アロエに含まれる成分・下処理方法
日本では「アロエベラ」と「キダチアロエ」の2種類が主に出回っています。キダチアロエは観賞用として販売されていることが多く、苦味が強いため、あまり食用には向いていません。「食材」として購入する場合は、比較的苦味が少ないアロエベラを購入すると良いでしょう。
〜アロエに含まれる成分〜
アロエには下記のような成分が含まれています。
<アロイン>
大腸を刺激し、便秘改善を促す苦味成分で、外皮部分に多く含まれています。
<アロエシン>
メラニン色素の元となるチロシナーゼの動きを制限し、シミやそばかすを防ぐ効果が期待できます。
<アロエエモジン>
果肉部分に含まれる苦味成分で胃腸の働きをサポートします。
<ミネラル>
むくみの改善に役立つ「カリウム」をはじめ、丈夫な歯や骨の形成に欠かせないカルシウムが含まれています。
〜アロエの下処理方法〜
アロエの果肉は棘がついた皮で覆われているため、まずは下処理を行う必要があります。下処理さえ行えばそのまま食べることができるのでアロエをお店で購入したらまずは下処理を完了させましょう。
1. アロエの葉を5cmほどの長さにカットし、先端についている棘がついている部分は包丁で取り除きましょう。
2. 包丁の刃を沿わせながら皮を剥きます。
3. 鍋に水を入れ、火にかけて沸騰したら2のアロエを投入して1〜2分ほど軽く下茹でします。
4. アロエをざるに上げ、氷水で冷やしたら下処理は完了です。
アロエの美味しい食べ方は?
アロエは癖が少ないため、他の食材や調味料に組み合わせやすいという特徴があります。
〜アロエの美味しい食べ方は?〜
<刺身>
アロエのコリコリとした独特な食感を楽しむには少し意外かもしれませんが、お醤油をつけてお刺身として食べるのがおすすめです。もし時間がある場合は醤油ダレ(醤油・砂糖・みりん・酒を適量混ぜ合わせたもの)に漬け込み、ご飯の上にのせて「漬け丼」としてアレンジしても良いでしょう。
<はちみつ漬け>
アロエをはちみつに漬けておけばヨーグルトやアイスの上にかけてスイーツ感覚で食べることできます。作り方はとても簡単で密閉容器にアロエと同量のはちみつを注ぎ入れ、一日冷蔵庫で寝かせれば完成です。3週間ほどを目安に食べ切るようにしましょう。
いかがでしたか?アロエは肌や身体に嬉しい効果が期待できる食材ですが、食べ過ぎてしまうと腹痛を引き起こす可能性があるんだとか。特に初めて食べる場合は少量からスタートし、体調と相談しながら適量を見つけるようにしましょう。