強い性欲を感じたらどうしたらいい?

第2回 人には聞けない、性欲の悩み
「最近、性欲が強くて困っている」。30~40代のママのなかには、こんな悩みを抱えている人も少なくないようだ。

でも、そんなとき一体どうしたらいいの? 男女の性や不倫に詳しいライター・亀山早苗さんに話を聞いた。

●夫に迫ることで、関係を見直すチャンスにも

「性欲を持て余しているママは、夫に迫れば良いのです。多くの妻が『セックスは夫から誘うもの』という固定観念に縛られています。『長年セックスレスだから』『こちらから言うのが恥ずかしい』といった気持ちは捨てて、シンプルに『したくてたまらないの』と言って夫にベタベタしてみましょう」(亀山さん 以下同)

そんな妻の様子を見て、嫌がる夫はいない。それでも夫が拒絶してくるのなら、それは重大な夫婦の危機ととらえるべきだそう。妻からのセックスに関する投げかけは、夫が自分をどのような存在と考えているのか知る機会にもなる。

横たわっている女性

●自分の性欲を自分で解消する意識をもつのが大切

では「夫とセックスをするのは気が進まない」「夫だけでは物足りない」というママはどうしたら良いのだろうか。

「一番手っ取り早いのが、セルフプレジャーグッズをそろえてしまうことです。アマゾンなど普通の通販サイトでも販売しているので、購入の敷居が低くなっていますし、価格もリーズナブルですよ」

キーポイントは「自分の性欲は、基本的に自分で解消するもの」という意識を持つこと。性欲の高まりを解消する手段を、セックス=他人に何とかしてもらうもの、と思うから余計モヤモヤしてフラストレーションが溜まる。性欲があるのは自然なので、恥ずかしさや後ろめたさを感じる必要はない。解消する時間を楽しもう。

「よく性欲をスポーツなどで解消する、などという方法が挙げられますが、効果があるかどうかは疑問ですね。私は、セックスに関する悩みは、セックスに類する行為でしか解消できないと思います。大人の女性だからこそ、自分の体や性についてよく知って、自分で解消する方法を探すことができるはず」

性欲を感じることはむしろ女性として健康の証。抵抗をもたずに、自分なりの方法で楽しんで解消していこう。
(北東由宇+ノオト)

お話をお聞きした人

亀山早苗
亀山早苗
1960年東京生まれ。 明治大学文学部演劇学専攻卒業後、 雑誌のライターとして、またノンフィクション系の本の取材に飛び回る日々。男女の性や不倫問題に詳しく、著作も多数。
1960年東京生まれ。 明治大学文学部演劇学専攻卒業後、 雑誌のライターとして、またノンフィクション系の本の取材に飛び回る日々。男女の性や不倫問題に詳しく、著作も多数。