長寿食品として大注目!「沖縄豆腐」の驚くべき効能とは

第77回 注目のビューティーフード情報をまとめてチェック!
沖縄県の名品で、長寿三大好物食品のひとつでもある「沖縄豆腐」。沖縄の人気定番料理にもよく使われ、沖縄の食文化を語る上でも欠かせない食材です。「沖縄豆腐」は本土の豆腐よりも栄養価が高いと言われていて、その効能や美味しい食べ方についてご紹介します。

「沖縄豆腐」の優れた栄養についてご紹介

〈沖縄豆腐と本土の豆腐の違い〉
沖縄豆腐は2種類あり、型に詰めて絞ったものがゴーヤチャンプルーなどでお馴染みの「島豆腐」、型に詰める前のふわふわした状態のままで売っているのが本土の人にはあまり馴染みがない「ゆし豆腐」です。

沖縄豆腐と本土の豆腐の違いは、作り方に違いがあります。沖縄豆腐は「生しぼり」と呼ばれる呉の状態からおからと豆乳を分離させて作ります。それに対し、本土の豆腐は大豆を挽いた呉を煮てから絞る製法です。

〈長寿食品ともいわれる「沖縄豆腐」の驚くべき効能とは〉
沖縄豆腐が本土の豆腐に比べ栄養価が高いと言われています。生絞り製法の沖縄の豆腐の作り方では、低温でゆっくり煮るため、熱に弱いとされている栄養素が破壊されにくいと言われています。そのためイソフラボンやたんぱく質などが本土の豆腐よりも豊富に含まれています。

〈沖縄豆腐の優れた栄養素とは〉
“沖縄と本土の豆腐の成分比較より水分が5%ほど少なく、エネルギー1.5倍、タンパク質1.4倍、脂質1.7倍であり、ナトリウム、カルシウム、リン、鉄、ビタミンB1・B2も多く栄養が濃縮されています。”(※1)
※1:沖縄県豆腐油揚商工組合HP「島豆腐ついて」より引用
  http://shimadofu.net/knowledge.html

◆豊富なミネラル
骨や歯を形成に関わるカルシウムやリン、マグネシウムをはじめ、利尿作用、高血圧の予防に関係するカリウムなどが含まれています。

◆ビタミンB群
糖質の代謝に関わりエネルギーをつくり出すので疲労回復効果が期待できるビタミンB1。脂質・糖質・タンパク質のエネルギー代謝に関わり、成長促進にも欠かせないため、発育ビタミンとも呼ばれているビタミンB2。この他、皮膚や粘膜、髪、爪などの細胞の再生や、粘膜の機能維持にも関係しています。また、皮膚や粘膜の状態をサポートしたり、脳神経を正常に働かせるのに役立つナイアシン(ビタミンB3)やビタミンB6。貧血予防や細胞再生、赤血球の生成に欠かせないビタミンである葉酸。葉酸は胎児の正常な発育のために欠かせない成分でもあります。

◆ビタミンE
強力な抗酸化作用がある別名若返りのビタミンと呼ばれているビタミンEは動脈硬化や癌予防、皮膚や血管、細胞の老化を防ぎ、免疫力を高める効果が期待できます。

長寿食品として大注目!「沖縄豆腐」の驚くべき効能とは

沖縄豆腐のおすすめの食べ方

ゆし豆腐は本土では手に入れることが難しいので、島豆腐のおすすめの食べ方をご紹介します。島豆腐は大きいスーパーなどに行くと扱っているところも近年増えてきました。

島豆腐を使った代表的な郷土料理といえば「チャンプルー」です。大豆の風味も味も普通の豆腐より濃く、形がしっかりしているので炒める際も型崩れしにくく、大豆の風味が料理の味をより引き立ててくれます。薬味をのせてそのまま食べたり、味噌汁に入れるのも手軽でおすすめです。

おすすめは何といっても揚げ出し豆腐です。島豆腐は水分も少なく形がしっかりしているので揚げ出し豆腐にぴったりです。野菜の素揚げも添えてボリュームのある一品にいかがですか?

一般的な本土の豆腐よりも栄養がギュッと濃縮され、大豆本来の旨味を堪能できる沖縄豆腐。以前よりも手に入りやすくなった島豆腐をいつもの料理に取り入れたり、ふわふわのゆし豆腐を食べたりするのもおすすめです。また、汁物やサラダ、沖縄そばとも相性抜群。黒糖やきな粉を合わせてデザートのように食べても美味しいですよ。ふわふわのやさしい口当たりはやみつきになるはず!

長寿食品として大注目!「沖縄豆腐」の驚くべき効能とは

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