「鶏肉」を使った料理が得意な筋肉料理人さんのフーディストノート公式連載。今回は、二度揚げした熱々の鶏むね肉をお手製だれに漬けて食べる名古屋風のから揚げの作り方を教えていただきます。パンチの効いた味にするコツもぜひ参考にしてくださいね。
こんにちは、筋肉料理人です。
今日ご紹介する料理は「鶏むね肉の名古屋風から揚げ」です。
鶏むね肉を加熱しても固くならないように下処理してから油で二度揚げし、揚げたての熱々をたれに漬けて味を染みこませ、黒こしょうをたっぷりふって仕上げます。
あっさりヘルシーな鶏むね肉がパンチのある甘辛味になって激ウマ！パンチのある甘辛ですが、中はあっさり系のままなので味と刺激が強過ぎない、食べやすいレシピです。
名古屋風から揚げは、普通の鶏から揚げと違って下味はとても薄め、もしくは下味をせずに油で揚げ、揚げたての熱々をたれに漬けることで味を染みこませます。ですので、まずはたれから作ります。たれはから揚げを漬けないといけないので、ある程度多めに作ります。余ったたれは煮物や炒め物の味付けに使えるので、保存しておきましょう。
「鶏むね肉の名古屋風から揚げ」レシピ
調理時間
30分
分量
4人分
材料
鶏むね肉…2枚(600g)
片栗粉…大さじ5～適宜
白いりごま、黒こしょう、旨味調味料…適宜
サラダ油（揚げ油）…適宜
キャベツ、ミニトマト、マヨネーズ…適宜
A（鶏むね肉の下味調味料）
片栗粉、日本酒…各大さじ2
しょうゆ、鶏がらスープの素…各小さじ1
おろしにんにく…小さじ1/2
黒こしょう…適宜
B（たれの材料）
しょうゆ、みりん…各大さじ5
日本酒…大さじ2
砂糖…大さじ3
おろししょうが、おろしにんにく…各小さじ1/2
一味唐辛子…2ふり
長ねぎの青い部分…あれば10cm程度
作り方
1. 鶏むね肉は皮を取り外し、2～3cm角に切ってボウルに入れ、Aをもみ込みます。
※一切れ25gくらいが目安です
※この下処理をすることで鶏むね肉に下味が入り、加熱しても固くなりにくいです
※取り外した皮はラップをして冷凍し、鶏皮ポン酢等を作るのに使いましょう
2. 小鍋にBの「たれの材料」のみりん、日本酒を入れて火にかけます。煮立ったら、軽く煮立つ火加減で1分ほど加熱し、アルコールを飛ばします。その後、砂糖、しょうゆ、おろししょうが、おろしにんにく、長ねぎ、一味唐辛子を入れて混ぜ、1分沸騰させたらたれのできあがりです。
※アルコールを飛ばすとき、コンロの火が鍋の底に当たるようにしてください。側面まで火が上がるとアルコールに引火する可能性があります。万が一火が付いたときはコンロの火を消し、フタをすると消えます
3. 下処理した鶏むね肉に薄く片栗粉をまぶします。
4. てんぷら鍋に3cmくらいの深さを目安にサラダ油を入れて火にかけ、170℃に調整します。3の鶏むね肉を入れて2分揚げたら、油切りを敷いたバットにあげて3～5分休ませます。
※油の温度調整には温度計があると便利です。100円ショップにコスパの良い製品があります
5. 揚げ鍋の横にたれを作った鍋を置きます。揚げ油の温度を180℃にし、1分ほど揚げて二度揚げにします。揚がったらすくって油を切り、たれの鍋に入れます。から揚げにたれをからめたら、バットにあげます。
6. たれをからめたから揚げに黒こしょうと旨味調味料、白いりごまをふります。
※旨味調味料を軽くふることで、ガツンと来る旨味を入れます
皿にキャベツ、マヨネーズ、ミニトマト、から揚げを盛り付けます。お好みで黒こしょうを追いがけしてもおいしいです。
「鶏むね肉の名古屋風から揚げ」の完成です！
二度揚げしてカラリと仕上げ、たれに漬けてから黒こしょう、旨味調味料をふったから揚げは、口に入れた瞬間にスパイシーな風味と旨味がさく裂し、噛むとから揚げにしみたたれの甘辛、鶏の旨味が口に広がります。
鶏むね肉なのでしつこさはなく、パンチのある風味をあっさりおいしく食べられます。鶏むね肉は普通に焼くとパサつきがちですが、から揚げにするとジューシー感が出ます。今回は下処理して下味も入れ、日本酒、片栗粉をもみ込むことでさらにジューシーに仕上がっています。
「鶏むね肉の名古屋風から揚げ」をぜひお試しください！
配信： フーディストノート
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