カンボジア、ラオス、ベトナムで教育・福祉支援を行っているエファジャパンは3月1日(水)、オンラインにてラオスにおける「本の飢餓」と支援の取り組みをテーマにイベントを開催する。
活動内容
困難な状況におかれるアジアの子どもたち、特に女の子や障害児が安心安全に過ごせる居場所と、自分たちの力で未来を拓くために必要な教育の機会を届ける活動を行っているというエファジャパン。
その代表的な活動が、子どもたちに「本」を届ける活動だ。
ラオスの障害児を取り巻く課題
2017年ラオス社会指標調査によると、活動地の1つであるラオスでは、2~4歳までの子どもの2%に障害があるという。
子どもが障害者となる主な原因は、母親の妊娠時・出産時の課題、怪我や病気、不発弾の被害によるものだそうで、ラオスは「世界一不発弾が残る国」ともいわれている。
ラオスの障害がある子どもは、障害のない子どもよりも虐待、暴力、搾取のリスクが高いといわれており、学校でも教員が障害児への教え方がわからない、適した教材がないなどの課題から、質の高い教育を受けることが困難だそう。
障害があっても自分たちには権利があること、健康を害した時の対処方法、生活を守るための法律などを知らない状況だという。
以上のようにラオスでは施設(場所)、教材(物)、人材(人)の課題が原因で、障害児がよりよく生きるための情報へのアクセスが制限されている。
同団体は彼らに情報を届けるべく、障害児が多く学ぶ小学校で「思考とスキル向上のための読書推進プロジェクト」を展開。
今回のイベントでは、こうしたラオスの現状と支援活動について、ラオス駐在経験もあるスタッフより報告する。
配信: STRAIGHT PRESS