ザファームに所属する「ヤサイちゃん」が、3月23日(木)にデビュー記者会見を千葉県庁で行った。

農業界・野菜界のスターを目指す

一般的になじみの少ない農業や食卓の脇役的な存在の野菜について、子どもたちや若い世代を含めてより多くの人に知ってもらう為には分かりやすさと楽しさ、そして発信力と影響力が必要だという。

同社の新事業となるヤサイちゃんプロジェクトでは、“農を楽しく、野菜に親しく”を表現し、全国の多くの世代に届ける、ヤサイちゃんを通じて農業界に貢献することをミッションとしている。農業や野菜をエンターテイメントとして発信し、将来的には魚といえばさかなクン、野菜といえばヤサイちゃんという共通認識が生まれるくらいまでのスターになることを目指すとしている。

千葉県出身の「ヤサイちゃん」

1997年生まれ、千葉県出身のヤサイちゃんは、食べるのが好きで美味しい野菜を自ら作ってみたいという想いで東京農大に進学。専門知識を学ぶ傍ら多くの農家で実習を重ね、日本の農業の問題点である高齢化や後継者不足を肌で感じた経験を持つ。

そして、その解決するには自分が農家として働かなければという想いで、卒業後は一番好きな石川県のレンコンを育てるため、移住し農業法人に就職。約4年間石川県の農業法人で働き農作業に没頭するとともに、多くの人に農業を広めたいという気持ちで地域の若手農家グループでマルシェやイベントを開催したが、少数の農家が頑張ってもなかなか厳しい現状があったという。

そんな中、ザファーム主催のヤサイちゃんオーディションを発見し、農業の良さや自身が経験した農業の現状を若い世代に伝えたいという想いで応募。全国83人の中からグランプリを獲得し、今年3月より農園リゾート「THE FARM(ザ ファーム)」でヤサイちゃんとして活動を開始した。

今後は、直接の触れ合いとして収獲体験や保育園での食育、SNSなどでの発信、そして農家と消費者の距離を身近にするための農家訪問等を行う予定だ。

配信： STRAIGHT PRESS