あなたは知っていましたか?ブルーベリーってこんなにすごい!
国産のブルーベリーは今がまさに旬、つまり栄養価の一番高い状態なんです。あなたはブルーベリーと聞いて何を連想しますか?大抵の人は目に良さそう、と答えるのではないでしょうか。
五訂日本食品標準成分表によると、ブルーベリー100gあたりの熱量は49kcal、タンパク質0.5g、脂質0.1g、炭水化物12.9g(うち食物繊維3.3g)。
まず注目すべきは、食物繊維の多さです。これはしめじと同等、ほうれん草やキウイフルーツよりも多いとされています。食物繊維は、言わずと知れた便秘改善に欠かせない栄養素ですね。便秘で老廃物が長く排泄されないと、体はその有害物質を肌から排出しようとするため、肌荒れや吹き出物となって現れることが。また便秘そのものの不快感からくるストレスもさることながら、腸で作られる幸せホルモン、セロトニンの合成が阻害されることで自律神経の乱れや気力の低下につながり、慢性的な便秘や下痢を引き起こすこともあると言われています。
他に抗酸化作用、抗発癌作用及び免疫賦活作用が知られているビタミンA、肌の新陳代謝に関与するビタミンE、体内で吸収したエネルギーを効率よく活用・炎症を和らげるのに欠かせないビタミンB群(B1、B2、ナイアシン、B6、葉酸、パントテン酸)、コラーゲンの生成と保持作用を有するビタミンC、むくみの原因となる過剰なナトリウムの排泄を促すカリウム、骨の形成やイライラ緩和に寄与するカルシウム、カリウムやカルシウムのバランスをとりエネルギーを蓄積・消費するときに必須の成分マグネシウム、といった身体が喜ぶビタミンやミネラルが含まれています。そしてもちろん抗酸化物質ポリフェノールの一種、アントシアニンも。このことからブルーベリーは目だけでなく美肌にも良いフルーツだと言えるでしょう。
ブルーベリーの栄養を余さず摂りたい!かんたんレシピをご紹介
魅力がいっぱいのブルーベリーですが、難点はそれほど日持ちがしないこと。入手したら冷蔵庫で保管して、一週間を目処に食べきりましょう。生で食べきれなければ、洗ってからよく水気を拭き取り、フリーザーバッグに入れて冷凍庫へ。ビタミンやミネラルは一度にたくさん食べても吸収されないものもあるため、少しずつ食べるのがおすすめです。
凍らせたブルーベリーと豆乳をミキサーで回せば、無糖のブルーベリーシェイクの出来上がり。暑い日のおやつにいいですね。
冷凍または生のブルーベリーとレモン汁を煮詰めれば、簡単ジャムやブルーベリーソースになります。日持ちさせたい場合は砂糖(甜菜糖がおすすめです)を加えてください。
ちなみにブルーベリーの木は低木で、白いきれいな花を咲かせます。秋には紅葉も楽しめます。お庭に数本植えて、栽培してみるのもいいかもしれませんね。
出典:文部科学省公式サイト『五訂増補日本食品標準成分表』
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/toushin/05031802/001/001.htm
厚生労働省公式サイト『e-ヘルスネット』
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/keywords/antioxidant