、グリル機能が搭載された調理家電です。どの機能も食材を加熱する点では共通していますが、機能ごとにできる調理方法や向いている料理が異なります。

1.レンジ機能

電子レンジは庫内にマイクロ波を発生させ、食材の水分と作用して食材を内側からあたためます。

レンジ機能は、冷めたおかずやお弁当、牛乳などの液体の「あたため」に適しています。また、冷凍した食材の解凍や野菜の下ごしらえなど、調理時間や手間を省くのにも役立ちます。

2.オーブン機能

オーブン機能はヒーターによって庫内全体をあたため、熱風によって外側からじっくりと食材を焼き上げます。

そのため、ローストチキンなど食材に厚みのある料理もムラなくこんがりと焼き上げます。また、温度調節ができるため、ケーキやクッキーなどのお菓子作りにも適しています。また発酵機能が搭載されている場合は、パン生地の発酵も可能です。

3.グリル機能

オーブンが庫内全体をあたためるのに対し、グリルは上部もしくは上下部の熱電源から直接食材をあたためます。

直火に近い加熱が可能なため焼き目を作るのに適しており、トーストやピザ、焼き魚、ステーキなど、厚みのない食材の調理に向いています。

オーブンとグリルの違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

オーブンとグリルの違いとは?知っておきたい機能と使い方

オーブンレンジで使える容器・使えない容器

オーブンレンジは機能ごとに加熱方法が異なるため、それぞれの機能で使える容器・使えない容器があります。機能に適していない容器を誤って使用してしまうと、うまく調理できなかったり、容器が破損したりする可能性があります。場合によっては、発火や発煙するおそれがあるため、必ず取扱説明書を読み、使用前に使える容器や調理道具を確認しましょう。

レンジ機能の場合

【使える容器】
レンジ機能で使える容器は耐熱ガラス・陶器・磁器です。高温になる料理には、急熱・急冷に強いガラス製の耐熱皿を使いましょう。

注意点

陶器や磁器の容器でも、金属模様や色絵の付いたものは破損するおそれがあるので使用しないようにしましょう。

また、耐熱140℃以上のプラスチックやシリコン容器、ラップも使えますが、油分や糖分の多い食品で使うと高温になるため避けましょう。同様のふたも「電子レンジ対応」のもの以外は、使用しないでください。

【使えない容器】
レンジ機能で避けるべきは、金属・耐熱140℃未満のプラスチック・ポリエチレン・メラミン・フェノール・ユリア樹脂の容器・漆器・耐熱性のないガラス容器です。また、アルミホイルや金ぐしなどの調理道具や紙製・木製の容器および調理道具もレンジ機能では使えません。

オーブン機能の場合

【使える容器】
オーブン機能でも耐熱ガラス・陶器・磁器は使えます。

注意点

金属模様や色絵の付いた器は使わず、高温になる料理では急熱・急冷に強いガラス製耐熱容器を使ってください。また、オーブン機能では金属容器やアルミホイル、金ぐしなどの調理道具が使えます。

【使えない容器】
オーブン機能で使えないのは、漆器やオーブン・グリル用以外のプラスチックやラップ・耐熱性のないガラス・紙製・木製の容器です。

グリル機能の場合

グリル機能で使える容器、使えない容器は、基本的にはオーブン機能と同じです。

【使える容器】
耐熱ガラス・陶器・磁器は使えます。

注意点

金属模様や色絵の付いた器は使わず、高温になる料理では急熱・急冷に強いガラス製耐熱容器を使ってください。金属容器やアルミホイル、金ぐしなどの調理道具は、上部に熱源のある「グリル上面焼き(片面)タイプ」のみで使えます。

【使えない容器】
漆器やオーブン・グリル用以外のプラスチックやラップ・耐熱性のないガラス・紙製・木製の容器です。
機能ごとの「使える容器・使えない容器」は、以下のページをご参照ください。

【レンジ】使える容器/使えない容器

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