【大阪 北加賀屋】昭和38年創業の寿楽温泉を南港病院がリニューアルオープン!2月26日営業再開

三宝会 南港病院は、大阪市住之江区北加賀屋1丁目にある「寿楽温泉」を引き継ぎ、2月26日(日)にリニューアルオープンする。

寿楽温泉を南港病院がリニューアルオープン

寿楽温泉は、昭和38年に開業した銭湯だ。開業当時の北加賀屋は造船の町として栄え、そこで働く労働者の体を癒したのが同銭湯だった。

その後、昭和、平成、令和と時代は変わり、同銭湯の周りの環境も大きく変わった。開業当時から58年にわたって経営してきた夫妻は、体力的に銭湯を続けていくのが困難になり、令和3年8月末に惜しまれながら閉業することになった。

しかし、縁があって南港病院が引き継ぐことが決定する。南港病院は、昭和46年に外科の病院として北加賀屋に開院した。同院理事長の三木康彰氏は、北加賀屋という場所で一緒に歩んできた銭湯が地域から消えつつあることに寂しさを感じていたそうだ。そんななか、解体されようとしている同銭湯の前を通りかかり、ご主人にその場で名刺を渡し、引き継ぐことが決まったのだという。

生まれ変わった寿楽温泉

寿楽温泉はこのたび、古民家のような古き良き銭湯の風情を残しつつ、新しく生まれ変わる。

新たに軟水システムを導入したほか、番台をリメイクしてバーカウンターのようなフロント方式を採用した。フリーWi-Fiも完備している。

2階には広い和室もあり、生ビールや牛乳、アイスを手に、庭を見ながらゆっくりと過ごせる。

日々の生活で会話が少なくても、ここへ来れば誰かと話せる。子供からお年寄りまで、いろいろな世代が混ざり合い、やすらぎとにぎわいのある銭湯を目指すという。

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