ここ数年、ヘルシーでダイエットと健康に良いとオートミールが流行っていますよね。スーパーのシリアルコーナーでもよく見かけますが、実際どのように食べたらよいのか分からない、またはいつも同じで結局飽きてやめてしまったという人もいるでしょう。こちらの記事ではオートミールの基本情報と、飽きずに食べられるおすすめのオートミールレシピ、さらに赤ちゃんも喜ぶ離乳食のレシピもご紹介します♪
オートミールってそもそもどんな食品なの?
アメリカをはじめ、欧米圏ではメジャーなオートミールですが、日本で普及し始めたのはここ数年の間のこと。もちろんそれ以前も販売はしていましたが、「えっ、これどうやって食べるの?」というか人が殆どだったようです。オートミールとは大麦を脱穀して食べやすく加工したものです。お米が主食の日本人にはどうしても馴染みがなかったオートミールですが、近年のグルテンフリーなど食生活を見直す人が増えたことがきっかけで取り入れる人が多くなりました。
オートミールの栄養素
オートミールには日本人の主食である米に不足した栄養素が豊富です。例えばカルシウムや鉄分アドのミネラル、抗酸化作用のあるビタミンE、食物繊維は白米の約20倍とも言われます。
オートミールはグルテンフリー?
結論から言うと、オートミールはグルテンフリー食材です。では、「グルテン」とは何かご存知でしょうか?よく聞く言葉だからこそ曖昧に捉えている人が多いワードです。そこで、まずはこのグルテンについて説明します。
①グルテンとは「もちもち」のこと?
グルテンとは、小麦に水を加えてこねることで小麦に含まれる「グルテニン」と「グリアジン」というタンパク質が絡み合うことで生成される成分のことで、パンや麺のもちもちとした食感はこのグルテンによるものです。
②グルテン「フリー」とは?
グルテンフリーとは本来はセリアック病というグルテンを摂取すると小腸の細胞が破壊されてしまう病気の治療法として用いられたものです。これが有名人(モデルやスポーツ選手など)によって健康法や美容目的で用いられるようになり、一般に普及しました。実際にグルテンを摂取しない食事にすることで疲労感や便秘、下痢の改善に繋がります。さらに小麦に比べて米や玄米は腹持ちが良いのでダイエットに向いていると言われます。
③オートミールもグルテンフリー!
オートミールの原材料はオーツ麦というイネ科カラスムギという植物です。オーツ麦からはグルテンは生成されないと言われています。そのため、調理の過程で水を加えて混ぜたりこねたりしても安心なんです。
※市販の「オートミール」と記載されている商品の中には食べやすくするために「シリアル食品」とミックスされている商品もあります。小麦アレルギーなど配慮すべき点がある人はパッケージの記載に十分注意して購入するようにしましょう!
オートミールはどこで買える?
数年前までは輸入食品雑貨店やネットで購入するパターンが多かったのですが、最近ではスーパーのシリアル売り場でいろんな種類のオートミールを見かけます。また、楽天やAmazonなどのオンラインショップでは海外のオートミールを購入することもでき、日本のスーパーでは見かけない味に挑戦することもできます♪
楽天よりアフィ導入
オートミールにも種類があります!
ざっくりとですがオートミールの概要についてお話ししましたが、ここではオートミールをご紹介します。「オートミールって種類があるの?」と意外に思われるでしょう。オートミールの種類によって食べ方が変わってきますので、しっかり押さえておきましょう!
オートミールの元、オートグローツって?
オートミールの種類をお話しする前に、「オートグローツ」について簡単に説明します。オートグローツとはオートモールの元となる、オーツ麦の殻を取り除いたものです。これはこのまま調理して食べることができず、水に浸してさらに加熱調理する必要があります。このオーツグローツを調理しやすく、食べやすく加工したものをオートミールと言います。
スティールカットオーツ
オートグローツを2、3つにカットして表面積を広くすることで熱が通りやすくしたものを「スティールカットオーツ」と言います。加熱調理をして食べる必要があり、プチプチとした食感が特徴です。
ロールドオーツ
オートグローツを蒸して平たく伸ばして乾燥させたものです。事前に蒸しているのでスティールカットオーツに比べて加熱調理時間が短く済みます。粒感があり、モチモチとした食感が特徴です。
クイックオーツ
ロールドオーツを細かくカットしたもので、加熱時間が短く、粒感が残りつつトロリとした食感になります。一般的に売られているオートミールはクイックオーツが多く、リゾット・お粥として食べられることが多いです。
インスタントオーツ
ロールドオーツを調理後に乾燥させたものです。加熱調理以外にも牛乳や豆乳、ヨーグルトをかけて食べることもできます。味付きで販売されているものもあり、忙しい朝にシリアルのように手軽に食べることができます。
オーツブラン
オーツグローツの外皮を粉末にしたもので、そのまま食べるのではなくパンケーキやクッキーなど料理の材料として取り入れます。オートミールよりも食物繊維やミネラルが豊富で、栄養をプラスするために少量をオムレツやカレーなどに混ぜ込んでも◎
配信: くらしマグネット