「こんなはずじゃ…」リッチマンと授かり婚→しかし、彼の真の姿は!?

「こんなはずじゃ…」リッチマンと授かり婚→しかし、彼の真の姿は!?

私は21歳の時に9歳年上の男性と結婚。交際時は、デート費用はすべて夫が出してくれていました。車も持っていたし、記念日には高級ブランドのプレゼントもあり、やっぱり年上男性はリッチでいいなと当時の私はのんきに考えていました。ところが、結婚すると驚きの事実が判明したのです。


羽振のいい彼。結婚してわかった事実は…

私たちの結婚はいわゆる授かり婚でした。私はひとり親家庭で育ち、幼少期は貧乏暮らし。早く結婚してお金に困らない生活がしたいとずっと考えていました。そのため、授かり婚は私にとって願ってもないチャンスだったのです。


憧れの結婚式が挙げられると思い、彼に相談すると夫からは「お金ないよ」とまさかの一言が返ってきました。そのとき一瞬、なにが起きたのかわからないくらい頭が真っ白になった私。リッチだと思っていた夫は、実はとても安月給で貯金もまともになかったのです。


交際中にデート代を気前よく払っていたのは、キャッシングや親からの援助のおかげでした。夢の結婚式どころか、おなかにいる赤ちゃんの出産費用さえ怪しい状況です。当時、私はアルバイトで収入を得ていましたが、妊娠がわかり退職したところでした。お先真っ暗とはまさにこのこと……。


このような状況でなぜ安易に結婚を決めたのか、夫を問い詰めると「お前がしたいといったから」と究極の無責任な答えが戻ってきたのです。

出産まで前途多難!母は強しで乗り切った

金銭的余裕がまったくない夫との結婚生活は不安だらけ。しかし、おなかの中では着実に新しい命が育っているので、弱音を吐いている場合ではありません。母は強しとは、このこと。


夫の真の姿を知り、数日間は落ち込みましたが気持ちを切り替え妊婦でもできる仕事を探し始めました。在宅でできる内職や、単発の試食の仕事などとにかく頑張りました。


若くて体力があったからか、元気に臨月まで働くことができた私を横目に、夫は危機感も持たずに相変わらず安月給の職場で働き、お小遣いは月末に使い果たすというような生活を送ったのです。


このころには、夫への愛情もだいぶ薄れ、逆に憎しみさえも感じていた私。それでも離婚を選択しなかったのは、産まれてくるわが子に自分のような寂しい思いをさせたくないという一心からでした。

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