離乳食のスタートは10倍粥です。それをスタートに少しずつパンや麺など主食のレパートリーが増えていきます。ですが お粥は思った以上に手間がかかります。また、食べる赤ちゃんだけではなく作っているお母さんたちも「もっと離乳食のレパートリー増やせないかな」と悩んでいます。そこでおすすめしたいのが今回ご紹介するオートミールです。欧米では離乳食の定番ですが、日本ではまだ注目され始めたばかりの食材です。オートミールはお粥としてはもちろん、粉砕してパンケーキにするなどいろんな料理に変身させられます。赤ちゃんの離乳食レパートリーに悩んでいる方、もっと栄養価の高い主食を摂らせたいという人はぜひチェックしてくださいね♪
離乳食におすすめのオートミールって何?
先述した通り、離乳食のスタートはお粥です。その理由は、お米はアレルギーが起きにくく、消化吸収が良いから。今回こちらの記事でご紹介するオートミールもまたお米同様、アレルギーを起こしにくい主食として欧米では離乳食・幼児食に多く取り入れられています。
小麦と同じカテゴリーで捉えられがちですが、オートミールはイネ科カラスムギ属の「オーツ麦」や「燕麦(えんばく)」と言われる種類に属しています。オーツ麦は小麦アレルギーの原因物質であるグルテンを含んでいません。そのため、お米同様に安心して赤ちゃんや幼児の主食として取り入れることができます。
※稀に製造過程や輸送過程で小麦が混入する可能性もあります。初めて離乳食に取り入れる場合はスプーン一口だけなど、少量を様子を見ながら食べさせるようにしましょう。
なぜオートミールが離乳食に向いているの?
上記でも書いたように、オートミールはお米同様にアレルギーを起こしにくい食品です。また、食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養が豊富で、少量でも満足感が得やすいと言われています。さらに、10倍粥からパンケーキなどさまざまな料理に利用できるのも、段階ごとに食べるものが変わっていく離乳食に向いている理由の1つです。
オートミールは何ヶ月から食べていいの?
離乳食を始める時期は赤ちゃんによって異なるので、確実に何ヶ月からとは言い切れません。一般的には離乳食を始めるタイミングは生後5〜6ヶ月とされています。
オートミールは食物繊維が多く、消化に時間がかかるため離乳食をスタートして数日で取り入れるよりは、赤ちゃんの胃腸が食べ物に慣れてくる離乳食開始の1、2ヶ月後から取り入れ始めるのがベターです。また、その際は細かく粉砕されたクイックオーツ、インスタントオーツと言われる種類のオートミールを加熱して食べさせるようにしましょう。
子供にオートミールを食べさせる時の注意点
オートミールのアレルギーについて上記でお話しましたが、それと同じくらい注意したいのがオートミールの粒の大きさです。赤ちゃんの気道は思っているよりも狭く、ちょっとした粒でもむせたり、詰まってしまうので注意が必要です。そのため、離乳食のステップに応じてオートミールの種類を変えていく必要があります。
離乳食のステップ
オートミールの種類、調理法
離乳初期(ごっくん期)
インスタントオーツ、クイックオーツを加熱してさらにすりつぶす。
離乳食中期(もぐもぐ期)
インスタントオーツ、クイックオーツを舌でするつぶせるくらい加熱して柔らかくする。多少粒感があっても舌ですりつぶせればOK!
離乳食後期~完了期(かみかみ期~ぱくぱく期
)
インスタントオーツ、クイックオーツを歯茎で噛めるバナナくらいまで加熱する。お粥以外にもおやきやパンケーキにアレンジしても◎
離乳食の段階別おすすめオートミールレシピ
欧米では日本のお粥と同じ感覚でオートミールが取り入れられています。離乳食でお粥を取り入れる際は上記の表のように調理方法に工夫や配慮が必要です。ここからは離乳食のステップ別おすすめのレシピをご紹介します。
配信: くらしマグネット